こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。速報です。というか、開示されているのがプレスリリースのみで、製品画像などがないのですが、我らがドスパラが、待望のWindows タブレットを今春発売する、ということです。「raytrektab DG-D08IWP」という製品で、ドスパラのクリエイター向け製品に使われる「raytrek」ブランドを冠していることから、「タダモノではない」感じがしますね。
1.スペックなど
OS: Windows 10 Home
CPU: Intel Atom x5-Z8350
デジタイザ: Wacom feel IT technologies デジタイザ4096階調
RAM: 4GB
ストレージ: 64GB eMMC
ディスプレイ: 8インチ(1,280 × 800)
ネットワーク: 802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.0
入出力: microUSB(給電兼用)、microHDMI ×1、オーディオジャック、microSD
カメラ: イン/アウトとも200万画素
サイズ: 214 × 128 × 10.1 mm
※デジタイザーペン付属
ウインタブ読者の要望が多い、8インチでRAM4GB、ストレージ64GBの製品ですね。とはいえ、CPUは低価格帯のタブレットで最も多く使われているAtom Z8350ですし、ディスプレイ解像度も(十分とは言え)HDにとどまります。
しかし、そんなことより、この製品の最大の特徴は、ワコムデジタイザー(4096段階の筆圧対応)を搭載しているところです。私はイラストを描くスキルがなく、あまり断定的なことは言えませんが、これまでの実機試用経験からして、「ワコムは違う」と思っています。非ワコムのよくできたデジタイザーペンを使った経験がない、というのがあるためですが、ペンの描き味はワコムが「断然気持ちいい」ですね。
ドスパラはraytrekというブランド名をこの製品に使っていますので、デジタイザーまわりのチューニングはめちゃめちゃ気合を入れてくるだろうと思われます。このことは、単にスタイラスペンを付属させるというだけでなく、「標準でペンに入っている芯の他に、マーカーのような描き心地のフェルト芯と、 より紙に描いている感覚に近い粘り気のある描き心地のエラストマー芯、計3種類をご用意。」ということで、描き味の異なる替芯も同梱する、というところにも現れています。
なお、筺体については製品画像が一枚しか公開されていませんので、この記事で詳しく説明することは不可能ですが、ドスパラの既存モデル「Diginnos DG-D08IW2L」と外見が非常によく似ている上、縦横サイズが全くの同寸、厚さのみ9.1 mmから10.1 mmに変更されている(デジタイザー分ですね)ことから、既存モデルをベースにした筺体が使われていると思われます。ちなみにドスパラのWindowsタブレットは筺体素材がアルミ合金で、かなり高い質感に仕上がっています。
しばらく前に、ドスパラの展示会で、ドスパラの方に「8インチでRAM4GB、ストレージ64GBのモデルを追加したら売れると思いますよ。RAMを2GB増やすだけなら売価もそんなに上がりませんよね?」と、無責任なことを言ったことがあります。ドスパラの方の回答は「単に既存モデルの基板(マザーボード)にRAMを4GB挿せばいいってわけにはいかないんです。各部の構造をもう一度見直して設計し直しになるんで、RAMのコスト分だけで済まなくなるんです」というものでした(ただし、これは立ち話の内容であって、ドスパラの公式な回答ではありません)。
で、今回ドスパラはそれをやったわけです。しかもデジタイザーという、オマケとは言いがたい重要な付加機能を追加して…。
2.タッチアンドトライ
ドスパラ raytrektab DG-D08IWPは「今春」発売予定ということで、この記事を書いている時点では正確な発売日はわかりません。価格は「49,800円(税込)(予価)」となっていて、まだ最終確定ではないようです。
そうなると、はやく手にとって試してみたい、というのが絵描きさんをはじめとする、多くの人の気持ちだと思います。ドスパラでは下記の日程で「タッチアンドトライ」イベントを開催する、とのことです。
3月20日(月・祝)HARU COMIC CITY 22 (東京ビッグサイト、西アトリウム)
4月30日(日)COMIC1☆11 (東京ビッグサイト、東4・5・6ホール)
3月後半より ドスパラ 秋葉原本店
同人誌イベントが多いですね。私なんてコミケ(コミックマーケット)くらいしか、この種のイベントはわかりませんけど。でも、ドスパラの秋葉原本店で3月下旬から展示されるようなので、行けないこともないか…。
まだ発売日はわかりませんけど、この春一番の注目製品になりそうです。
3.関連リンク
今春、Wacom feel IT technologiesを搭載した筆圧感知ペン付き8インチタブレット “raytrektab(レイトレックタブ)”DG-D08IWP を発売いたします:ドスパラ プレスリリース
コメント
筆圧4096段階!!
これって、今のとこLenovo Miixか某爆発銀河くらいしか採用例がない最新スペックですね。(値段の桁が違うWACOMのバケモノフラグシップ機は別にして)
8インチタブにこういう意欲的な技術を導入するのって、VivoTab Note 8の衝撃を思い出しますね。
それに継いだDynabook Tab S68に投入されたアクティブ静電結合も、視差の劇的改善で一世を風靡しましたもんね。
ただ、その後8インチがなぜ下火になったかというと、「コンテンツ生産型」の作業をWindowsのインターフェースでやろうとすると8インチじゃちっちゃすぎるというミもフタもない限界があるわけで…
ともあれ、これはいじってみたい!
ドスパラの商品はいつも興奮させてくれますねw、少し冷静になってこれは8.9、10、12インチに降りてくるスペックなのか気になりますね…
絵描きという一番の顧客が集まる場ですからね。前回のコミケ(C91)でもドスパラとセルシスがDiginnos DGM-S12Yの試用コーナーを設けていました。
タブレットの話に戻りますが、これで12インチ位に拡大してCPUとメモリを強化したら一台で同人誌が作れる位の逸品になると思います。
なんでこの解像度なんだ……
私的に後により大きなサイズのものをだすのであれば8インチは全然ありですね、10インチになると鞄の大きさや中身をそれ中心に考えていかなければならないのに対して8インチの大きさはそういうのを考えないでいいという事から言えば手軽なサイズでいいと思います。絵を描く上でもいつでも気軽に持ち運べるのは大きいステータスだと思います。
…もしこれが売れなくても大きいの出してくれますよね?ドスパラさん?
ディスプレイがFull HDだったら、なお良かったと感じますが、現在では部材がないのでしょうか?(T_T)
microUSBなのが惜しいですね。Type Cなら給電しながら安定して使えるUSBハブも出てきているので
USB-Cではないところが良くも悪くも・・・ですな。
解像度についても賛否ありそうですな。
しかし、この時期に8インチWindowsタブを出しただけでも英断かも。
手書き手帳にタブレットPCを利用している私にとって、デジタイザーペン搭載のWinタブは期待したいですね。
欲しいと思うのはPENの方w本体が追いついてない感じ?解像度の高い少し大判の後継機に期待ですね。中華のアレ(EZPad)にも4096階調の恩恵あるかなあ・・・とか思ったりしてw
解像度が厳しいけどWacom搭載が気になりすぎる
解像度…!
Wacom&1600pixなら5万円でもいいが,1280は8inとは言え厳しい(贅沢)
安定して使えるEZPad5が欲しい!!!
raytrektab DG-D08IWP1台でEZPad5が2台買えますねw
EZPad5にBamboo Padペンが良いのです・・・安いしちゃんと力加減出来てるみたいだしw
8.9インチ版にnanosim刺さってくれれば
やっと林檎板小から乗り換えできそう
出来ればノングレアだとなおうれしい