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HP Chromebook x360 13c - Core i7も選べるハイエンドな13.5インチ・コンバーチブル2 in 1タイプのChromebook

HP Chromebook x360 13c
HPが13.5インチ・コンバーチブル2 in 1タイプのChromebook「Chromebook x360 13c」を発売しました。HPでは複数のChromebookを販売していますが、型番の末尾が「c」になっているものは「上位モデル」と考えていいです。このx360 13cも、Chromebookとしてはハイエンドな位置付けの製品となっています。

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1.スペック

  Chromebook x360 13c
OS Chrome OS
CPU Intel Core i3-10110U/Core i5-10210U/Core i7-10510U
外部GPU なし
RAM 8GB/16GB
ストレージ 256GB PCIe NVMe SSD
光学ドライブ なし
ディスプレイ 13.5インチ(1,920 × 1,280)タッチ
ネットワーク 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1
入出力 USB 3.1 Gen1 Type-C × 2、USB 3.1 Gen1、オーディオジャック、microSDカードリーダー、nanoSIMスロット
カメラ Webカメラ(92万画素)
バッテリー 稼働時間 約12時間
サイズ 295 x 216.9 x 16.7 mm
重量 1.36 kg

CPUは第10世代のCore i3/Core i5/Core i7です。私を含めウインタブのライターは「Chrome OSならCeleronでも快適に動作します」と言っていまして、これはウソではないのですが、じゃあCore i5とかCore i7は無駄なのか、と言われれば決してそうではありません。CPU性能が高いほうがよりサクサク動作するのは間違いないです。ただ、Windows PCのように一部のアプリ、一部の操作で「Celeronだと遅くて耐えられない」みたいな現象がChrome OSでは発生しにくいので、その意味でCeleronでも快適、ということです。

それと、Chrome OSでもGoogle PlayのAndroidアプリを使うことができます。この際、ゲームアプリなどで「タッチ操作必須」のものが多く、タッチ対応しないChromebookではプレイができないとか、ゲームの仕様がARM系のCPU(GPU)に最適化されているため、Intel CPUだとうまく動作しないものが散見されます。ウインタブの経験上、例えばデレステ(アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ)はCore i7でもグラフィックが非常に粗くなり、気持ちよくプレイができません。特にハイスペックで高価なChromebookを購入する場合はこの点に注意してください。

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RAMはCore i7モデルが16GB、Core i3/i5モデルは8GBですが、Chrome OSなので十分すぎる容量だと思います。また、ストレージは全モデル256GBあり、これならGoogle Playのアプリを大量にインストールしても大丈夫そうです。

ディスプレイは13.5インチのIPS液晶で解像度は1,920 × 1,280と、アスペクト比が3:2になっています。一般的なノートPCよりもやや縦方向に長く、Microsoft Surfaceシリーズやこの製品と同時期に発売となったハイエンドなWindows 2 in 1「Spectre x360 14」と同じ形状です。

HP Chromebook x360 13c
また、このディスプレイはもちろんタッチ対応でUSI( Universal Stylus Initiative )ペンが使えます。ただし、ペンはこの製品と一緒に購入することはできず、筆圧等の仕様も不明です。最近ChromebookでもCLIP STUDIO PAINTが使えるようになりましたので、ペンの仕様や描き味については気になるところですね。

入出力ポートはWindows PCと考える場合、ちょっと不足気味でしょうか。HDMIポートはありません。また、合計で3つあるUSBポートのうち2つはType-Cとなります。通信まわりではWi-Fi6に対応するほか、全モデルがLTE対応です。Chromebookは「Webにつながってなんぼ」なので、この点は安心ですし便利です。

サイズはやや縦に長いディスプレイ形状ということもあり、横幅が30センチを切っていて、これは13インチクラスとしてはコンパクトと言えるものの、奥行きはやや大きめです。また重量も1.36 kgと、13インチクラスのコンバーチブル2 in 1としては普通くらいかと思います。

2.筐体

HP Chromebook x360 13c
正面から見たところです。上下左右いずれのベゼルも細くなっていて高級感があります。Chromebookは割と安価なモデルが多いですが、さすがにこの製品はWindows PCに全く引けを取らない美しさになっています。

HP Chromebook x360 13c
天板です。筐体色は「ナチュラルシルバー」で、筐体素材についてははっきり書かれていませんが、天板とキーボード面についてはアルミが使われていると思います。また、天板のロゴはプレミアムタイプですね。この製品の位置づけを物語っています。

HP Chromebook x360 13c

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キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様はJIS標準準拠、キーピッチ約18.7×18.7mm、キーストローク1.5mmのバックライトキーボードとなります。また、WindowsPCとは少し配列が異なり、この画像では最上段のキー(WindowsでいうFキー)の機能について説明もされています。Chrome OSのキー配列やショートカットについては、Windowsに似ているところもありますがWindowsからの乗り換えの際は少し慣れを必要とします。まあ、ググれば主要なショートカットは簡単に調べられますけどね。

HP Chromebook x360 13c
側面と入出力ポートの配置です。コンバーチブル2 in 1筐体なので電源ボタンと音量ボタンが側面に配置されていますが、それも含め、Windows PCとあまり変わりません。

3.価格など

HP Chromebook x360 13cはHPの直販サイト、HP Directplusで販売中で、12月14日現在の価格は99,000円(税込み108,900円)から、となっています。

この製品と競合しそうなのはASUS Chromebook Flip C436FAですね。第10世代Coreプロセッサー搭載でコンバーチブル2 in 1タイプの高級Chromebookというコンセプトは同じで、価格帯もあまり違いません。

この製品は「Chromebookができること」はすべて実現してくれると思います。また、「HPの10万円クラス」なので、筐体の美しさや品質にも疑いの余地はないでしょう。ただ、そろそろChromebookを買ってみようかな、というウインタブ読者なら「いやこの値段なら普通にCore i5のWindowsノート買うでしょ!」となるかもしれませんね。

お試し購入的なものでなく、本格的にChromebook環境でやってきたい、という人に向く製品かと思います。

4.関連リンク

HP Chromebook x360 13c 製品詳細icon:HP

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