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ASUS TransBook T100TAL - SIMスロット付きのTransBookもデビュー、スペックは要確認

ASUS TransBook T100TAL
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。またしてもASUS関連の新製品紹介になります。今回紹介するのは「TransBook T100TAL」です。名称からすると、「T100TAMを大きいサイズにしたのかな?」なんて考えがよぎりますが、ちょっと違います。

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本機の一番のポイントは「LTE対応のSIMフリー機であること」です。SIMスロットについてはここ何カ月かの間に少しづつ対応する機種が増えていて、先日実機レビューをしたDELL Venue 11 Pro 7000にもSIMスロットがついていましたが、Atom機の2 in 1であり、大ヒット機種であるTransBookシリーズでSIMスロット対応した、というのは大きなニュースだと思います。でも、このT100TAL、他にもいくつかの変更が加えられているので、購入を考えている人は注意しておきましょう。

1.スペック

ASUS TransBook T100TAL スペック表

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TransBook T100TAMとの比較をしてみましょう。CPUはAtom Z3735Dとなっていて、T100TAMのZ3775よりもスペックダウンです。Z3735という型番はWindowsタブレットではすっかりおなじみになりましたが、末尾Dというのは初耳ですね。結論から言うと、私たちユーザーレベルの理解ではZ3735Fとほぼ同じ性能という認識で問題ないです。個人的には実用上の差があまり大きくはないと思っていますが、それでもT100TAMよりも劣るCPUである、ということは理解しておきましょう。

次に、T100TAMにはキーボードドック側に500GBのハードディスク(HDD)がついていましたが、本機ではそれがなくなってしまいました。さらに、T100TAMには64GBの内蔵ストレージ(T100TAは32GB)が搭載されていたものが、本機では32GBに減量されてしまっています。つまり、本機のストレージは32GBだけ、ということです。私は個人データはクラウド・ストレージを使えばいいと思っているのですが、HDDの容量をそれなりに要求する人は多いと思うので、これは結構痛い変更なんじゃないでしょうか?

一方、改善した箇所もあります。カメラです。T100TAMにはインカメラのみ、解像度は126万画素というものがついていましたが、本機では126万画素のインカメラに加え、500万画素のアウトカメラも追加されています。

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また、サイズの方は、幅と奥行きは変更がないものの、キーボードドックが薄型化(約4mm)されました。また、重量の方はT100TAMがタブレット本体約570g、キーボードドック約600g、合計で1170gだったものが、本機ではタブレット本体約580g、キーボードドック約520g、合計で1100gとなり、若干ですが軽量化されています。また、バッテリー駆動時間はT100TAMが約9.6時間(キーボード接続時約7.2時間)だったものが約10.7時間(キーボードドック接続時約8.1時間)となり、こちらも若干の改善が見られます。

最後に、T100TAMにはキーボードドック側にUSB3.0ポートがありましたが、本機ではそれがUSB2.0に格下げされています。USB3.0対応の機器を使っている人には結構厳しいところですね。

その他の構成は特に変更はみうけられませんが、総合的に見て「ちょっとなあ」という感じの変更になっていると思います。

2.デザインはChiに近い感じに?

ASUS TransBook T100TAL  天板
筐体はT100TAMと同じものだと思います。しかし、カラーが最新型であるChiシリーズに近い感じの落ち着いたものになっています。従来機T100TAMも外観の高級感を増していますが、本機もその流れを引き継いで、安っぽさの感じられないデザインになっていると言えます。

3.実売価格次第か?

ASUS TransBook T100TAL サイドビュー
本機の販売開始は2015年2月20日からとなっていて、現在ASUS直販サイトで表示されている価格は69,984円(税込み)となっています。一方、T100TAMのほうは75,384円(実はこちらもマイナーチェンジしていて、CPUがZ3775からZ3795に、ストレージが64GBから32GBに変更されています)です。マイナーチェンジ前のT100TAMはAmazonで54,685円(2月15日現在、税込み)となっていますから、本機もAmazonや量販店での販売が開始されたら5万円前後に落ち着くように思われます(あくまで予想です)。

スペック的に痛い変更点をいくつか抱えているので、SIMフリーというものに価値を見いだせる人はともかく、あんまり気にしない、という人にはちょっとおすすめしにくいかな、と思います。ちらっと書きましたが、T100TAMもマイナーチェンジして継続販売されますし、T100 Chiについても実売価格次第では本機と比較しうるものになるはずなので、ご自分のニーズに合わせてじっくり検討するのがいいんじゃないか、と思います。

4.関連リンク

ASUS TransBook T100TAL-B-3735:ASUS Shop

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