こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。中国のPC製品で人気ジャンルと思われるものに「TV BOX」というのがあります。日本製品だとドスパラの文庫本PC「Diginnos DG-M01IW」に近い製品特性ですし、スティックPCにも近いといえます。利用のイメージとしてはリビングのテレビの上に載せて、テレビをディスプレイにして使うような感じですが、もちろんディスプレイ、キーボード、マウスがあればPCとして使うこともできます。今回はそのTV BOXから新製品「Beelink Intel BT3 TV Box」を紹介します。中国の通販サイトで購入することができます。
なお、Beelinkという会社の製品はウインタブで取り上げるのが初めてなので、少し調べてみたところ、「Shenzhen Azw Technology」という新興の会社でした。Shenzhenですから中国の深センですね。英語のWebサイトもあり、会社概要や連絡先電話番号、担当者名などコンテンツが完備されており、しっかりした会社のようです。TV BOXやスティックPCが得意な会社、とも感じました。
Beelink公式サイト
1.スペック
OS: Windows 10
CPU: Intel Atom X5-Z8300
RAM: 2GB
ストレージ: 40GB + 20GB
ディスプレイ: なし
ネットワーク: 802.11 a/b/g/n、Bluetooth4.0
カメラ: なし
入出力: USB3.0、USB2.0 × 2、SDスロット、LAN(RJ45)、HDMI、オーディオ、電源
サイズ: 120 x 120 x 24 mm / 重量 450 g
補足します。日本メーカーの文庫本PCやスティックPCのCPUは現在でもBayTrail世代のAtom Z3735Fで、例外はありません。しかしBeelinkはCherryTrailを搭載しています。OSが32ビットか64ビットかは不明ですが、RAMも2GBだし、いっそ32ビットのほうが安定するかな、と思います。32ビットでも十分CherryTrailのグラフィック性能は活きますしね。あと、面白いのはストレージで、40GBのCドライブ(システム領域を除くと27.2GB)と20GBのDドライブを搭載しています。物理的に別のディスク(シリコン)なのかそれともパーテーションを切っているだけなのかは不明ですが、製品ページを見るとどうやら物理的に別物のように感じられます。ともあれ、この手の製品としてはストレージには余裕がありますね。
あと、TV BOXならでは、というか、有線LANが使えます。ご存知だと思いますが、中国製品には技適マークがついていないので、厳密には有線接続しないといけないんですけど、Beelinkなら安心ですねw
あと、これもTV BOXのいいところなのですが、USBポートに余裕があり、合計3つのフルサイズUSBポートが使えます。電源は専用のDCジャックを使うので、電源にポートを専有されることもありません。ただし、バッテリーを内蔵していないため、常時給電が必要になります。
2.筐体
これが各部説明になります。非常にわかりやすいですね。この製品、正方形なので逆に説明が難しくなりますけど、2つの側面にポート類が集中配置されています。
筐体を斜めから見るとこんな感じです。
これが底面。
全体的にツートンカラーとか余計な装飾をしておらず、ソリッドなブラックでメーカーロゴがアクセントで赤く入っている、というのはいいデザインだと思います。ただしTV BOXの宿命としてHDMI、USB、電源にはケーブルを接続することになるので、それがちょっと残念といえば残念です。ポート類は一つの側面に集中配置したほうがよかったんじゃ…という気もしますね。
3.価格と発売時期
Beelink Intel BT3 TV Boxは現在GEARBESTでプレセール中で、プレセール終了が1月16日なので、配送は早くともそれ以降に開始されます。2016年1月5日現在の価格は145ドル(18,294円)ですが、クーポンコード「GBBT3」を使用すると140.99ドルとなります。タブレット、2 in 1ときて、今度はTV BOXが面白いかもしれませんね!
4.関連リンク
Beelink Intel BT3 TV Box
※海外通販サイトで買いものをする場合は、商習慣が異なる場合も多いので、通販サイトの取引ルールをよく確認し、必要に応じて情報収集などをしてからにしましょう。