ドスパラが14.1インチモバイルノート「GALLERIA GWL250YF」を発売しました。1.2 kgの軽量筐体にGeForce MX250を搭載するハイスペックなモバイルノートです。高性能なPCでモバイルしたい、という人にはとっても魅力的な製品だと思います。
1.スペック
ドスパラはBTOメーカーですが、この製品に関しては注文時に構成のカスタマイズができません。正確に言うとOSのバージョンなどソフトウェア面でのカスタマイズは可能ですが、RAMやストレージといったハードウェア面でのカスタマイズができないということです。
CPUはWhiskey LakeのCore i5-8265Uで、ゲーミング&クリエイターPCに搭載されるCoffee Lake(型番末尾Hの高性能タイプ)ではありません。外部GPUにはGeForce MX250を搭載します。MX250は重量級のオンラインゲーム向きではありませんが、これを搭載することによりグラフィック性能が飛躍的に向上するのは間違いありませんし、比較的軽量なオンラインゲームならこなせると思います。おそらく、グラフィック処理に関わる使い方が多くなった現在のPC利用シーンを考えると、Core i7+内蔵GPUという構成よりもCore i5+外部GPUのほうがトータルでのパフォーマンスはずっと上だと思います。
RAMは8GB、ストレージは256GB SSDで、カスタマイズ対象ではなく、この構成しか選べませんが、ビジネスやエンタメ用途で不足を感じることはあまりないでしょう。ただしゲーム用と考えれば十分ではないと思います。
ディスプレイは14.1インチのIPS液晶、FHD解像度ですが、ドスパラは自社製品に「IPS」という文言を使っていません(特定企業の商標であるためです)。しかし、過去のドスパラの10万円クラスのモバイルノートのレビュー経験、及びこの製品とよく似た他社製品の実機レビュー経験に照らすと、ほぼ間違いなくIPS相当の液晶が使われていると思います。
サイズは14.1インチのノートPCとしてはかなりコンパクトかつ軽量です。外部GPU搭載機であることを考えれば文句なしと言っていいでしょう。
2.筐体
ご覧のようにベゼルが非常に細く(5.7 mm)、とてもスタイリッシュです。注意したいのはWebカメラが「鼻毛仕様(下部ベゼルにあり、ボイスチャットなどの際に自分の顔が下からのアングルになってしまうという意味です)」であることですね。
天板です。GALLERIAのロゴがしっかり入っています。このロゴデザインは他のGALLERIAシリーズと共通のものです。筐体はアルミ合金製で、天板にはヘアライン加工が施されています。
一側面だけですが、側面画像もありました。15.95 mmというのは一部の薄型・上位モバイルノートにはかないませんが、一般的には薄いと言えます。また、入出力ポートもType-Cを含め合計で4つあり、他にHDMIやSDカードリーダー(micro規格ではありません)も備えており、十分な拡張性があります。
キーボードにはバックライトも備えます。バックライトの輝度は「数段階に調整可能」とのことで、キーピッチも18.8 mmを確保していますので、打鍵時に狭苦しさを感じることもないでしょう。
3.価格など
ドスパラ GALLERIA GWL250YFはドスパラ公式サイトで販売中で、7月20日現在の価格は109,980円(税込み118,778円)です。モバイルノートとして外出時に携帯する機会が多く、しかしできるだけ高性能なものを、と考えている人には素晴らしい製品だと思います。価格も手頃ですよね。
でも一つだけ。この製品はGALLERIAブランドではなく、Altairブランドのほうがよかったと思います。
コメント
最近では本体側の厚みのネックだったDVDドライブと有線LANポートが必須ではなくなったこともあって、どんどんと薄くなっていますね。
個人的には電源や充電のランプが左側面にあるのが珍しいと思いました。
最近この手のpcが増えていますね。
グラボついてるのに軽いって言うのも面白いですね。
そのうちGeForce GTX1050ti搭載で軽い!みたいなのが出来そうな感じです。
「モバイルゲーミング」みたいなやつが。
こんにちは。ドスパラではゲーミングPCという位置づけになっているようで、なのでGALLERIAブランドを使ってますが、ゲーマーが満足できるのかどうかは少し心配です。来年くらいに「モバイルゲーミングPC」が花盛り、みたいな感じになってほしいです。