こんにちは、.TAOです。7月3日に突如Amazonにて、コストパフォーマンスの高いHP Chromebook 14aのAmazon限定モデルが発売され、話題になっています。ウインタブでは、Chromebook X2の実機レビューの際、プレミアムなセラミックホワイトの筐体が好印象でしたが、HP Directplus(HPの直販サイト)モデルは、そのセラミックホワイトを身にまとっての発売です。このモデルはコストパフォーマンスが高く、とても魅力的なChromebookになっていますので、ここで詳しく紹介したいと思います。
目次
1.スペック
まず、HP Chromebook 14aのHP Directplusモデル(以下、HPモデルと言います)はセラミックホワイトの天板となり、Amazon限定モデルはマリンブルー(緑がかった暗い青)の天板と、わかりやすい外見の違いがあります。どちらの色も魅力的で迷うところですが、CPUに違いがあり注意が必要です。
HPモデルはPentium Silver N5000搭載
スペック的に唯一の違いがCPUで、Amazon限定モデルがCeleron N4000なのに対しHPモデルはPentium Silver N5000を搭載しています。HPモデルの方がCPU Benchmarkでは約80%性能が高くなります。
Chromebook X2のコンフォートモデルはCPUがPentium 4415Yで税抜き84,800円である事を考えると、このモデル(Pentium Silver N5000搭載モデルが税抜き42,800円)がいかにコスパが良いかが判るというものです。
あとは、Amazon限定モデルの方が若干バッテリー稼働時間が良くなっていますが、CPUの違いによる差なのでしょうね。この違いが価格の差になっていて、HPモデルとAmazon限定モデルとは実質約1万円の価格差があります。Chromebookは、比較的ロースペックでもサクサク動くというのが売りなので、N4000でもWeb閲覧や動画試聴などといった用途なら普通に使えると思いますが、両モデルともRAMが4GBなので、むしろそのあたりがボトルネックになるかもしれません。
14インチのFHD IPS液晶がうれしい
HP Chromebook 14aはHPで「コンフォートモデル」と称していますが、ディスプレイに関してはワンランク上感が強くてFHD・IPS液晶、しかもタッチ対応というスペックは素晴らしいです。一年前ならFHDのエントリーモデルは稀でしたし、しかもIPS液晶でタッチ対応すからね、魅力的に映らない訳がない。
Chromebook 14aは、クラムシェルタイプなのでタブレットの様な使い方にはなりませんが、タブレットやスマホの感覚で画面をタッチして操作できるのはよいですね。
基本が充実
キーピッチが19mmでバックライト付きのキーボードは、大型のトラックパッドと相まってとても使いやすい事が想像できます。11時間のバッテリー稼働時間はChromebookとしては標準より少し長いほうでしょうか。USB Type-Cでの高速充電にも対応しています。
繰返しになりますが、ディスプレイはFHDのIPS液晶でタッチ対応。
HP Chromebook 14a、本当に基本性能がしっかりしていて、「Chromebookのスタンダード」と言ってもよさそうな感じです。最近話題になったLenovo IdeaPad Duet Chromebookは、10インチタブレットの取り回しの良さが光りましたが、あまりモバイル用途に使わないなら 14インチというのは使い勝手が良いサイズ。しかも約1.3kgの重量は、モバイルPCとしても活躍できる懐の広さもあり魅力的だと思うのですが、皆さんはどう思いますか?
Microsoft Officeをサポート
Google Play ストアから有料版のAndroid用Officeアプリをインストールして利用できます。Chrome上でMicrosoft Office Onlineを利用するのもアリですが、アプリで編集した方がサクサクと快適でしょうね。編集したファイルは、OneDriveに保存すればWindows用Officeソフトとシームレスに作業ができます。
Google Oneの1年無料が特典に付くよ
購入特典として、Google Oneの100GB(250円/月)が1年間無料で利用できます。Google Oneのプランの中では一番安いプランですが、この100GBをファミリーグループ(最大5人)で共有する事が可能です。共有といっても明示的に共有にしない限りそれぞれのプライバシーは守られるので、使い方を工夫すれば結構使い勝手がよいと思いますよ。
2.外観
HP Directplusの画像なのですが、筐体のカラーがシルバーはUSモデルの様です。日本仕様のモデルは、天板がセラミックホワイトでキーボードトップも白系でまとめられています。個人的には、このシルバーモデルの方が好みなのですけれど、日本での扱いはこの先もないでしょうね。
こちらがセラミックホワイトカラーのモデルです。って、天板の色が分かりませんが記事のトップ画像もセラミックホワイトなので合わせてごらん下さい。写真はUS配列のキーボードですが、実際にはJIS配列キーボードになり、HPの製品ページにはキーピッチは19mmとの記載がありましたので標準的なキーボードだと思います。
こう見ると、サイドのベゼルが非常にタイトになっていますね。キーボードの両サイドにはスピーカーが配置されていると思われます。B&O製のスピーカーという事で音の作りにも期待が持てます。
そしてこちらがAmazon限定モデルです。天板の色はマリンブルーというかメタリックグリーンとでも言いますか、実に味のある良い色だと思います。こちらは、キーボードトップが黒で個人的にはこちらの配色が好みではあります。
左側にはオーディオジャック、USB Type-C、MicroSDスロットがあります。外部ディスプレイを接続するにはUSB Type-Cを利用する事になりますが、入出力ポートが多いとは言えないので、マルチアダプタを一つ用意すると良いかもしれませんね。
右側はUSB Type-C、Type-AのUSBが並んでいます。充電はUSB Type-Cで行うのですが、左右どちらでも出来そうですね。
3.価格など
HP Chromebook 14aのAmazon限定モデルは、14インチでFHDのIPS液晶、しかもタッチ対応でCPUがCeleron N4000搭載、天板はマリンブルーの限定色で価格が39,800円(税・送料込み)とコストパフォーマンスのよいコンフォートモデルとなっています。
一方、HP Directplusでも販売が始まっており、こちらはCPUがPentium Silver N5000とワンランク上のパフォーマンスで、天板はセラミックホワイト。価格は50,380円(税・送料込み)と1万円ほど高くなります。先にサラッと触れていましたが、本体価格が税抜きで42,800円なので、HPの週末限定セールなどで10%OFFとかになれば断然買いでしょうね。
ただAmazon限定モデルの4万円を切る値段で、FHD IPS液晶というだけで買いの気もしますし、Celeron N4000でも十分なんですよね実際のところ。まあ、どちらをチョイスしても後悔はしない良モデルだと思います。
4.関連リンク
【Amazon.co.jp 限定】Google Chromebook HP ノートパソコン 14.0型 フルHD IPSタッチディスプレイ 日本語キーボード 14a 限定カラー:Amazon(限定モデル)
HP Chromebook 14a 製品詳細:HP Directplus
コメント
AmazonでのHP直販だと14a(N5000版)が税込39500円で、Amazon限定版よりお安いです。
有益な情報ありがとうございます!Pentium N5000モデルが22%OFFで39,500円(税込)しかも送料無料って、これはコスパ最強かもしれませんね。