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Binai G15 Plus - 旧世代のCore i7を搭載し、価格を低めに抑えた15.6インチノート。かなりの薄型・軽量になっています

Binai G15 Plus
中国メーカー「Binai」の15.6インチのスタンダードノート「G15 Plus」をご紹介します。Binaiというメーカーの製品はウインタブでは過去に実機レビューをしたことがなく、Androidタブレットで何機種か紹介記事を掲載したことがある程度です。なので、BinaiのWindows PCというのは全くの未知数なのですが、サイズやスペックが非常に良く、価格の方も「中華らしい」ものになっています。

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1.スペック

Binai G15 Plus
最近の中華ノートによく見られるパターンなのですが、「旧世代のCore iプロセッサー」を搭載しています。Core i7-4650Uですから、第4世代(Haswell)で、最新の第10世代(Comet Lake)、また現状主流となっている第8世代(Whiskey Lake)との比較だと、こんな感じになります。

Core i7-4650U: 3,950
Core i7-10510U: 9,573
Core i7-8265U: 8,862
Core i3-8145U: 5,502
Core m3-8100Y: 3,709
※11月28日現在のPassmark公表値。数値が大きいほうが高性能

Passmaekの公表データを見ると、第8世代や第10世代のCore i7とは比べ物にならず、Core i3にも及ばないですね。スコアが近いのはAmber Lake YのCore m3くらいです。しかし、このスコアでもCeleronよりは数段高性能なので、現在でも十分に戦えるCPUということはできます。

RAMは8GB、ストレージは128GB/256GB/512GBのSSDから選択できます。すべてM.2 SSDなので、予算とニーズに合わせて容量を選べばいいと思います。ディスプレイは15.6インチのIPS液晶、FHD解像度なので、数値上は文句がありません。あとは発色や輝度がどんな具合なのか気になるところです。

入出力ポートはあまり充実しているほうとは言えません。15.6インチとしてはかなり少ないと思います。ただし、この製品は筐体サイズが非常に小さく、軽量になっていますので、サイズとのトレードオフということになると思います。

そのサイズですが、15.6インチノートとしては「最小クラス」と言っていいでしょう。横幅355 mmというのは、私の記憶では他に製品が思い浮かばないくらいに小さいです。また厚さも14 mmとなっていますが、「最薄部7 mm」という説明もありましたので、モバイルノートと同等以上の薄さに仕上がっています。重量も1.6 kgと、毎日持ち歩くのには少々きついかもしれませんが、モバイル利用も十分可能だと思います。

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2.筐体

Binai G15 Plus
ご覧の通り、非常にベゼルが細くなっています。この画像だと全然見えませんが、Webカメラは上部ベゼルにはなく、下部ベゼルの左側についています。いわゆる「鼻毛に注意」の位置ですね。

Binai G15 Plus
横幅が355 mmと最小サイズであるにも関わらず、キーボードはテンキー付きです。バックライトもついていて、見た目はカッコいいのですが、よく見ると少々問題点もありそうですね。まず、通常のキーボートとテンキー部分の境目が全くわかりませんし、配置も入り組んでいるので、誤入力を誘発しそうです。それともうひとつ、トラックパッドがやたらと大きいのですが、テンキーがあることを考慮しておらず、中央に配置されています(テンキー付きの場合、普通は左にオフセットされています)ので、めちゃめちゃ使いにくそうに見えます。普通にタイピングしていて「カーソルが飛びまくり」みたいなことにならなければいいのですが。

Binai G15 Plus
天板と側面の画像です。すごく中華っぽい(MacBookに激しくインスパイアされている)デザインだと思います。側面なんかを見ていると、モバイルノートっぽいというか、15.6インチと言われなければモバイルノートと確信するようなデザインだと思います。

3.価格など

Binai G15 Plusは中国の通販サイト「Banggood」で販売中で、11月28日現在の価格は429.99ドル(47,666円、128GBモデル)、449.99ドル(49,883円、256GBモデル)、479.99ドル(53,209円、512GBモデル)となっています。ストレージ容量による価格差はあまり大きいとは思いませんので、512GBモデルが一番お買い得なのかな、と感じますが、個人的には非ゲーミングノートであれば特に大きなストレージを必要としないので、256GBモデルもいいなあ、と思います。

「Core i7」という響きから期待できるような性能ではないと思いますが、あえて旧世代のCPUを使い、十分に使える性能と低めの価格を実現した、というのは評価できます。また、15.6インチとしては薄型で軽量の筐体サイズも魅力ですね。個人的にちょっと心配なのはキーボードの使い勝手です。いっそテンキーなしにすれば数段使いやすいだろうに、と感じました。それ以外は素晴らしいと思います。

4.関連リンク

Binai G15 Plus(128GB):Banggood
Binai G15 Plus(256GB):Banggood
Binai G15 Plus(512GB):Banggood

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