Dynabookの13.3インチモバイルノート「dynabook S6(カタログモデル、家電量販店などで販売されるもの)」のWebオリジナルモデル(Dynabook Directで販売されるもの)「dynabook SZ/MV」が発売されました。S6はニューモデルになって筐体が一新され、サイズが小さくなっただけでなく、外観もスタイリッシュになりましたが、Core i5/RAM8GB/256GB SSDの単一バリエーション展開で、さらにOffice搭載モデルしか設定がないので、「もう少しRAMやSSDの容量が大きい方がいい」などという感想を持たれた人も少なくないと思います。
今回ご紹介するSZ/MVはCPUやRAM、SSDの選択肢が大きく、またOffice非搭載モデルも選べるため、より購入しやすくなったと思います。
なお、dynabook S6についてはすでに紹介記事を掲載済みです。こちらもあわせてご覧ください。
dynabook S6 - 13.3インチの「スタンダード・モバイルノート」、筐体を一新してコンパクト化し、一気にカッコよくなりました!
1.dynabook SZ/MV スペック
スペック表
dynabook SZ/MV | |
OS | Windows 11 Home/Pro |
CPU | Intel Core i5-1235U/Core i7-1255U |
外部GPU | なし |
RAM | 8GB/16GB(DDR4-3200、最大32GB) |
ストレージ | 256GB/512GB/1TB PCIe SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 13.3インチIGZO(1,920 x 1,080) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB3.2 Gen2 Type-C、USB 3.2 Gen1 Type-A × 2、HDMI、LAN(RJ45)、オーディオジャック、microSDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(92万画素)顔認証対応 |
バッテリー | 駆動時間 約20.0時間 |
サイズ | 305.9 × 201.7 × 15.95 mm |
重量 | 1.165 kg |
バリエーションモデル
・Core i5/8GB/256GB(Windows 11 Pro搭載モデルのみ)
・Core i5/16GB/256GB(Windows 11 Home搭載モデルのみ)
・Core i5/16GB/512GB
・Core i7/16GB/512GB
・Core i7/16GB/1TB
※左からCPU/RAM/SSD
※Windows 11 Home/Pro選択可
※Microsoft Office付属の選択可
コメント
SZ/MVは上記の通りのバリエーション展開で、CPU/RAM/SSD容量を完全に自由に選べる、とまではいきませんが、常識的にはほぼこれだけの選択肢があればOK!という感じです。
CPUはS6がCore i5-1235Uのみだったのに対し、Core i7-1255Uも選択可能になりました。いずれも第12世代(Alder Lake)の省電力タイプで、第11世代のCore i5/Core i7よりも性能がアップしています。ビジネスモバイルノートとしての使い方を想定すると、Core i5でも十分なのでは?と思いますね。
RAMは8GB/16GBが設定されていますが、RAM8GBモデルはOSがWindows 11 Proのみとなり、さらにSSD容量は256GBのみとなります。また、この製品はRAMスロットが2つありますが、8GBモデルの場合はシングルチャネルになりますので、Core i5/Core i7の内蔵GPU、Iris Xeは十分な性能を発揮できません(DynabookではRAM8GBモデルの内蔵GPUをIris Xeではなく、Intel UHD Graphicsと表記しています)。そのため、ウインタブとしてはRAM16GBモデルをおすすめします。
ディスプレイは13.3インチのFHD(1,920 × 1,080)解像度、ノングレア(非光沢)タイプで「IGZO」パネルを搭載しています。S6では「IGZO」という表記をしていなかったので、あるいはS6とSZ/MVで液晶パネルの仕様が異なっているのかも知れません。もちろんIGZOなのは「歓迎すべきこと」です。発色品質が非常に高いので…。
サイズは基本的にS6と同じですが、重量が若干軽くなりました。S6も含め、今回のニューモデルは筐体が新しくなっており、従来モデルからコンパクト化されています。ただし、他社の13.3インチモバイルノートと比較して顕著に小さい、というわけではなく、ニューモデルになって他社並みになった、という感じですね。
2.dynabook SZ/MV 筐体
筐体はS6と同じ形状です。従来モデルはベゼル幅が太めで、少し古臭い印象でしたが、ニューモデルになってベゼル幅も細くなり、美しいデザインになりました。ただ、2022年のモバイルノートとしてはむしろオーソドックス、とも言えます。
天板です。筐体素材が従来モデルの樹脂製からアルミ製に変更されました。また、筐体色はS6が「プレミアムシルバー」であるのに対し、SZ/MVは「オニキスブルー」という、DynabookのPCではおなじみの色のみとなっています。
キーボードです。「86キー(JIS配列準拠)、キーピッチ:18.8mm、キーストローク:1.4mm、抗菌対応」と開示されています。そう言えばS6もSZ/MVもキーボード面だけでなく、筐体全体に抗菌加工が施されていますので、時節柄ありがたいところです。
ヒンジは180°開口可能です。ビジネスミーティングの際などに、向かい側にいる人との画面共有が容易になり、便利に使えます。
側面と入出力ポートの配置です。USBは合計で3つ、HDMIにmicroSDカードリーダー、そして有線LANポートと、Dynabook製品らしい充実したポート構成になっています。
3.dynabook SZ/MV 価格など
dynabook SZ/MVはDynabook Directで販売中で、Dynabook Directの「クローズドサイト」から通常よりも安く購入ができます。9月1日現在の価格は税込み121,880円です。また、個人的に好みの仕様「Home OS/Core i5/RAM16GB/512GB SSD/Officeなし」という構成にすると125,180円となりました。Dynabook Directは会員登録をして、クローズドサイトから購入すると一気にお値段が下がりますので、購入される場合は必ず会員登録を済ませ、クローズドサイトから購入されることをおすすめします(なお、クローズドサイトで取り扱いのない製品もあります)。
13.3インチというモバイルノートの「王道サイズ」で第12世代CPU搭載、RAMとSSDの選択余地もあり、さらにディスプレイはIGZOパネルと、ビジネス用のメインノートとして非常に魅力的な製品ですし、外資系メーカーに引けを取ることなく、とても購入しやすい価格になっていると思います。
4.関連リンク
この製品は「クローズドサイト」から安く購入ができます。クローズドサイトのアクセスにはIDとパスワードが必要です。
【特定サイト限定】クローズドサイト
ID :dyna204cls
パスワード:T8Y7GRSV
クローズドサイト開設期間:2022年9月30日(金)17:00まで
上記クローズドサイトの画面下側にある「スペックで選ぶ」から「13.3型」を選択すると容易にSZ/MVを探せます