こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。HPのエントリークラスをになう2 in 1で「Pavilion x2 10」という製品があります。筺体の品質が素晴らしい反面、価格の割にRAMが2GBしかないなど、スペック的な不満も少しだけ感じたりしていたのですが、この製品がリニューアルされました。また、事情はよくわかりませんが、HPのスタンダードクラスの製品に使われるブランド名「Pavilion」が使われなくなりました。製品名はシンプルに「HP x2 10(-p000)」となります。
1.スペック
従来機である「Pavilion x2 10」からの変更点はそんなに多くはないんですが、ひとつひとつは結構重い変更になっています。まず、CPUがAtom Z8300からリファイン版のZ8350になりました。そして、RAMが2GBから4GBになっています。CPUのほうは新しいのに越したことはないですが、使っていて体感差があるレベルではないと思います。一方のRAMに関しては、処理能力に余裕が出る、ということで歓迎する人が多いでしょう。個人的にはAtom Z8300クラスの製品だとRAM2GBと4GBの差をあまりはっきりと体感できない、という見解なんですが、RAM4GBのほうがスペック上の安心感がはるかに大きい、というのは間違いないと思います。
また、カメラが従来型ではインカメラのみだったものがアウトカメラ(500万画素)も搭載されるようになりました。一方でディスプレイ解像度はHD(1,280 × 800)のまま据え置かれています。
それと、スピーカーが「Bang & Olufsen」だったのが「DTS Studio Sound」に変更されています。私は過去の実機試用経験から、「HPのBang & Olufsen」の音質を高く評価していたのですが、ちょっと残念です。ただ、ここだけの話「大人の事情で名称変更したけど、ハードウェア的には変わってないんだろうなあ」という気もしていますけどね。
あと、細かいところではタブレット部分の厚さがわずかに(0.5 mm)薄くなり、キーボード込での重量もわずかに(80 gくらい)軽くなっているのと、バッテリー稼働時間が9時間30分から10時間30分に伸びています。
最後に、この製品は「Office Mobile プラス Office 365サービス」が付属します。このことは製品価格にも影響を及ぼす部分だと思われますので注意が必要です。
2.筺体
筺体は従来型とほぼ変わりません。製品画像を見比べてみましたが、背面のカメラ以外に違いを見るつけることはできませんでした。しかしx2 10の筺体、特にマグネット接続されるヒンジ部分は頑丈にして着脱容易で、使っていて非常に気持ちがいいです。ヒンジ部分の品質はacer Aspire Switch 10(実機持ってます)が最高だと思うんですが、x2 10はそれと互角以上だと思います。そういえばAspire Switchのニューモデル、最近全然話を聞きませんね…。
筐体色は従来型と同じく「赤と白」ですが、赤の方は「サンセットレッド」から「カーディナルレッド」に色名が変更になっていて、画像で見る限りすこしだけ暗めの赤になったかな、と思います。白の方は「ブリザードホワイト」のまま変更ありません。
ごらんのように「テントモード」「スタンドモード」も可能です。タブレット部分を逆にしてキーボードに接続するだけなのですが、中国製品の場合だとマグネットの極性(でいいんですか?私文系)が合わずに逆向けでの接続ができないケースも多いんです。その点HPだと安心です。
3.法人向けモデルとのすみわけ
HPはこの製品とほぼ同スペックの法人向けモデル「HP x2 210 G2 背面カメラ付き」という製品も販売しています。ややこしいことに、HPの直販サイト「Directplus」では法人向けモデルを個人が普通に購入できるので、x2 10の購入を検討する場合、x2 210 G2のほうも比較対象になってしまいます。
法人向けモデルであるx2 210 G2はOSが「Windows 10 Pro」になっているほか、RAMとストレージ構成を「2GB/32GB」「4GB/64GB」「4GB/128GB」から選ぶことができます。一方で、PCリサイクルマークがないので、廃棄時のリサイクル料金3,000円が自己負担となることや、Office Mobile プラス Office 365サービスが付属しないなどの相違点があります。
そのため、購入時の価格は法人向けのx2 210 G2のほうが低く設定されており、特に4GB/128GBモデルは「キャンペーンで1万円引き」などということをやっているのでさらに悩んでしまいます。
4.価格など
HP x2 10(-p000)はHPの直販サイト「Directplus」で販売中で、価格は税込み59,184円となっています。上の方にちらっと書きましたがacer Aspire Switch 10に新製品がなかなか出てこない状況なので、この製品の筺体品質が輝きます。今回のリニューアルによってCPU、RAM、ストレージのバランスがかなりよくなったこともありますし、年末商戦注目の製品になりそうですね!
コメント
えー、ドスパラのタブレットではRAMの恩恵はあまり感じない若しくは大差ないってかかれてませんでした?^^;
こんにちは、コメントありがとうございます。私の中では矛盾しない記述だと思うんですけど…
そうですか、やっぱ多いRAMに越したことはないということですね^^;
ちなみに、@WintabさんはSwitch10をお持ちなんですねw Win10にアップグレードされましたでしょうか?メインカメラ映らなく無いですか?私のはアップグレードで映らなくなりました。 もし解決策ご存知でしたらお聞きしても良いですか? ドライバダウングレードとかサポセンに問い合わせたやり方もうまく行かないのでどうしたらいいかわからなくて^^;
もしご面倒でしたら結構です^^; すみませんです。
scigheさん、こんにちは、コメントありがとうございます。うちのはインカメラ普通に映ります。お力になれずすみません…
えー!ドスパラ9インチ買ったばかりなのに!
と思ったら解像度FHDじゃなくて個人的には一安心
RAMの話はよく分かります
2Gでも大丈夫、体感に差はない
でも4Gだと安心だよね
って事だと思ってます
私もそう思います
こんにちは、コメントありがとうございます。RAMについては読者の方にご意見をいただくべく、別記事を書きましたので、近日中にフォローアップします。
別機種ですが
Chuwi Hi10 Pro が8350にリニューアルされる(された?)ようです。
13日にGearbestで注文したら昨日メッセージが…
チップが変更になったので前機種は送れない。
更新版をそのままの価格で送るか返金か選んでと言われました。
値段がそのままでチップが新しくなるなら嬉しいんですが
販売ページだと8300と8350両方売られてて
結局どっちが送られてくることやらって感じです…
Chloeさん、こんにちは、コメントありがとうございます。そういえば本日からChuwi Hi 10 Plusのほうの試用を開始したのですが、いただいたコメントを見てシステム構成を確認したらZ8350でした!多分今のGearbestなら8350にしてくれといったらしっかりその通りにしてくれるのでは?と思いますよ。
Ramの容量が増えても効果薄いってことは無いけどなあ
2GBだと実行不可能な作業が4GBなら出来るっていうのが重要なわけで
例えばイラレとフォトショとクロームの同時起動は2GBでは無理。
DTPの軽い作業なら4GBでも可能。
メモリにはOSも載るので、2GBと4GBって作業領域で言うと倍以上の差です。32bitと64bitだとアドレッシングのサイズも倍にはなるけど、純粋に作業領域で言うと数倍の広さになるので4GBのが数段安心ですね。
ただ動画とTwitterとウェブブラウザをちょこっと使う程度なら2GBでも充分と言えば充分。T100TAもswitch10も2GBだけど我が家では全然現役ですw
あと上記のような使い方なら、この画面の解像度でもさほど不便は感じないと思います。デザインも良いのだけど、唯一ちょっとだけ個人的に残念なのがベゼルの黒い部分。ここまでデザインが良いなら筐体カラーで統一して欲しかったなぁ。
タケルさんこんにちは、コメントありがとうございます。いただいたコメント、別記事で読者のご意見を伺っております。後日まとめ記事を書きますね。