ASUSが14インチモバイルノート「VivoBook 14 M413DA」を発売します。この製品はASUS Store限定モデルで、「コスパが異常」です。最初に言っておきますと、価格が42,545円(税込み46,800円)です。スペックのほうも十分に高く、メインのモバイルノートとして十分使えるものになっていますので「いや正直びっくりした」というのが私の感想です。
1.スペック
VivoBook 14 M413DA | |
OS | Windows 10 Home(Sモード) |
CPU | AMD Ryzen 3 3250U |
外部GPU | なし |
RAM | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD(M.2 PCIe) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14インチ(1,920 × 1,080) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB 3.1 Gen1 Type-C、USB 3.0 、USB 2.0 × 2、HDMI、オーディオジャック、microSDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(92万画素) |
バッテリー | 稼働時間10.1時間 |
サイズ | 324.9 × 215 × 19.1 mm |
重量 | 1.45 kg |
OSはWindows 10 Homeの「Sモード」です。Sモードというのは「セキュリティとパフォーマンスのために、Microsoft Store のアプリのみを実行するように設計」されているモードで、要するにアプリの導入に制約があります。お子さん用とか法人モデルの場合は、SモードによりセキュアなPC運用が可能と言えますが、個人利用の場合は結構不便に感じられると思います。しかし、Sモードは無料で簡単に解除ができ、解除すると(この製品の場合)普通のWindows 10 Homeになりますので、製品購入にあたっては特にハードルにはなりません(詳しくはこちら)。
CPUは第2世代Ryzen Mobile、Ryzen 3 3250Uです。第3世代(4000番台)ではない、というのが残念といえば残念ですが、冒頭に書かせていただいたとおり「なにしろ価格が価格」なので、全く文句はありません。
RAMも8GB、ストレージも256GB SSDと、ビジネス用、学習用に不足のない容量が確保されています。ディスプレイに関しては14インチのFHD解像度、とだけ開示されていて、IPS液晶なのかTN液晶なのかは不明です。ASUSのUSサイトで確認したところ、「178° viewing angles」という記載がありましたので、少なくとも米国仕様はIPS液晶ですね。おそらく日本仕様も同様だと思いますが、米国仕様と日本仕様はCPUの型番なども違っていますので、やっぱり確証は持てません。
通信まわりではWi-Fi6(ax規格)対応は見送られています。一方で入出力ポートは14インチモバイルノートとしては十分な構成と言えますね。USBポートは合計で4つありますし、HDMI、microSDカードリーダーもしっかりついています。
サイズに関しては、「まあ普通くらい。特段小さいとは言えない」です。もちろんモバイルノートとして使うのに支障はないと思いますが、重量も少し重いですね。
2.筐体
正面から見たところです。ZenBook 14ほどではありませんが、ベゼル幅も細く、価格以上のスタイリッシュさはありますね。
天板です。筐体素材は開示されておらず、金属製なのか樹脂製なのか、ちょっと見当がつきません。筐体色は「ビスポークブラック」で、画像を見る限り、「ちょっと青みがかった黒」という感じでしょうか。
キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は「86キー日本語キーボード」で、バックライトは装備されていないようです。最近のVivoBookは「Enterキーが元気」なんですよねw タッチパッド内には指紋センサーもあります。この製品は顔認証対応ではありませんが、指紋認証ができます。低価格品ながら、この点はありがたいところです。
側面と入出力ポートです。厚さ19.1 mmということなので、ZenBook 14の14.3 mmと比較すると少し厚みがあります。また、ASUSお得意のエルゴリフトヒンジ(ヒンジ開口時に天板後部が筐体下部に潜り込み、筐体後部が持ち上がる構造)でもないようです。
ポート構成はこの画像のほうがわかりやすいですね。14インチノートとしては特にUSBポートの数に余裕があり、使い勝手が良さそうです。
3.価格など
ASUS VivoBook 14 M413DAはASUS Store限定モデルで、11月20日発売予定ですが、11月15日現在、ASUS Storeで予約注文を受け付けています。冒頭に書かせていただいたとおり、価格は42,545円(税込み46,800円)です。
このスペックにしてこの価格、というのは言うまでもなく「激安」です。「中華ノートのいいほう」と同じか、むしろ安いくらい。また、筐体は(さすがに)ZenBook 14よりは大きく、重いものの、モバイル利用も十分可能ですし、スッキリとしたデザインと筐体色も使う人を選びません。この冬にノートPC購入を考えている人には間違いなく有力な購入候補になりそうです。
4.関連リンク
ASUS VivoBook 14 M413DA (M413DA-EC30BT):ASUS Store