こんにちは、かのあゆです。Xiaomiはインド市場向けに5G対応最新ミッドレンジスマートフォン「Mi 10i」を発表しました。これは昨年中国市場で販売されたRedmi Note 9 Pro 5Gのグローバル版に相当する機種で、現地価格3万円で購入できる安価な設定ながらディスプレイは120Hzのリフレッシュレートに対応し、108MPのアウトカメラを搭載するなどXiaomiらしいコストパフォーマンスに優れた一台となっています。
ウインタブでは同じくインドでも投入されているXiaomiのサブブランド「POCO」のPOCO X3 NFCを実機レビューしていますが、ブランドこそXiaomi名義で販売されるものの立ち位置としてはこの機種の後継機に近いものになっているかと思われます。
1.スペック
Xiaomi Mi 10i | |
OS | MIUI 12(Android 10ベース) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 750G 5G |
RAM | 6GB/8GB |
ストレージ | 64GB/128GB |
ディスプレイ | 6.67インチ(2,400 x 1,080) |
LTEバンド | 5G:n77/n78 FDD-LTE:B1/3/5/7/8 TD-LTE:B38/40/41 |
SIM | nanoSIM x 2 |
ネットワーク | IEEE 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB Type-C、MicroSDカード、3.5mmイヤホンジャック |
カメラ | イン16MP/アウト108MP + 8MP + 2MP + 2MP |
バッテリー | 4,820 mAh |
サイズ | 165.38 x 76.8 x 9 mm |
重量 | 214.5 g |
搭載OSはAndroid 10ベースのMIUI 12です。すでに中国市場では最新バージョンとなるMIUI 12.5がリリースされていますが、現時点ではグローバルモデルでの展開は発表されていません。ただ中国向けRedmi Note 9 Pro 5Gがアップデート対象になっていることからそのグローバル版となるMI 10iでもアップデート対象に入るかと思われます。またMIUI 12.5と同時にベースOSも最新のAndroid 11に更新される予定となっています。
搭載CPUはQualcomm Snapdragon 750G 5Gです。5Gネットワークをサポートしているほか、Snapdragon 730Gと比較して性能は20%、GPUとして採用されている「Adreno 619」の性能は10%ほど向上しています。またゲームプレイ時に性能を向上させる「Snapdragon Elite Gaming」にも一部準拠しています。RAMは6GB/8GB、内蔵ストレージは64GB/128GBで、MicroSDカードによるストレージ拡張にも対応します。
ディスプレイは6.67インチで、解像度はFHD+(2,400 x 1.080)です。仕様に関してはウインタブでも実機レビュー済みのPOCO X3 NFCに近くなっており、リフレッシュレート120Hz表示と240Hzのタッチサンプリングレートに対応します。実際のところリフレッシュレート120Hz表示に対応するゲームはSnapdragon 865などのハイエンドCPU搭載機を対象にしたタイトルが多く、ミッドレンジモデルのXiaomi Mi 10iではその恩恵を受ける場面は多くなさそうですが、WEBブラウジングなどでなめらかなスクロールを体感できると思います。
カメラはイン16MP、アウト108MP(メイン) + 8MP(超広角) + 2MP(マクロ)+ 2MP(深度測定)という構成です。108MPのアウトカメラはXiaomi Mi 10やMi Note10、SamsungのGalaxy S20/Note20シリーズなどで採用されてきましたが、ついに3万円台のミッドレンジモデルでも搭載される時代になってしまいました。画素数が高ければ必ず高画質な写真が撮影できるというわけではないものの、XiaomiのチューニングはPOCO X3 NFCでも満足できるものだったのでこの点にはかなり期待できそうです。
バッテリー容量は4,820 mAhで、33W出力の急速充電に対応しますが、ワイヤレス充電はサポートされていません。
2.筐体
前面はパンチホールノッチを採用しています。エッジのないフラットなディスプレイを採用しており、見た目はPOCO X3 NFCに近い印象です。
背面も特徴的なアウトカメラレンズ部のデザイン含めPOCO X3 NFCによく似たデザインですが、配置されているXiaomiロゴマークはさすがにおとなし目ですね(笑)
筐体色は「ミッドナイトブラック」「アトランティックブルー」「パシフィックサンライズ」が用意されます。
3.まとめ
Mi10iはインド市場ですでに発売済みとなっており、価格は2,099インドルピー(約29,621円)からとなっています。現時点では日本を含めその他の地域での投入は発表されていませんが、Xiaomiに関しては国内でおサイフケータイに対応するスマートフォンを今年度中に投入する予定になっているのでこの機種をベースにしたらなかなか魅力的なのではないかと思っています。
中国向けにRedmi Note 9 Pro 5Gとして発表された機種のグローバル向けモデルとなりますが、筐体デザインやスペック、価格設定などを見るとインドではPOCO X3の後継としての立ち位置も担うことになりそうです。ちょうどいいスペック性能に108MPのアウトカメラ、高リフレッシュレートのディスプレイとXiaomiらしく価格を抑えながらちょうどいい一台に仕上がっており、今後のグローバル展開にも期待したいところです。
4.関連リンク
Mi 10i:Xiaomi India
コメント
XIAOMI(Redmi,POCO含む)の100ドル台半ば〜200ドル台って、めっちゃバリエーション豊かで、マイナーチェンジ版も多くてややこしいけれど、でも、どれも魅力的ですよね。
これはMi10T Liteのインド版かなと思ったら、カメラが違うんですね。
日本でも、もう少し種類を多く展開してほしいところです。キャラかぶりを避けているというのはわかるけれど……
Xiaomi製品のこのクラスは本当に機種が多いのでややこしいですよね。ただ本当にどれも魅力的だと思います。
去年はMi Note 10/10 LiteとRedmi Note 9Sの投入にとどまっていたので、今年はもっといろんな端末が投入されるといいですよね・・・
214.5㎏(笑)
公称208gのminote10使ってますけど、iphone7と大して変わらないですよ(笑)
軽くしたらその分電池なりなんなり削られて不便になるわけですからね。 iphoneとモバブ常備してたらもっと重いですし。
あ、言葉足らずですいません。「kg」になってたので「200キロは持てねえよ」って揚げ足コメでした
でもこれは是非日本向けに販売してもらいたいですね。POCO X3は周波数帯が心配で手を出せなかったので。
>>匿名さん
すみません、218kgじゃ確かに重すぎますよねw
ただいま修正させていただきました。ご指摘ありがとうございます!
おサイフケータイ搭載機のベースモデルがこれだったらスペック的にもちょうどいいし、是非日本国内でも投入してほしいですよね・・・
108MP?スゲーな