ASUSが2月17日に発表したゲーミングノート「ROG Strix SCAR 17 G733ZX」の実機レビューです。ASUSのゲーミングノートとしてはハイエンドかつ17.3インチと大型の製品です。15.6インチサイズの「ROG Strix SCAR 15 G533ZX」も同時発表されていますが、この記事は17.3インチモデルについてのレビューとなります。
・CPUもGPUも現行のノートPCとしては最高性能
・リフレッシュレートは360Hzと「世界最速レベル」
・非常に高い冷却性能、そして低騒音
・独自の「Keystone」でセキュリティを確保
・ASUSらしい、こだわりのデザイン
ここはイマイチ
・ハイエンド機なので仕方ないけど、さすがにお高い…
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ROG Strix SCAR 17 G733ZX:ASUS
目次
1.ROG Strix SCAR 17 スペック
ROG Strix SCAR 17 G733ZX | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core i9-12900H |
外部GPU | NVIDIA GeForce RTX3080Ti Laptop(16GB) |
RAM | 32GB(DDR5-4800) |
ストレージ | 1TB SSD(PCIe 4.0 ×4) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 17.3インチ (1,920 x 1,080) 360Hz |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB Type-C(Thunderbolt 4)、USB 3.2 Gen2 Type-C、USB 3.2 Gen1 × 2、オーディオジャック、HDMI、LAN(RJ45) |
カメラ | なし |
バッテリー | 駆動時間 約7.6時間 |
サイズ | 395 x 282.1 x 23.4-28.3 mm |
重量 | 2.9 kg |
バリエーションモデル
2月24日現在、上記スペック表記載の単一バリエーションです。
ポイント
まず、CPUとGPUが現時点で望みうる最高の型番になっていて、CPUには第12世代(Alder Lake-H)のCore i9-12900H、GPUにはGeForceのラップトップ向け最上位モデル、RTX3080Tiが搭載されています。ウインタブでの実機レビューでも「過去最高のベンチマークスコア」が義務付けられているような感じで、私も少しプレッシャー(後述しますが、心配無用でした)。
RAMは32GB、SSDは1TBと大容量で、いずれも非常に高速な規格になっています。また、ディスプレイは解像度こそFHD(1,920 × 1,080)と「普通」ですが、リフレッシュレートは360 Hz/応答速度3msと「世界最速レベル」です。ただし、Webカメラなどというヤワなものはついていません(外付けのものを購入するしかないですね…)。
通信周りではもちろん有線LANポートを装備し、Wi-Fi6にも対応します。また入出力ポートはThunderbolt 4も装備していますので、高速なデータ伝送も可能です。ちょっとお金がかかっていまいますが、Thunderbolt対応の外付けSSD・SSDケースを使えばさらなる大容量を快適に確保できますね。
その他、実機レビューでは説明が難しい新機能・装備に以下があります。
・Thermal Grizzly社の液体金属グリスを採用。CPUの冷却効果が大幅アップ
・インテリジェントクーリングシステム(6本のヒートパイプとアンチダストトンネル 2.0)で自動的に塵や埃を排出
・GPUからディスプレイに直接ルーティングするMUXスイッチを採用
2.ROG Strix SCAR 17 筐体と使用感
同梱物
同梱物です。ペーパー類は多めで、しっかりした(分厚い)取扱説明書とKeystone2(後述します)の説明書(英語のみ)も含まれていました。また、右下にある3つのパーツについても後述します。
ACアダプターは出力280Wと大型です。電源ケーブル込みの実測重量も1,001 gと堂々の1キロ越えでした。
天板と底面
天板です。天板の素材は金属製でヒンジがやや前方に取り付けられています。また、右側にあるROGのロゴマークはイルミネーション対応し、通電時にカラフルに光ります(設定で光り方をコントロールできます)。
天板には斜め方向にROGロゴの入ったシャドウストライプが走っています。
同梱物のところで説明したパーツのうち、2つがこれ。天板後部右側のプレートは着脱式になっていて、好みのものを取り付けることができます。標準でついているのがシルバー、スペアとして透明タイプとブラックタイプがあります。
底面です。ASUSの説明では「底面も天板と同じくらいにデザインにこだわった」とのこと。「通気口は通気口」ではあるのですが、2色を使った、ちょっとこだわりが感じられるデザインです。
また、この画像の下側が手前(開口部)なのですが、左右にスピーカーグリルが見えます。
購入される人はぜひ「解読」していただきたいのですが、底面には「謎の文字列」も入っていましたw
側面
前面です。この面にはポート類やボタン類はありません。中央に突起があり、ヒンジ開口はしやすくなっています。それと、下のほうが白っぽく(シルバーっぽく)見えますが、この部分はLEDライトが入っています(後述します)。
背面です。両側に通気口があり、中央にはポートもついています。ポート構成は画像左からUSB Type-C(Thunderbolt 4)、USB Type-C、HDMI、LAN、DC-INジャックで、主に映像系や通信系のポートが背面に装備されています。
左側面です。こちらにはUSB Type-Aポートが2つとイヤホンジャックがあります。
右側面にはポートはありません。ありませんが…、
ROG Strix SCARシリーズの従来モデルから採用されている「Keystone 2」がついています。これ、セキュリティ上は重要な機能を果たします。
この画面はプリインストールされている設定アプリ「Armoury Crate」のものですが、Keystoneについても各種設定が可能で、基本的には「外してしまうと画面がロックされる」あるいは「すべてのウインドウを非表示にしてスピーカーをオフにする」といった挙動になります。
また、画像にはありませんが「シャドウドライブ(物理的なドライブではないが、Keystoneを挿入した状態でないとアクセスできないストレージ領域)」の設定も可能です。
同梱物のところにあったキーホルダーのようなものは、Keystone収納用です。離席するとき、またLANパーティなどでこの製品を外部に持ち出すときなどには、このホルダーを使うと安全ですね。
ディスプレイと使用感
上でご説明したとおり、解像度は一般的なFHDですが、リフレッシュレートは360 Hzと、おそらく国内販売されているノートPC用ディスプレイとしては「最速」のものが搭載されています。
この製品はWebカメラ非搭載のため、左右だけでなく上部ベゼルも非常に細くなっています。
ディスプレイは一般的なゲーミングノートと同様にノングレアタイプです。この画像はわざと映り込みが激しくなるような置き方をしていますが、このように映り込みは非常に小さいです。
繰り返しになりますが、この製品は「リフレッシュレート360Hz」というのが大きなセールスポイントの「ゲーム特化」と言えるディスプレイ仕様です。しかし、発色性能も十分に高いと感じました。手持ちのモニターと比較してみましたが、原色も鮮やかですし、とてもくっきりと表示されます。
キーボードと使用感
キーボードです。ここ、個性的なデザインですよね!キーボード面の右側が半透明になっていて、内部がうっすらと覗けるようになっています。また、仕様としては「107キー日本語キーボード (オールキーRGBイルミネートキーボード)」と開示されています。アルファベットキーのキーピッチは手採寸で約19 mm、キーストロークはノートPCとしては標準的から若干深めくらいです。キー配列は概ね素直と言えますが、テンキー部分はキーピッチ、キートップのサイズとも小さめです。
Aura Creatorというアプリがインストールされており、このアプリでキーボードバックライトの発色を変更できます。たくさんのパターンのイルミネーションも用意されていますし、個々のキーのバックライト色を任意に変更できます。
また、Aura Creatorはキーボードバックライトだけでなく、筐体下部や天板のLEDライトの設定も可能です。
設定アプリのArmoury Crateにもキーボードの設定項目があります。この画像はキーボード面最上段にある5つのホットキーのマッピング画面で、ホットキーに好みの操作を割り当てることができます。また、キーボードマクロの設定もできます。
で、このキーボードの使用感ですが、ゲーミングノートらしく非常に頑丈な作り(強打仕様)になっていて、打鍵時にたわんだりすることがありません。また、頑丈さの副産物として打鍵音もかなり小さめです。そのため、ゲーム用途以外の場面、文書作成などで使っても非常に快適な打鍵感が得られます。
17.3インチという大型の筐体なので、狭苦しさは一切なく、パームレストも広大で、とても使いやすいキーボードです。ライティングやホットキーの割り当て、また必要に応じてキーボードマクロの設定と、使い始めに「ひと手間」かけてやれば、ゲーミング、非ゲーミングのいずれの場面でも非常に快適に使えると思います。
筐体その他
ヒンジの開口角度はやや狭めです。ただし、実用性には全く問題ありません。
筐体下部、筐体後部(天板の後ろのほう)、そして天板のロゴマーク部分は「光ります」。アプリのAura Creatorでイルミネーションや色の設定ができますし、もちろんLEDライトを消灯することもできます。
スピーカーの使用感
ROG Strix SCAR 17はクアッド(4)スピーカーを搭載し、2つは底面に、もう2つはキーボード面上部に配置されています。
また、Dolby AtmosとDolby Visionを統合したDolby Accessというアプリを搭載しており、基本ここをオンにしておくだけで迫力のある音質となります。
17.3インチという大きなサイズでもあり、音質はもはやノートPCとは思えないくらいの水準です。これまでレビューしてきたPCの中で最高といってもいいですね。低音から高音までクリアに聞こえますし、重低音についてもPCスピーカーとしてこれ以上は望めないくらいのレベルだと思いました。
3.ROG Strix SCAR 17 性能テスト
ASUS PCの設定アプリと言えば「My ASUS」ですが、これまで少しご紹介してきたとおり、ゲーミングノートの多くには「Armoury Crate」というアプリも入っています。ROG Strix SCAR 17では「My ASUS」の機能は簡素化され、基本的には製品登録や保証のアップグレード用として、あとはバッテリーのモード(省電力設定やバッテリー保護機能など)ができる程度で、パフォーマンス面はArmoury Crate側で行います。
今回の性能テストにあたってはArmoury Crateのパフォーマンスモードを「Turbo(パフォーマンス最優先)」に設定しています。で、結論から言うと、ウインタブの実機レビューの測定スコアとしては、「すべて過去最高を更新」しました。
ベンチマークスコア
参考(ハイエンドゲーミングノート):
Lenovo Legion 760(Ryzen 9 5900HX、RTX3080):12,070、26,488、7,622
MSI GP66 Leopard 11U(Core i7-11800H、RTX3080):11,730、24,606、7,513
ASUS ROG FLOW X13(Ryzen9 5900HS、RTX3080):10,698、19,394、7,346
MSI Katana GF66 12U(Core i7-12700H、RTX3070Ti):10,516、23,619、6,589
GIGABYTE A7(Ryzen 9 5900HX、RTX3070):10,393、23,177、6,394
MSI GS66 Stealth(i9-10980HK、RTX3080):9,276、20,063、5,873
ASUS TUF Gaming A17 FA706QR(Ryzen 7 5800H、RTX3070):8,981、21,434、5,488
ASUS ROG Strix SCAR 15(i9-10980HK、RTX2070SUPER):8,435、20,017、5,049
Lenovo Legion 750i(Core i7-10750H、RTX2080SUPER Max-Q):8,156、18,070
ASUS TUF Dash F15(i7-11370H、RTX3070):7,767、17,671、5,136
※左からTime Spy、FireStrike、Port Royalのスコア
グラフィック性能を測定する3D Markのスコアです。一応Wild Lifeのスコアも測定しましたが、このテストは低スペック機で重視されるものなので、ここでは無視します。システム負荷はTime Spy > FireStrikeで、Port Royalはリアルタイムレイトレーシングの性能を確認するためのものです。
ご覧の通り、過去最高のスコアをマークしました。ただし、このくらいの水準(ハイエンド)になると、Alder LakeのCore i9にGeForce RTX3080Tiという組み合わせをもってしても「いきなり2倍」とかにはならないですねw あと、少し心残りだったのがPort Royalのスコアで、これ、もう少し試行回数を増やせば8,000点を越えられたと思います。
参考(ハイエンドゲーミングノート):
MSI GP66 Leopard 11U(Core i7-11800H、RTX3080):11,658
Lenovo Legion 760(Ryzen 9 5900HX、RTX3080):10,966
ASUS ROG FLOW X13(Ryzen9 5900HS、RTX3080): 10,371
MSI Katana GF66 12U(Core i7-12700H、RTX3070Ti):9,451
GIGABYTE A7(Ryzen 9 5900HX、RTX3070):9,063
MSI GS66 Stealth(i9-10980HK、RTX3080): 9,004
ASUS ROG Strix SCAR 15(i9-10980HK、RTX2070SUPER):8,946
ASUS TUF Gaming A17 FA706QR(Ryzen 7 5800H、RTX3070):8,879
Lenovo Legion 750i(i7-10750H、RTX2080SUPER Max-Q):8,431
MSI GE66 RAIDER(i7-10875H、RTX2070):8,230
MSI GP75 Leopard(i7-10750H、RTX2070):7,995
ASUS TUF Dash F15(i7-11370H、RTX3070):7,869
ドスパラ GALLERIA GCR2070RNF(i7-9750H、RTX2070):7,440
オンラインゲーム「ファイナルファンタジー15(FF15)」のベンチマークテストです。個別のゲームタイトルなので、相性のようなものが出てしまうと思いますが、それでもやはり過去最高のスコアとなりました。
参考1(ハイエンドゲーミングノート):
MSI Katana GF66 12U(Core i7-12700H):1,800、15,593
MSI GP66 Leopard 11U(Core i7-11800H):1,491、12,210
Lenovo Legion 760(Ryzen 9 5900HX):1,436、13,461
GIGABYTE A7(Ryzen 9 5900HX):1,408、11,280
ASUS Vivobook Pro 16X OLED(Ryzen 9 5900HX):1,425、12,034
参考2(ハイスペックなモバイルノート):
ASUS VivoBook 15 OLED(Core i7-1165G7):1,497、5,555
MSI Prestige 15 A11(Core i7-1185G7):1,226、4,119
Lenovo ThinkPad E15 Gen3(Ryzen 5 5500U):1,160、7,312
※左からシングルコア、マルチコアのスコア
CPU性能のみを測定するCINEBENCH R23のスコアです。このテストではGeForceの搭載有無は関係ありません。純粋に「Alder LakeのCore i9-12900Hの実力を見る」ためのものです。
AMD Ryzenとの比較だと、第11世代(Tiger Lake)ではシングルコアのスコアでRyzenより優勢、しかしマルチコアではRyzenのほうが上、という傾向が見られましたが、第12世代(Alder Lake)ではシングルコア、マルチコアとも、前世代のIntel CoreやAMD Ryzen(Ryzen 9も含む)を置き去りにするようなスコアとなりました。というか、ぶっちぎりですよね、これ。ちなみに「参考1」にあるMSI KatanaもAlder LakeのCore i7-12700Hを搭載していますが、Core i7でさえRyzen 9 5900HXに大きな差をつけています。
参考(ハイエンドゲーミングノート):
MSI Katana GF66 12U(Core i7-12700H):7,417
Lenovo Legion 760(Ryzen 9 5900HX、RTX3080):7,129
MSI GP66 Leopard 11U(Core i7-1800H、RTX3080):7,054
GIGABYTE A7(Ryzen 9 5900HX、RTX3070):6,827
ASUS TUF Gaming A17 FA706QR(Ryzen 7 5800H、RTX3070):6,744
ASUS ROG FLOW X13(Ryzen9 5900HS、RTX3080):6,544
HP OMEN X 2S 15(i9-9880H、RTX2080 Max-Q):6,447
ASUS TUF Dash F15(i7-11370H、RTX3070):6,225
Lenovo Legion Y740(17)(Core i7-9750H、RTX2080Max-Q):6,151
MSI GE66 RAIDER(i7-10875H、RTX2070):6,081
ASUS ROG Strix SCAR 15 G532LWS(i9-10980HK、RTX2070SUPER):6,023
表計算ソフトやビデオチャット、画像加工など、実際のビジネスシーンをシミュレートしたテスト、PC Markのスコアです。グラフィック性能に特化したテストの3D Markなどと比較するとCPU性能の差(影響)が大きめですが、テスト項目にグラフィック処理も含んでいますので、CPU性能だけでなく、外部GPUを搭載する製品のほうが高いスコアが出やすい傾向にあります。
スコアのほう、もちろん過去最高をマークしていますが、申し訳ありません、今回このテストのみ試行回数が2回だけとなり、おそらく時間を置いてあと数回テストしていればさらに高いスコアが出たと思います(PC Markはスコアのばらつきが多少あります)。まあ、このスコアでもPC Markが想定しているような使い方をした場合にパフォーマンス面で不満を感じることは皆無だと思いますけど。
SSDの読み書き速度を測定するCrystal Disk Markのスコアです。「PCI Express 4.0 x4接続」の実力がいかんなく発揮されていると思います。このスコアも現行製品としては最高水準と言えます。
発熱とファン音
発熱は相当に小さめだと思います。ベンチマークテスト中、Armoury Crateのモニターを見ているとCPU温度は64℃になっているのを確認できた(実際はもっと上がっている時があると思います)程度で、筐体表面の発熱もかなり小さいですね。ゲームプレイ中もキーボード面に多少の熱を感じましたが、不快感はありませんでした。
ファン音も非常に小さいと思います。オンラインゲームのWreckfest(推奨スペックはGeForce GTX970以上)を1時間ほどプレイしてみましたが、ファンはたまに音がするくらいで、Excelをやっているのかと勘違いするレベルでした。また、3D MarkのTime Spyを5連続で回してみましたが、この時もファン音はするものの、騒音レベルは50db以下でした。この水準は高負荷のソフトウェア使用時としては異常なくらいに静かと言えます。
4.ROG Strix SCAR 17 レビューまとめ
ASUS ROG Strix SCAR 17 G733ZXはASUS Storeで販売中で、2月24日現在の価格は税込み399,800円です。なお、「30日間返品保証キャンペーン」の対象になっていますので、購入後に「イマイチ気に入らない」といった理由でも返品が可能です。また、「ASUSのあんしん保証プレミアム3年パック」がプレゼントされる、というのも安心です。
ウインタブは(低スペックな中華PCも好んでレビューしますが)なにげにハイエンドなゲーミングノートのレビュー機会をいただくことも多いです。実は今回も複数のノートPCの実機レビューを同時期にやっていたのですが、このROG Strix SCAR 17は「次元が違う」という印象でした。ベンチマークスコアが非常に高い、というのはある意味織り込み済みの話ですが、冷却性能であるとかスピーカーの品質であるとか、キーボードのカスタマイズ余地であるとか、そういったゲーミングノートとしてのトータルの完成度が「半端ない」と思いました。
ちなみに私、同時期にこの製品を含めて(割と短期間でお返しする必要のある)4台のレビュー機を抱えていて、そういう状況でもROG Strix SCAR 17でゲームを楽しんでしまいましたからね…。記事中にあえて「感想」は書かなかったのですが、高リフレッシュレートによるディスプレイの描画の滑らかさもしっかり体感しています(ただし、私は視力が低く、年齢も高いので、360Hzならでは、という点について詳しく言及する能力がないのです)。
価格が価格なので、「仕事用のスタンダードノートの買い替えに」と考える人は少ないと思いますし、どう考えても「ガチなゲーマー」向けの製品ではあるのですが、お金を出すにふさわしい、気持ちが高揚するような完成度の製品だとは思います。