ゲーミングUMPCを手掛けるAYANEOがニューモデル「AYANEO 2」と「AYANEO GEEK」を発表しました。正確には少し前に「発表」はされていたのですが、9月26日に詳細なスペックとAYANEO 2とGEEKの相違点、発売時期や価格についての情報が追加された、ということです。2機種とも「CPUにRyzen 7 6800Uを搭載している」という点が最大のアピールポイントで、筐体の仕様も従来モデル(AYANEO 2021やAYANEO NEXT)から変更になっています。
1.AYANEO 2 / AYANEO GEEK 概要
スペック表
AYANEO 2 / AYANEO GEEK |
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OS | Windows 11 / AYANEO OS |
CPU | AMD Ryzen 7 6800U |
外部GPU | なし |
RAM(メモリ) | 16GB/32GB(LPDDR5-6400) |
ストレージ | 512GB/1TB/2TB M.2 SSD(PCle 4.0 ×4) ※GEEKはPCIe 3.0 × 4 |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 7インチIPS(1,920 × 1,200)タッチ ※GEEKは1,280 × 800も選択可 |
ネットワーク | Wi-Fi6対応、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB4 Type-C × 2、USB Type-C、オーディオジャック、microSDカードリーダー |
カメラ | なし |
バッテリー | 50.25Wh |
サイズ | 2:264.5 × 105.5 × 21.5-36.1 mm GEEK:264.5 × 105.5 × 22.3-36.9 mm |
重量 | 2:685 g/GEEK:665-685 g |
コメント
AYANEO 2とAYANEO AIR、ウインタブが普段使っているスペック表にしてしまうと相違点はごくわずかです。SSDの仕様とディスプレイの仕様が異なる(AYANEO GEEKでは1,280 × 800解像度の設定がある)のと、筐体のサイズ(厚さと重量)が少しだけ違っているくらいですね。また、筐体色は別として、外観も相違点が少ないです。しかし、特にコントローラーやセンサーの仕様が大きく異なります。
両者の相違点をまとめた表です。AYANEOによれば「両者のパフォーマンスリソースは(ほぼ)同じ、十分な予算がある場合はAYANEO 2、最も費用対効果の高いRyzen 7 6800Uハンドヘルドが必要な場合はAYANEO GEEKが最適」とのことです。
外観は「よくあるゲーム機」ですが、ハードウェア的にも手が入っています。
「LC」「RC」「=」キーという3つのボタンが追加されました。これらのボタンはユーザーがカスタマイズ(任意のゲームを起動したり、コマンドを追加するなど)可能です。
それと、グリップ部分の形状が変わりました。「baby sleeping position(赤ちゃんの寝姿)」と称する形状になり、握り心地が良くなっているのはもちろんのこと、両手の親指と人差し指が自然に配置されるようになった、とのころです。
AYANEO 2の筐体色は「ブラック(Starry Black)」と「ホワイト(Sky White)」が「基本色」で、この2色に関してはバリエーション展開および価格に差はありません。
AYANEOではおなじみの、ゲームボーイをモチーフにしたカラー「レトロパワー(Retro Power)」と
「B.Duck(コラボ)」が設定されています。この2色については選択できるRAM/SSD容量に制約があります(後述します)。
一方、AYANEO GEEKは「ブラック(Black)」と「紫の半透明(Violet Transparent)」の2色があり、選択する色によってディスプレイ解像度が異なります。
2.AYANEO 2 / AYANEO GEEK 価格など
AYANEO 2 / AYANEO GEEKは「中国国外向けには12月から出荷予定」で、AYANEO 2はAYANEO公式サイトで販売され、AYANEO GEEKはINDIEGOGOでクラウドファンディングされる予定です。残念ながら予約販売の開始日はわかっていません。
AYANEO 2の価格(超早割価格)はこちら。
AYANEO GEEKの価格(超早割価格)はこちら
16GB/1TBモデルに関しては「1,000ドル弱」という価格設定ですが、今の為替レートだと15万円弱くらいにはなってしまいますね…。AYANEOに関しては「より親しみやすい(よりコンパクトで安価、という意味です)」5.5インチサイズのAYANEO AIRシリーズが人気のようですが、同じゲーミングUMPCでも「より本格的な」ゲームプレイをしたい、という人はAYANEO 2/ AYANEO GEEK」のほうが向くかもしれません。ただ、この製品についてもおそらくハイビームが国内正規販売をすると思いますので、保証面などが心配な人は少し待ってみてもいいでしょう。
3.関連リンク
Completely Different, AYANEO Officially Releases Full Display AMD 6800U Gaming Handheld, AYANEO 2 And AYANEO GEEK In Great Value And Strong Power:AYANEO
※原文は英語ですが、ブラウザーの翻訳機能で内容をほぼ理解できます
コメント
microSDカードリーダー付いてたんですね!
この情報を見て予約しました。ありがとうございます!!