こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。立て続けにドスパラ製品の紹介記事を書いていますが、前の2つはWindows タブレット、今回はゲーミングノートPCなので、同じメーカーですが製品特性は全然異なります。ドスパラはここ2年ほどの間にAtom機(タブレットやスティックPC)で攻勢をかけていて、ウインタブでもずいぶんと紹介記事を書いたり実機レビューをさせてもらったりしていますが、何が一番得意な会社かというと「ハイスペックなゲーミングPCを中心としたBTOパソコン」です。そのため、自作PCとかオンラインゲームが趣味の人には高い知名度がありますし、ハイスペックマシンからAtom機まで品質に配慮された素晴らしい製品を作っています。
ドスパラ製品は一般に価格競争力が非常に高いのですが、その分デザインはそっけないものが多いです。別にそれが悪いわけではないのですが、ちょっと無骨なイメージがありますね。でも今回紹介する「GALLERIA QSF970HE」の製品情報をチェックしていて一番最初に「おっ」と思ったのは筐体デザインです。ゲーマーならうれしくなるようなカッコよさです。
GALLERIA QSF970HE:ドスパラ公式サイト
1.スペック
補足します。この製品は「標準モデル」と「特別モデル(台数限定)」があり、RAMの容量とストレージ構成が異なりますが、この記事では特別モデルについて記載します。
CPUは「Skylake-H」と呼ばれる末尾にHQがつくモバイル用のハイエンドCPUが搭載されています。またGPUはNVIDIA GrForce GTX970Mですから、GTXの型番としては上から2番めのハイスペックGPUとなります。RAMは「PC4-17000」の高速タイプのものが16GB(標準モデルは8GB)、ストレージがM.2接続のSSD250GB+1TB HDD(標準モデルは500GB HDDのみ)となっていますから、CPUやGPUだけでなく、RAMやストレージについても高速化が考慮されています。
ゲーミングPCの場合はお金をかければきりがない、というかこれよりも高い構成にすることもできますが、「これはゲーミングノートである」という前提で常識的に考えれば十分に高いスペックだと思います。
ディスプレイの方は決して悪くはありませんが4Kとか2Kではなく、標準的な1,920 × 1,080です。また、Wi-Fiは802.11 ac規格にも対応しました。まあゲーミングPCなんで有線LANももちろんついてますけどね。
スペック表に現れていない機能として「クーラーブースト」機能というのがあります。この機能についてはドスパラの説明が非常に秀逸というか、特に冒頭部分にこういうことが書けるPCメーカーってドスパラくらいなんじゃないか、と思うので、そのまま引用します。
クライマックスを迎えるボス戦や、絶対に負けられない相手との対戦。手に汗握る緊迫したシーンだからこそ、PCが持つポテンシャルのすべてを出し切った最高のパフォーマンスでプレイすることができるよう、排気ファンを従来 モデルの1基から2基に強化して、より高い冷却能力を実現すると同時に、ファンを最高速に手動設定可能な「クーラーブースト」機能も搭載しました。
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キーボード上部のインジケーター兼スイッチにタッチするだけの簡単な操作だけで、通常は温度に応じて最適な回転数に制御されている冷却ファンを、強制的に最高速に固定し、グラフィックスやCPUなどを2基の排気ファンが強力に冷却。
熱によるパフォーマンス低下を防ぎ、各パーツが備える性能のすべてを出し切ったゲームプレイを持続することができます。また、高負荷が予想される場面以外でも、クーラーブースト機能の強力な冷却力を利用して通常よりも内部パーツの温度を低く保ち、熱による劣化の可能性を少なくすることで、より長い期間、GALLERIAとともに魅惑のゲーミング体験をお楽しみいただくことができます。
個人的にはこういう会社の製品こそ購入すべきと思います。
2.筐体
記事の冒頭に書きましたが、この製品は従来のドスパラのゲーミングノートPCが「そっけない」デザインであったのに対し、「めっちゃ強そう」なデザインに変更されています。天板の造形からしてタダモンじゃないですね。
背面の通気孔を見ると往年のスーパーカーみたいです。背面にはDC-IN、有線LANポート、そして映像出力関係のポートがついています。
右側面です。
こっちが左側面。USBポートは合計4つで、左右に2つずつ振り分けられています。
キーボード部分です。もちろんバックライトもついています。また画像を見るとゲームでよく使う「W,A,S,D」のキーが強調されたデザインになっていますね。ドスパラのゲーミングノートPCは誤押下防止のためWindowsボタンが右側についているのですが、この製品はオーソドックスな位置にあります。それとレイアウトを見ていると右側のSHIFTキー(方向キーの左上にある↑のようなマーク)の位置と大きさが多少慣れを必要としそうです。
この筐体デザインはゲーマーなら歓迎、非ゲームにもPCを使いたいおっさんにはちょっと派手すぎ、という感じがしますが、もともとデザインっていうのは個人の好みによるところが大きいので、この筐体はドスパラの新しい主張、ということで理解しておきたいです。
3.価格と発売時期
ドスパラ GALLERIA QSF970HEは2016年2月19日に発売され、ドスパラ公式サイトで販売中です。価格はRAM8GB、ストレージが500GB HDDの標準モデルが税抜き154,980円(税込み167,378円)、この記事で説明したRAM16GB、ストレージ250GB SSD+
1TB HDDの特別モデルが税抜き159,980円(税込み172,778円)となっていますが、この価格差ならどう考えても特別モデルですね。ただし、特別モデルは台数限定(具体的な台数は非公表)のため、購入するならお早めに。
ドスパラ製品はCPUとGPUだけでなく、細かい部分にもしっかり手を入れているので好感が持てますね。予算が許すようならこの製品はかなりスペックが高く、お買い得だと思います。
4.関連リンク
GALLERIA QSF970HE:ドスパラ公式サイト
コメント
これはハイスペックなのに安いね
こんにちは、コメントありがとうございます。私も同感です。最近のドスパラは一段と安く製品を出してきますよね。