AYANEOのゲーミングUMPC「AYANEO FLIP KB / AYANEO FLIP DS」のクラウドファンディング(@INDIEGOGO)がスタートしました。AYANEOの「REMAKEシリーズ」(レトロなモバイル端末をオマージュした製品群)に属し、AYANEO FLIP KBは物理キーボードを搭載し、AYANEO FLIP DSはかつてのニンテンドーDSのように2画面を搭載しています。
この製品については先日紹介記事を掲載済みですが、クラウドファンディングの開始に伴い、詳細スペックと価格が判明しましたので、改めて記事にしています。製品の概要についてはこちらの記事をご参照ください。
AYANEO FLIP KB / AYANEO FLIP DS - AYANEOの「DSみたいな」ゲーミングUMPC、1月末からクラウドファンディング開始予定です
1.スペックとバリエーションモデル
スペック表
AYANEO FLIP KB/AYANEO FLIP DS | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | AMD Ryzen 7 7840U/Ryzen 7 8840U |
GPU | なし |
RAM | 16GB/32GB/64GB(LPDDR5X) |
ストレージ | 512GB/2TB SSD(M.2 2230 PCIe4.0) |
ディスプレイ | 7インチIPS(1,920 × 1,080)タッチ、120Hz DSのみ:3.5インチ(960 × 640) |
ネットワーク | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2 |
入出力ポート | USB4 Type-C(フル機能)、USB3.2 Gen2 Type-C(データのみ)、OCulink、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
バッテリー | 45Wh |
サイズ | 180 × 102 × 29.8-37.5 mm |
重量 | 650 g |
バリエーションモデル
・Ryzen 7 7840U/16GB/512GB
・Ryzen 7 8840U/16GB/512GB
・Ryzen 7 7840U/32GB/2TB
・Ryzen 7 8840U/32GB/2TB
・Ryzen 7 7840U/64GB/2TB
・Ryzen 7 8840U/64GB/2TB
コメント
OSはWindows 11 Home、CPUはゲーミングUMPCではおなじみのRyzen 7 7840Uに加え、Ryzen 7 8840Uが搭載されます。7840Uと8840UはAMDの開示データを見る限りコア数/スレッド数/クロックスピードは変わりませんが、開発コードネームがPhoenixからHawk Pointに変更されており、AI処理性能が向上しているとされます。現時点でPassmarkには8840Uのベンチマークスコアはなく、一部スコアを掲載しているサイトも見受けられましたが、当然測定サンプル数はごくわずかと思われますので、ウインタブではベンチマークスコア比較の掲載は控えます。…まあ、新しいほうがいい、というのは間違いないでしょうね。
RAMとSSDは16GB/512GB、32GB/2TB、64GB/2TBの3種類が設定されます。
AYANEO FLIP KBとDSは筐体サイズ、重量が全く同じです。物理キーボードにするか、それともサブディスプレイにするか、ということだけですね。とは言え、「使用感を大きく左右する部分」が違っていますので、どちらにするか悩んでしまうところ。
2.価格など
この記事を執筆している1月31日現在のINDIEGOGOでの価格は下記のとおりです。
AYANEO FLIP KB
・Ryzen 7 7840U/16GB/512GB:702ドル(105,300円)
・Ryzen 7 8840U/16GB/512GB:742ドル(111,300円)
・Ryzen 7 7840U/32GB/2TB:963ドル(144,450円)
・Ryzen 7 8840U/32GB/2TB:1,003ドル(150,450円)
・Ryzen 7 7840U/64GB/2TB:1,204ドル(180,600円)
・Ryzen 7 8840U/64GB/2TB:1,244ドル(186,600円)
AYANEO FLIP DS
・Ryzen 7 7840U/16GB/512GB:742ドル(111,300円)
・Ryzen 7 8840U/16GB/512GB:782ドル(117,300円)
・Ryzen 7 7840U/32GB/2TB:1,003ドル(150,450円)
・Ryzen 7 8840U/32GB/2TB:1,043ドル(156,450円)
・Ryzen 7 7840U/64GB/2TB:1,244ドル(186,600円)
・Ryzen 7 8840U/64GB/2TB:1,284ドル(192,600円)
※円価格は1ドル150円としてウインタブが計算したもの
CPU/RAM/SSDの構成が同じの場合、KBよりもDSのほうが40ドル高く、CPUを7840Uから8840Uにすると40ドル高くなる、という格好です。8840U/64GB/2TBというシステム構成で20万円を切っているというのはずいぶん安いんじゃないかと…。
昨日ご紹介したONEXPLAYER X1もそうですが、ゲーミングUMPC(Windowsゲーミングハンドヘルド)のジャンルもどんどん個性的になっているというか、私達の選択肢が増えてきたと感じられます。
3.関連リンク
AYANEO FLIP KB:AYANEO
AYANEO FLIP DS:AYANEO
AYANEO Flip:INDIEGOGO