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Microsoft 365 Personal / FamilyでCopilot Pro関連の機能が利用可能に、その代わり30~40%値上げへ - 対処方法・トラブル対応についてご説明

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Microsoft 365の機能追加と値上げ
Microsoftが1月17日に個人向けMicrosoft 365 Personal/Familyのプラン内容の変更および価格改定を発表しました。Microsoft 365 Personal/Familyを契約しているユーザーはOfficeアプリケーション(Word・Excel・PowerPointなど)でCopilotが使えるようになりました。新しいプランには「AIクレジット」が毎月60ポイント付与され、このポイントはAI画像生成サービス「Microsoft Designer」や「ペイント」「フォト」アプリなどでも利用できます。生成AI関連の機能に興味がある方にとってはより魅力的なサービスになったのではないでしょうか。

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ただし、サブスクリプション料金も30〜40%程度値上げされていて、Personalでは年間14,900円から21,300円に、Familyでは21,000円から27,400円に改訂されています。

個人的にはCopilotはChatGPT等他社サービスと比較すると精度・機能ともに現状「いまいち」と感じていますし、中には「生成AI関連の機能を使いたくない」という方もいらっしゃるかと思われます。アプリ設定からCopilot関連の機能をオプトアウト(無効化)できますが、その場合もサブスクリプション料金は変わりません。

ただし、期間限定にはなるものの、サブスクリプション期間更新前であれば従来の「Copilot Pro」が同梱されていない「クラシックMicrosoft 365 Personal/Family」にプラン変更することにより、改定前の料金で今まで通りの機能を利用できます。

ウインタブ注:
以下、従来のプランを継続し、価格上昇を抑える方法をご説明しますが、私(ウインタブ)は以下の説明で対処することができませんでした。そのため、「プランを既存のものに戻せない場合の対応」について、この記事の最後で経過報告をさせていただきます。

1.従来のプランに戻す方法

かのあゆはMicrosoft 365 Personalを契約していて、すでに「Copilot Pro」が含まれる内容のプランに自動的に変更されていましたが、次のサブスクリプション契約の更新が5月25日となっていてCopilot Proを含まない「クラシックMicrosoft 365 Personal」へのプラン変更が可能だったので、実際に行った手順をご説明します。

Microsoftアカウントのページにアクセス
まず、Microsoftアカウントの管理ページにアクセスし、一番上に表示されているMicrosoft 365の「管理」のリンクをクリックします。

「プランの変更」・・・ではなく、「サブスクリプションのキャンセル」を選択する
Microsoft 365のサブスクリプション管理画面が開くので、「プランの切り替え」・・・ではなく、「サブスクリプションのキャンセル」をクリックします(非常にわかりづらいですよね)。

支払い情報の更新
「サブスクリプションのキャンセル」のページを開くと一番下にプラン切り替えの項目があるので、Copilot Proの機能を含まない従来の「Microsoft 365 Personal/Family(永続版)」を選択し、支払いに使用するクレジットカードの情報を更新します。

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次の更新のタイミングで変更したプラン内容が反映される
これで従来のMicrosoft 365 Personal・Familyへの切り替えが完了しました。サブスクリプション更新日になったタイミングでプラン変更が行われるため、それまではCopilot Pro関連の機能を利用できます。

既に大手ニュースサイトでも報じられていますが、既存のユーザーに対するメール案内は今のところ行われていません。

非常に不親切な起動メッセージ
Word、Excelを起動した際に表示されるメッセージでも「サブスクリプション契約が変更される」という記載はないので、この点に関しては不親切なのではないかと感じました。前述の通り、クラシックMicrosoft 365 Personal/Familyへのプラン提供は期間限定(終了時期未定)となっているため、生成AI関連の機能はいらないから従来の価格でMicrosoft 365のサービスを利用したいという方は次の契約更新前にプラン変更の手続きを行っておくことをお勧めします。

2.プラン変更できない場合(経過報告)

ここからはウインタブがかのあゆさんからバトンタッチします。

ウインタブの画面

クリックで拡大します

私、上の説明にある「サブスクリプションのキャンセル」をしようとしたところ、このような画面になりました。つまり、プラン変更の選択肢が表示されませんでした。ブラウザーを変えるとか、ブラウザーのキャッシュをクリアするとかも試しましたが、それでも表示されませんでした。

そのため、Microsoftのサポート(問い合わせ窓口)に連絡し、電話対応してもらいました。

なんやかんやで数十分間、サポートの方の指示に従っていろいろ試してみた(結局はブラウザーを変えるとかキャッシュをクリアするといった方法を試したのみ)んですが、プラン変更の表示が出ませんでした。最終的にサポートの方から「追跡調査するので、数日お待ち下さい」と案内され、電話を切りました。ということで、現時点で私はプランの変更が出来ていません。ただ、Microsoftにその旨の連絡(届け出)をしましたし、私のサブスクリプションの更新時期は11月なので、それほど急ぐ必要もありませんので、のんびり待とうかな、と思っています。

この記事をご覧になったMicrosoft 365利用者の方の中にも私と同様のトラブルに遭遇された方がおられると思います。その場合はMicrosoftのサポートに連絡するようにして下さい。特に更新時期が迫っている方の場合、更新してしまうと元のプランに戻せなくなるので、早めにご連絡されることをおすすめします。

3.関連リンク

Microsoft 365 Personalとファミリー クラシック プランへの切り替え - Microsoft サポート
Microsoft 365 Basic、Microsoft 365 Personal クラシック、Microsoft 365 Family クラシックなど、AI 機能のない Microsoft 365 サブスクリプション プランに切り替える...
執筆者:かのあゆ
初めてしゃべった言葉が「ソニー・TDK」という筋金入りのガジェットマニア。中学生時代NEC PC-98シリーズに出会ったのをきっかけに本格的にPDAやスマートフォン、PCの世界にはまり込む。リュックには常にPC 2台 + タブレット 1台 + ゲーミングUMPC 1台 + スマホ4台を常備。
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コメント

  1. ゆきにゃん より:

    こちらの記事を参考に、私自身の契約を確認したところ、11月の更新となっておりましたが、無事にAIなしのClassicへ変更ができました。

    • かのあゆ より:

      >>ゆきにゃんさん
      金銭に関わることですし、そもそも生成AIに興味ない、使いたくないという方も多いかと思われるので役に立ったのなら良かったです!これからもよろしくお願いいたします!

  2. Onji より:

    私も記事を参考に切り替えを行いClassicに移行することができました。
    これ、Microsoftから通達があって当然の話だと思います。こういう記事とかニュースを見なかったらクレジットカードの内容を見て愕然としてしまったかも。ありがとうございました。
    それにしてもウィンタブさんの切り替えが上手くいかない件は正しく切り替えができるよう祈っております。
    …まぁ記事にするネタが出来たのは不幸中の幸い?

    • かのあゆ より:

      >>Onjiさん
      自分自身プラン内容変更当日たまたまWordを起動したらお試し期間で契約解除したはずのCopilot Pro関連の機能が有効化されていたことに気づいたのがきっかけで、最悪そのまま5月の更新迎えていた可能性もあるので本当、事前に告知はするべきだと思うんですよね・・・・海外では既に展開していたので日本でもいずれ・・・とは思っていたのですが・・・

      ウインタブ管理人の窓マンさんの環境含め、契約更新前なのにMicrosoft 365 Personal・Family永続版(=永続ではないのでClassic名称でも良かったのに・・・)がリストに出てこない方、Xを眺めている限りではけっこういらっしゃるようなので・・・こんなことばかりやってるとMS製品そのものから離れるユーザーさんも増えてきそうですね・・・

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