iiyamaが15.6インチゲーミングノート「LEVEL-15FX150/15FX151」を発売しました。iiyamaには「LEVEL」のほか、「STYLE(汎用)」「SOLUTION(ビジネス用)」「SENSE(クリエイター用)」という製品ブランドがあり、これらの製品ブランドからも「15FX150/15FX151」という型番の製品が発売されていますが、製品ブランド間の相違点が非常に少ないので、この記事では「LEVEL」についてご紹介します。
目次
1.LEVEL-15FX150/15FX151 スペック
スペック表
LEVEL-15FX150/15FX151 | |
OS | Windows 10 Home/Pro |
CPU | Intel Core i7-11800H |
外部GPU | NVIDIA GeForce RTX 3050(4GB) NVIDIA GeForce RTX 3050Ti(4GB) |
RAM | 16GB/32GB/64GB |
ストレージ | 500GB/1TB/2TB M.2 NVMe SSD M.2 NVMe SSDおよび2.5インチSATA SSD/HDD増設可 |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ(1,920 × 1,080) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5 |
入出力 | USB 3.1 Type-C、USB 3.1、USB 3.0、USB 2.0、イヤホンジャック、マイクジャック、HDMI、MiniDisplayPort、SDカードリーダー、LAN(RJ45) |
カメラ | Webカメラ(100万画素) |
バッテリー | 稼働時間 約2.2時間 |
サイズ | 364 × 258.5 × 33.8 mm / 2.1 kg 365 × 258.5 × 33.6 mm / 2.1 kg |
ベースモデル
15FX150-i7(RTX3050)
・NASX:RAM16GB/500GB SSD
・NASXH:RAM16GB/500GB SSD+1TB HDD
・NAZX:RAM32GB/1TB SSD
15FX151-i7(RTX3050Ti)
・PASX::RAM16GB/500GB SSD
・PASXH:RAM16GB/500GB SSD+1TB HDD
・PAZX:RAM32GB/1TB SSD
※すべてのベースモデルでOSのバージョン、RAM容量、ストレージ構成などをカスタマイズ可能
コメント
iiyamaのPCは注文時に構成のカスタマイズが可能です。いくつかのベースモデルが設定されていますが、GPUにRTX3050を選ぶ場合は15FX150を、RTX3050Tiを選ぶ場合は15FX151を選べば、あとはカスタマイズ画面でRAMとストレージを好みの構成にすることができます。なお、CPUはCore i7-11800Hのみで、他の選択肢はありません。
ちょっと気になったのがディスプレイの仕様で、15.6インチのFHD解像度、ノングレアタイプ、というのはいいとして、リフレッシュレートが開示されていません。ということは60Hzなんだろうと思いますが、2021年のいま、これだけのスペックのゲーミングノートであれば120 Hzとか144 Hzにはしてほしかったところです。ちなみに私の場合は60Hzでも120Hzでも使用感にはほとんど影響しません。でも、若いFPSゲーマーなどは、60Hzだと少々物足りないだろうと思います。
通信まわりではWi-Fi6に対応し、入出力ポートはiiyama(マウスコンピューター)らしく充実していると思います。ただし、Thunderboltなどの高規格なものは搭載されていません。
2.LEVEL-15FX150/15FX151 筐体
正面から見たところです。左右のベゼルはそこそこ細くなっていて、野暮ったさのないデザインだと思います。
天板です。筐体素材は不明ですが、おそらく樹脂製と思われます。ゲーミングPCとしては非常にシンプルな天板デザインで、模様(アクセントストライプや凹凸など)がなく、中央にLEVELのブランドロゴがあるのみ。別な製品ブランドの「15FX150/15FX151」にすると、ロゴマークも変更されます。
キーボードです。15.6インチノートとしてはオーソドックスにテンキーがつき、バックライトは白だけでなく、赤や青などに変更することもできます。ただし、一部のゲーミングノートに見られるようなカラフルなイルミネーションはなく、Per-Key RGB(個々のバックライト色を任意に設定できる)でもないようです。
配列については、右のShiftキーがかなり小さくなっているなど、ややクセを感じますね。
iiyama(マウス)製品は今や珍しい、「着脱式バッテリー」のPCがあります。この製品もバッテリーは着脱式です。ゲーミングノートなので、基本的には電源接続して使うことになると思いますが、「ヘタってきたら交換できる」着脱式バッテリーというのは私達ユーザーにはとてもありがたい仕様だと思います。
側面と入出力ポートの配置です。この製品は背面にネットワーク系・映像系ポートが配置されていて、使い勝手が良さそうです。あと、「フル規格のSDカードリーダー」を搭載するPCって、最近減ってきていますよね。
3.LEVEL-15FX150/15FX151 価格など
iiyama LEVEL-15FX150/15FX151はパソコン工房で販売中で、8月30日現在の価格は15FX150(RTX3050)が税込み155,078円から、15FX151(RTX3050Ti)が税込み163,878円から、となっています。また、基本的に他の製品ブランドでも同じ価格になっていますが、STYLE(汎用)とSOLUTIN(ビジネス用)にはRAM8GB/250GB SSDのベースモデルがあり、このベースモデルだと15FX150(RTX3050)が税込み145,178円から、15FX151(RTX3050Ti)が税込み153,978円で購入ができます。
注文時に構成のカスタマイズが効く、というのが大きなメリットと言える製品ですが、ディスプレイのリフレッシュレートが高くない、という点には注意したいところです。
4.関連リンク
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