こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。HPの「Stream 11」については過去にウインタブで実機レビューをしたこともあり、低価格で遊び心にあふれた、素晴らしいモバイルノートPCだと思っています。また、この製品については一足先に米国で新モデルが発表されていて、その紹介記事も書いています。
HP Stream 11 - 愛すべき11インチモバイルノートがリニューアル!
この「Stream 11」が10月20日から日本でも販売開始となりましたので、改めて紹介します。
HP Stream 11-r000:HP公式オンラインストア
1.スペック
従来モデルとの相違点を説明します。CPU、RAM、ストレージについては変更がなく、OSがWindows 10となりました。次に、無線LANが802a/ac対応となり、5GHzが使えるようになっています。また、バッテリー稼働時間が従来モデルでは「約8時間15分」と記載されていたものが「約10時間30分」に伸びています。
こうしてみると目を見張るようなスペックアップ、ということはないんですが、無線LANにせよ、バッテリー稼働時間にせよ、目立たないけどモバイル機としては重要な部分がしっかり改善されています。
あと、従来型からあった特典なのですが、Stream 11は内蔵ストレージが32GBしかない代わりに、2年間にわたってOneDriveを100GB無料で使うことができます(それ以降は有料)。HPがStreamシリーズを「クラウドPC」と呼んでいるゆえんですね。
2.筐体
筐体は微妙に小型・軽量化されています。とはいっても
[新型]:300 x 206 x 18.4 mm / 約1.18 kg
[従来型]:300 x 207 x 19(最薄部)-21(最厚部) mm / 約1.26 kg
ということで、ほぼわからないレベルですね。60gの軽量化はもちろんありがたいことは間違いないんですけど、どの程度体感できるのかな、という気もします。しかしバッテリー稼働時間を伸ばしつつ軽量化、というのは立派だと思いますね。
あと、気になるのが「色」です。画像しか見ていないので、確実なことが言えないんですけど、従来型は「ホライズンブルー」という色名、新型は「コバルトブルー」という色名になっているんです。
こちらが新型の「コバルトブルー」です。非常に鮮やかな色ですね。
こちらが従来型の「ホライズンブルー」です。コバルトブルーよりも少し抑えた色になっているような…。
webページの色ってPhotoshopとかでなんとでもなっちゃうところがありますので、実際どのくらいの差があるのかはよくわからないんですけど、上の画像で見比べる限り、よく言えば「より鮮やかになった」ということになりますし、悪く言えば「まだド派手になった」ということになります。もともと好き嫌いがわかれる個性的な製品なので、これはこれでいいと思います。
3.価格
Stream 11-r000のHP直販モデル(HP Stream 11-r016TUという型番です)は10月20日から販売が開始されており、税抜き27,700円(税込み29,916円)です。また、今のところ量販店向けのモデルがあるのかはわかっていませんし、すこし探してみた限りでも、10月21日時点で量販店での取り扱いはありませんでした。
この製品は低価格ながらしっかりした個性があります。そのため、この製品に魅力を感じるような人はあんまりシビアに他社製品と価格比較したりはしないんだろうなあ、と思います。でも3万円を切る価格はありがたい、というのは事実ですよね。