ASUSが11.6インチで低価格なChromebook「Chromebook CX1」を発売します。この記事に先立ち、同時に発表された「Chromebook Flim CM3」「Chromebook Flip CM5」がコンバーチブル2 in 1筐体だったのに対し、このCX1はクラムシェルノート形態です。
1.Chromebook CX1 スペック
スペック表
Chromebook CX1 | |
OS | Chrome OS |
CPU | Intel Celeron N3350 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 32GB eMMC |
ディスプレイ | 11.6インチ(1,366 × 768) |
バンド | — |
SIM | — |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2 |
入出力 | USB 3.2 Gen1 Type-C × 2、USB 3.2 Gen1、オーディオジャック、microSDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(92万画素) |
バッテリー | 駆動時間約12.5時間 |
サイズ | 287.4 × 200.1 × 17.5mm |
重量 | 1.2 kg |
ポイント
・11.6インチで重量1.2 kgとコンパクト・軽量
・MIL規格(MIL-STD-810H)準拠の堅牢性と防滴キーボード
コメント
システム構成は特に新しいわけではありません。昨年ウインタブで検証機として購入した「Chromebook C223NA」とCPU/RAM/ストレージ/ディスプレイサイズが全く同じです。
C223NAを使っているものの意見としては、「ディスプレイがタッチ対応しないことに注意してください」というのがあります。Chrome OSなので、このシステム構成でも十分に実用的ではあるのですが、Google PlayからAndroidアプリを導入する場合、「(特にゲームで)タッチ操作なしで遊べるものがどのくらいありますか?」ということです。もちろんAndroidアプリを使うのが主目的ならそもそもChromebookを買う必要はないわけですが、「息抜きにゲームでもやろうか」という場合はちょっと残念なことになります。
2.Chromebook CX1 筐体
筐体デザインは新しくなりましたね。とはいえ、相変わらずベゼル幅はかなり太め。ただ、キーボードの横幅を見ていただければわかると思うのですが、11.6インチサイズだと横幅をあまり小さくしてしまうとキーボードにしわ寄せが来てしまうことがある(キーピッチが狭くなる)ので、ここは仕方ないところかもしれません。
天板です。筐体色は「トランスペアレントシルバー」といいます。筐体素材は不明ですが、おそらく樹脂製と思われます。
C223NAからCX1になって、大きく変わったのがここ。ヒンジが180度開口するようになりました。狭いテーブルに向かい合わせに座って打ち合わせする際などに画面の共有がしやすく、便利です。
側面と入出力ポートの配置です。私はC223NA(CX1と同じポート数です)を使っていて、マウスは接続しますが、USBメモリースティックを接続する機会は皆無ですし、外部ディスプレイ出力もしないので、ポート不足を感じたことはありません。なお、DC-INはなく、USB Type-Cポートからの充電/給電となります。
キーボードの画像がありませんが、日本仕様は「78キー日本語キーボード (JIS配列)」と開示されています。
3.Chromebook CX1 価格など
ASUS Chromebook CX1は5月末の発売予定で、ASUS Storeでは予約注文を受け付けています。5月21日現在の価格は税込み29,800円です。エントリークラスのChromebookですが、初めて購入するChromebookとしてはいい感じのお値段だと思います。
記事中にも触れましたが、ご注意いただきたいのは「ディスプレイがタッチ対応しない。よってAndroidアプリ、特にゲームアプリを使うのは厳しい」という点ですね。それを踏まえた上で、Chromebookを使ってみたい(試してみたい)という人にはいい選択肢だと思います。
4.関連リンク
ASUS Chromebook CX1 (CX1100CNA-GJ0040):ASUS Store