Xiaomi Japanが国内版「Redmi Note 11 Pro 5G」を正式発表しました。先行導入されている「Redmi Note 11」の上位モデルとなります。グローバルモデルは1月28日に先行投入されていますが、国内版では新たにおサイフケータイとeSIMに対応しました。SIMフリー版のほか、キャリアでは楽天モバイルでも取り扱われます。
なお、搭載CPUとアウトカメラの構成が異なる以外は共通の仕様となっている4Gモデル(グローバル版)に関してはウインタブでもすでに実機レビューを行っていますので、そちらも参照していただければ幸いです。
Xiaomi Redmi Note 11 Proの実機レビュー - シリーズ最大サイズで高品質な有機ELディスプレイを搭載、カメラも108MPです
1.Redmi Note 11 Pro 5Gスペック
スペック表
Redmi Note 11 Pro 5G(国内版) | |
OS | MIUI 13(Android 11ベース) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 695 5G |
RAM | 6GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 6.67インチAMOLED(2,400 x 1,080)120Hz |
LTEバンド |
5G:n3/n28/n41/n77/n78 FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12 13/17/18/19/20/26/28 TDD-LTE:38/40/41/42 |
SIM | nanoSIM + eSIM |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB Type-C、MicroSD、イヤホンジャック |
カメラ | イン16MP/アウト108MP + 8MP + 2MP |
バッテリー | 5,000 mAh |
サイズ | 164.19 x 76.1 x 8.12 mm |
重量 | 202 g |
コメント
OSはAndroid 11ベースのMIUI 13です。グローバルモデルも現時点ではまだAndroid 12へのアップデートはリリースされていませんが、いずれアップデートが配信されるものと思われます。ただし国内版に関しては後述する独自カスタマイズが行われていることもあり、配信がグローバルモデルよりも遅れる可能性はあります。
CPUはSnapdragon 695 5Gです。このCPUはmoto g52j 5GやAQUOS wish 2など、ここにきて搭載端末が増えてきた印象です。ハイエンドクラスのCPUではないものの、WEBブラウジングやSNS等の普段使いだけでなく、3Dゲームも十分楽しめる性能を備えています(ゲームタイトルによってはグラフィック設定の調整が必要になる可能性はあります)。RAMは6GB、内蔵ストレージは128GBという構成で、MicroSDカードによるストレージ拡張に対応します。
ディスプレイは6.67インチサイズで、解像度はFHD+(2,400 × 1,080)です。日本も含むグローバル市場で販売されているRedmi Note 11シリーズではRedmi Note 11S(4G)を除き、すべてのモデルで高品質なAMOLEDディスプレイを採用しており、このRedmi Note 11 Pro 5Gではリフレッシュレート120Hz表示にも対応します。
現在上位モデルとなるRedmi Note 11 Pro+ 5Gを継続利用中ですが、スクロールがスムーズなので(繰り返しになってしまいますが)一度体験すると60Hz表示にはなかなか戻れなくなってしまいます。
カメラはイン16MP、アウト108MP(メイン) + 8MP(超広角) + 2MP(マクロ)という構成です。ミッドレンジモデルでありながら108MPという超高画素レンズを採用しているのが大きなセールスポイントと言えます。明るい場所はもちろん、暗所での撮影も美しい写真を撮影可能です。
ワイヤレスネットワークは802.11a/b/g/n/acとBluetooth 5.1に対応します。グローバル版でも4G、5Gともに国内主要4大キャリアの通信バンドをサポートしていましたが、今回は国内正規モデルということで楽天モバイルでも「確実に」通信可能です(おそらく楽天モバイルがローミングで利用しているau回線も問題なく利用できると思います)。グローバル版とは異なり、物理SIM(nanoSIM)は1枚のみの対応となりますが、eSIMをサポートしています。
内蔵バッテリーの容量は5,000 mAhです。67W出力の急速充電に対応するACアダプターも付属します。
グローバル版でもNFCは搭載されていましたが、国内版ではおサイフケータイで採用されているFelica(NFC Type-F)に対応しており、モバイルSUICA/PASMOやモバイルnanacoなどを利用できます。
2.Redmi Note 11 Pro 5G 筐体
ディスプレイにはパンチホールノッチ(dot display)が採用されています。背面デザインはグローバル版と共通で、素材にガラスを採用した美しい、そして質感の高いデザインになっています。また、国内版ではおサイフケータイに対応していることもあり、上部にFelicaマークが追加されています。
筐体色は「アトランティック・ブルー」「グラファイト・グレー」「ポーラー・ホワイト」の3色展開です。ただし、アトランティック・ブルーは楽天モバイル版には設定がありません。
3.Redmi Note 11 Pro 5G 価格など
Xiaomi Redmi Note 11 Pro 5G国内版は5月19日から予約注文が開始されており、出荷開始は5月30日から、となっています。Xiaomi公式サイト(mi.com)、Amazon.co.jp、家電量販店などで販売され、価格は税込み44,800円です。また前述の通り、キャリアモデルとして楽天モバイルでも販売されます。
国内では安価なRedmi Note 11のみの展開になると思っていたのですが、上位モデルのRedmi Note 11 Pro 5Gも日本向けにおサイフケータイに対応するカスタマイズを施された上で投入されることになりました。残念ながら最上位モデルのRedmi Note 11 Pro+ 5Gの投入は見送られてしまったものの、Redmi Note 11 Pro 5Gも高リフレッシュレート表示に対応するディスプレイや画素数108MPのアウトカメラを備えるなど、魅力的な端末に仕上がっています。
グローバル版の実売価格よりも著しく割高ということはなく(AliExpressを確認しましたが、むしろ日本版のほうが割安でした)、現時点で発表されている国内向けXiaomi端末の中では魅力的な端末に仕上がっていると思います。Redmi Note 11シリーズはウインタブでもレビューする機会が多かったのですが、どのモデルも満足度が高いのでおすすめできます。
4.関連リンク
Redmi Note 11 Pro 5G:Xiaomi
Xiaomi Redmi Note 11 Pro 5G:Amazon
Redmi Note 11 Pro 5G:楽天モバイル