富士通の世界最軽量13.3インチモバイルノート「LIFEBOOK UHシリーズ」にRyzenモデルが追加されました。「UH」というのはカタログモデル(家電量販店や通販サイトで販売されているもの)の名称で、注文時に構成のカスタマイズができる、富士通WEB MART限定販売の「カスタムメイドモデル」では「WU~」という名称になります。Ryzenモデルは「WUB/F1」といいます。なお、WUB/F1は2020年10月発売のUH(WU2/E3, WU-X/E3)シリーズとの変更点が少なく、筐体まわりはほぼ同じなので、この記事では主にスペック面に絞ってご説明します。筐体などの詳細については下記の紹介記事をご覧ください。
富士通 LIFEBOOK UH(WU2/E3, WU-X/E3)- 13.3インチで重量わずか634 g!UMPCより軽いモバイルノートです
1.概要
LIFEBOOK UH(WUB/F1) | |
OS | Windows 10 Home / Pro |
CPU | AMD Ryzen3-4300U/Ryzen7-4700U |
外部GPU | なし |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128GB/256GB/512GB/1TB PCIe SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 13.3インチIGZO(1,920 × 1,080) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB 3.2 Gen2 Type-C、USB 3.2 Gen1 × 2、HDMI、 オーディオジャック、LAN(RJ45)、SDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(92万画素) |
バッテリー | 50Wh(約18時間) |
サイズ | 307 × 197 × 15.5 mm |
重量 | 857 g |
冒頭に書かせていただいたとおり、WUB/F1はカスタムメイドモデルなので、注文の際にシステム構成をカスタマイズすることができます。また、カタログモデルにはRyzenの設定はありません。CPUは第3世代のRyzen 3もしくはRyzen 7で、Ryzen 5はありません。
RAMは「8GBのみ」で、オンボードなのでDIYによる増設もできません。Intelモデルだと32GBまで搭載可能なので、特にRyzen 7を選ぶ場合はちょっと不満ですね。16GBという選択肢があるだけで全然違ってくると思うんですけど。ストレージもIntel版では選択可能な2TBがありません。まあ、これはビジネス用途なら1TBまで選べれば問題はないかと。
ディスプレイは13.3インチのIGZOです。クラムシェルノートなのでタッチ対応はしませんが、発色性能にはかなり期待できます。
以前から富士通の姿勢が素晴らしい!と感じるのが入出力ポートです。UHシリーズは最低重量634 gと、驚異的な軽さを誇る製品ですが、入出力ポートは全く端折っていません。USBやHDMI、SDカードリーダーはすべてフル規格ですし、有線LANポートまでついています。いやほんと、さすが富士通、だと思いますよ。
そのサイズですが、Ryzenモデルはバッテリーが50Wh(最軽量のモデルは25Wh)のみのため、ちょっと重くて857 gです。ちょっと重いと言っても、これ13.3インチですからね。驚異的な軽さという評価は変わりません。また、タテ・ヨコ・厚さに関してはIntel版と全く同じです。
筐体色は「ピクトブラック」と「シルバーホワイト」の2色です。Intel版にある「ガーネットレッド(これがまたいい色なんです)」はありません。
2.価格など
富士通 LIFEBOOK UH(WUB/F1)は富士通WEB MARTで販売中で、2月23日現在の価格は税込み124,898円からとなっています。この価格は「会員価格」ですが、富士通WEB MARTは無料で会員登録ができ、会員になれば一般向けの価格よりも安く購入ができますので、ウインタブ読者は購入にあたって必ず会員登録をするようにして下さい。
Ryzen 3/RAM8GB/128GB SSDという構成で税込み124,898円というのは、他社のバリュープライスなモバイルノートよりも少しお高めですが、これは「富士通だから」ということよりも「富士通が品質を落とさず、ポートなどの構成を落とさず、しかしギリギリまで軽量化した」結果なので、個人的にはごく妥当というか、むしろ割安だと思います。
3.関連リンク
LIFEBOOK WUB/F1:富士通WEB MART