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AYANEO 2021を購入しました。2カ月使ってみて気づいた「ゲーミングUMPCならではの魅力」をご紹介します

ゲーミングノートからゲーミングUMPCに乗り換えた感想
こんにちは、かのあゆです。今年の5月にゲーミングノートのLenovo Legion 550iを売却し、そのかわりとしてAYANEO 2021(Ryzen 5 4500U/RAM 16GB/SSD 512GBモデル)を中古で購入しました。

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かのあゆは過去何回かウインタブでゲーミングUMPCの実機レビューを担当してきましたが、実際に購入してみた結果、PCゲームとの関わり方が大きく変わったので、簡単にレポートしたいと思います。

1.初期のゲーミングUMPCより大幅に性能向上

AYANEO 2021そのものは2年前に発売したモデルだが、最新PCゲームも十分プレイできる性能を有している
初期のゲーミングUMPCに搭載されていたCPUはAtom x7-8700やCore m3-8100Yでした。これらの型番は本来バッテリー持ちを重視しているモバイルノートや “ゲーミング”ではないUMPC、タブレットをターゲットにした超低電圧版のCPUで、お世辞にもゲーミングには向いておらず、動作が比較的軽量なオンラインゲームやWindows 95~XP時代の古いゲームは問題なくプレイできましたが、(当時の)最新タイトルはグラフィック設定を最低に落としても動かすことすら厳しい性能でした。

当時はそれでも「PCゲームを持ち運ぶことが出来るUMPC」というコンセプトそのものが新しかったこともあって注目はされていましたが、どちらかと言えばマニア向けの製品という印象を受けました。

ところが初代GPD Winの発売から7年の間にAMDがVegaアーキテクチャの内蔵GPUを採用するRyzenを投入し、Intelも第11世代Core(Tiger Lake)から採用されたIris Xe Graphicsでグラフィック性能を大幅強化したこともあり、高性能な外付けGPUを搭載することが出来ないモバイルノートやUMPCでもグラフィック設定を調整すれば最新ゲームを楽しめるようになりました。

初代AYANEO 2021でストリートファイター6 デモ版をプレイしてみました

かのあゆが購入したAYANEO 2021は内蔵GPUにRDNAアーキテクチャではなくその前のVegaアーキテクチャのRadeon RX Vega 6を採用するRyzen 5 4500Uを搭載していますが、「FORZA Horizon 5」、「ストリートファイター6」「Need For Speed Unbound」といった最新タイトルを快適にプレイできます。当然GeForce RTX 4070のような外付けGPUと比較すれば性能は劣るため、ほとんどの場合グラフィックの調整が必要ですが、近年のタイトルはグラフィックの品質を低めに設定しても十分きれいなので外でプレイする場合はあまり気になりません。

2.PCゲームをいつでも持ち出せるのは魅力

キャンプでも活躍・・・出来ませんでした
ゲーミングUMPCの魅力はなんと言っても「お気に入りのPCゲームをどこにでも持ち出せること」につきます。近年はGeForce NowやXBOX Cloud Gamingといったクラウドストリーミングサービスもありますが、高速な光回線が必須になる上、外出先でプレイする場合どうしてもデータ通信量を気にしないといけない点がネックです。

その点ゲーミングUMPCであればSSDにインストールされたゲームがそのままネイティブで動作するので、データ通信量を気にすることはありません。ただし、PCゲームの場合アップデートで配信される更新データのサイズが非常に大きいことがあり、外でプレイする際は気を遣う必要がありますけどね。

現在唯一“携帯機としても利用できる”家庭用ゲーム機として任天堂のSwitchがありますが、すでに発売から5年を経過していることもあって、スペックの関係で対象プラットフォームから外されている場合や、「バイオハザード」シリーズのようにクラウドストリーミング版での提供となっているタイトルも増えてきています。そういったタイトルを持ち出せるのもゲーミングUMPCの魅力だと思います。

また「FORZA」や「Helo」シリーズはXBOXとPC独占なので、こういった作品を仕事の休憩中や帰宅中にプレイできるのもうれしいところです。ただし逆に「ゼルダ」や「ポケモン」、「マリオ」は任天堂ハード独占ですが…。かのあゆの場合Switchも所有しているのでその点は問題にはなりませんでした。

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迷うくらいならばどっちも購入して持ち歩いた方がいい
かのあゆはAYANEO 2021、Switchの両方をリュックに入れて持ち出しています(どちらも軽いので)。先日のキャンプでもAYANEO 2021、Switchどちらも持ち出していたのですが、結局寝落ちしてしまったため、次回はテント内でもゲームを楽しめれば良いなと思っています。

3.ゲームをプレイする時間が増えた

2年間使ってきたLegion 550iも間違いなくいい機種でしたし、購入してすぐ延長保証に入るくらい気に入っていたのですが、平日は仕事、土日は基本的に自転車で秋葉に出かけていることが多いため、PCゲームをプレイするという用途ではあまり活躍させてあげられなかったかな…と感じています。

一応リュックに入れて持ち運ぶことも出来なくはないのですが、240W出力のACアダプターとロジクールのゲームパッド(F310)を一緒に持ち運ぶと結構な大荷物になってしまうので、外でゲームをプレイするには不向きですし、記事の執筆作業や画像加工といったかのあゆが普段行っている作業は持ち運び用に使っているモバイルノートでもこなせるので、正直なところLegionを持ち出す必要はありませんでした。

そんな中、たまたま秋葉原の中古ショップで6万円台で販売されていたAYANEO 2021の中古品を発見し、また以前からゲーミングUMPCの実機レビューを担当していて「ゲーミングUMPCならもっとPCゲームをゆっくりプレイできる時間が増えるのではないか」と考えていたので、思い切って乗り換えることにしました

前述の通りRyzen 5 4500Uでも最新タイトルを問題なくプレイすることが出来ますし、Nintendo Switchとほぼ同じサイズ感なので遊びたいときにサッと取り出せる身軽さも素晴らしいと感じました。現在かのあゆはバスと電車で移動していて、バス移動時は始発ということもあって比較的座れることが多いので、通勤・帰宅中によくAYANEO 2021でゲームを楽しんでいます。結果としてPCゲームをプレイする時間は以前よりも増えたので購入して正解でした。

4.「PC」としても使えるが・・・

Windows搭載PCなのでBluetoothキーボードを組み合わせればモバイルノートとして、外部モニターと組み合わせればデスクトップPCとしても活用できます。実際5月に開催されたAYANEO AIR Plusの発表会でも社内でAYANEOシリーズを実際に業務用PCとして活用している様子が紹介されていましたが、かのあゆは完全にゲーム用PCとして割り切って運用していて、それ以外は一緒に持ち出しているモバイルノートで作業しています。

確かにモバイルノートとしても使えなくはないのですが、見た目がゲーム機そのものなのでなんとなく抵抗を感じてしまうのと、もともとゲーム専用機として運用するつもりで購入したため、ストレージ容量をできるだけゲームに割り当てたい、ということで、緊急で他のPCが使えない状況になった場合を除いて今後も作業などで活用することはなさそうです。

5.AYA NEO 2021を購入しての感想まとめ

かのあゆの場合、フルサイズのゲーミングノートよりコンパクトなゲーミングUMPCの方が合っていたのかもしれない
ValveがSTEAM DECK、ASUSがROG Allyを投入したこともあって、「ゲームマニア」「ガジェクラ」ではない一般ユーザーの間でもゲーミングUMPCの知名度が上がってきたと思います。

ゲーム専用機のNintendo Switchと比較すると、ゲーミングUMPCは「高性能なWindows PC」そのものなので、気軽に手を出しにくい価格帯だったのですが、前述のSTEAM DECK、ROG Allyや先日実機レビューを行ったAOKZOE A1 Proのように比較的購入しやすい価格帯の製品も登場してきていますし、中古であればかのあゆが今回購入したAYANEO 2021やGPD Win 3ONE-NETBOOK OneGX1といったゲーミングUMPCが4~6万円台で購入可能です。この価格帯であれば家庭用ゲーム機とそこまで変わらないので比較的購入しやすいのではないかなと思っています。

がっつりプレイしたいのであれば高性能CPUと外付けGPUを搭載するゲーミングデスクトップ、ゲーミングノートを選択した方が美しいグラフィックを堪能できますが、休日や仕事休憩などを使って息抜きでPCゲームを楽しむのであれば場所を選ばずどこでもプレイすることが出来るゲーミングUMPCは魅力的な選択肢になると思います。かのあゆの場合結果としてPCゲームを積極的にプレイする時間が増えたので、ゲーミングノートから乗り換えて正解でした。

6.関連リンク

AYA NEO 2021 - Windowsゲームを持ち運ぼう!AMD Ryzenを搭載するパワフルなゲーミングUMPC、いよいよ日本発売!

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