HPが14インチサイズのコンバーチブル2 in 1「HP Pavilion x360 14-dy」を発売しました。この製品は5G/LTEに対応し、従来モデルの「Pavilion x360 14-dw」から筐体も一新され、Pavilionシリーズに共通する、シンプルで美しいデザインになっています。
目次
1.Pavilion x360 14-dy スペック
スペック表
Pavilion x360 14-dy | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core i5-1155G7 |
外部GPU | なし |
RAM | 8GB/16GB |
ストレージ | 512GB |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14インチIPS(1,920 × 1,080)タッチ |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth5.0、5G/LTE |
入出力 | USB Type-C(10Gbps)、USB (5Gbps) × 2、HDMI、オーディオジャック、nanoSIMスロット |
カメラ | Webカメラ(92万画素) |
バッテリー | 稼働時間 最大 8時間 |
サイズ | 323 x 210 x 18.9-22 mm |
重量 | 1.59 kg |
バリエーションモデル
上記スペック表ではRAM8GB/16GBと記載していますが、ベースモデルは1種類で、カスタマイズによりRAM容量を選択するようになっています。
コメント
12月発売モデルなのでプリインストールOSはWindows 11 Homeです。CPUのCore i5-1155G7はノートPCによく使われているCore i5-1135G7よりもクロックスピードが高く、Passmarkが公表しているベンチマークスコアもCore i5-1135G7が10,184であるのに対し、Core i7-1155G7では11,068と、若干高くなっています。第11世代のCore i5は第10世代のCore i7よりもベンチマークスコアが高いんですよね(Core i7-1065G7のPassmarkスコアは8,791)。なお、ここに掲載しているPassmarkスコアは全て12月12日現在(日本時間)のものです。
RAMは8GBと16GBを選べ、ストレージは512GB SSDです。この製品はCore i5を搭載し、価格も10万円しますので、この先メインPCとして数年間使うことを考えればRAMは16GBのほうがいいのではないかと思います。ちなみに私が常用しているPCは1機種を除き全てRAM8GBですが、「現時点だと」RAM8GBで特に不足を感じたことはありません。まあ、このへんは使い方にもよると思いますけどね。
ディスプレイは14インチのFHD解像度、IPS液晶でタッチ対応し、筆圧対応のHP MPPアクティブペンが使えます。MPPというのはMicrosoft Pen Protocol 2.0のことで、4,096段階の筆圧と傾き検知に対応します。また、このペンは別売りです(12月12日現在、7,546円)。
通信系ではWi-Fi6に対応し、5G/LTEモジュール(Intel 5G Solution 5000)も標準搭載されています。入出力ポートですが、HPではUSBで「Gen1」「Gen2」といった表記をしなくなりましたので、データ伝送速度を記載しています。Type-Cポートは10GbpsなのでGen2、Type-Aポートは5GbpsなのでGen1と考えていいと思います。SD(microSD)カードリーダーや有線LANポートはありませんが、14インチの製品としては標準的なポート構成かと思います。
サイズを従来モデルと比較してみます。
ニューモデル:323 x 210 x 18.9-22 mm / 1.59 kg
従来モデル:324 x 221 x 18.5-20 mm / 1.65 kg
横幅は変わらず、奥行き(短辺)が1センチほど小さくなり、ほんの少し厚くなった、という感じです。あと、もともとこの製品はモバイル利用には少々重いと感じられますが、一応軽量化はされていますね。
2.Pavilion x360 14-dy 筐体
正面からのアングルと天板のデザインです。すごくPavilionらしいというか、画像だけだと他サイズのPavilionシリーズと見分けがつかないくらいです。もちろんディスプレイのベゼルは細く、シンプルながらとても美しいデザインになっていると思います。
筐体素材については開示されていませんでしたが、「キーボードにリサイクルアルミニウム」という説明がありましたので、おそらく天板もアルミ素材なのではないかと思います。筐体色は「ナチュラルシルバー」で、HP製品では定番とも言える色になっています。
キーボードの拡大画像がありませんでしたが、日本仕様は「バックライトキーボード、キーピッチ 約19×18.7mm、キーストローク 約1.5mm、JIS標準準拠配列(89キー)」と開示されています。また、HP製品ではよくある「Enterキーの右に一列ある」タイプです。
それと、スピーカーはB&O Play (Bang&Olufsen) デュアルスピーカー」で、ウインタブの過去のレビュー経験によれば、音質にはかなり期待できます。
コンバーチブル2 in 1筐体なので、クラムシェルノート(普通のノートPC)形態のほか、スタンドモード、テントモード、タブレットモードにして使うことができます。動画視聴やゲームの際はスタンドモードやテントモードが、ペン入力の際はタブレットモードにすると使いやすいと言われています。
側面と入出力ポートの配置です。当初「USB Type-Cからの充電/給電では?」と思いましたが、電源コネクタもありますね。またこの製品はコンバーチブル2 in 1ですが、側面に電源ボタンや音量ボタンはついていません。
3.Pavilion x360 14-dy 価格など
HP Pavilion x360 14-dyはHP公式ストアで販売中で、12月12日現在の価格は税込み169,400円から、となっていますが、ウインタブ読者クーポン(この記事の最後にリンクしておきます)で7%OFFで購入ができます。
HPいわく「据え置き時々モバイル」なコンバーチブル2 in 1です。屋内ではWi-Fi6で、屋外では5Gで高速なデータ通信ができ、(ちょっと重いですけど)使いやすいサイズ感の製品だと思います。
4.関連リンク
この製品はウインタブ読者クーポンの対象です(税込み132,000円以上の製品が対象となります)。そのため、まずこちら
ウインタブ専用リンク(クーポン)_個人向けPC
にアクセスしていただき、その後この記事に戻り、続いてこちら
HP Pavilion x360 14-dy 製品詳細
にアクセスしてご購入下さい。この手順でショッピングカート画面に「特別値引き」が表示されます。