こんにちは、かのあゆです。Xiaomiが2020年12月28日に開催されたオンラインイベントで最新フラッグシップモデルとなる「Mi 11」を発表いたしました。2021年最新のハイエンドCPUであるQualcomm Snapdragon 888を最初に搭載する端末で、昨年のMi 10よりもさらに性能が向上しています。また有名ブランド「Harman/Cardon」のステレオスピーカーを採用しています。
現時点では中国市場向けモデルしか発表されていませんが、Xiaomiはすでに日本でも商品展開しているため、正規販売も期待できるかもしれません。
1.スペック
Xiaomi Mi 11 | |
OS | MIUI 12.5(Android 11ベース) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 888 |
RAM | 8GB/12GB |
ストレージ | 128GB/256GB |
ディ スプレイ | 6.81インチ(3.200 x 1,440) |
通信バンド | 5G:n1/n3/n28a/n41/n77/n78/n79 FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28A TDD-LTE:B34/38/39/40/41/42 |
SIM | nanoSIM x 2 |
ネットワーク | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | イン20MP/アウト108MP + 13MP + 5MP |
バッテリー | 4,600 mAh |
サイズ | 164.3 x 74.6 x 8.06 mm |
重量 | 196 g |
搭載OSは最新バージョンとなるAndroid 11で、Mi 11とともに発表されたXiaomiのカスタムUI最新バージョンとなる「MIUI 12.5」が含まれています。MIUI 12.5ではプライバシー機能が強化されているほか、MIUI 12よりサポートされた動く壁紙「Super Wallpaper」の種類が増え、動作パフォーマンスも向上しています。
搭載CPUはQualcomm Snapdragon 888です。これはSnapdragon 865/865+の後継で、CPUの性能は25%、内蔵GPUとして採用されている「Adreno 680」は最大35%向上しています。ウインタブでもレビューで使用している「Antutu Benchmark」のスコアは73万点というモンスタースペックで、2020年にヒットした「原神」や「PUBG Mobile」といった重量級3Dゲームも快適にプレイ可能です。このCPUを搭載するスマートフォンはMi 11が最初となります。RAMは8GB/12GB、内蔵ストレージは128GB/256GBという構成で、MicroSDカードによるストレージ拡張には対応しません。
ディスプレイは6.81インチで、解像度は2K(3,200 x 1,440。2KというのはXiaomi公式サイトでの表記)です。SuperAMOLED(有機EL)を採用しており、リフレッシュレートは120Hz、タッチサンプリングレートは480Hzとなっているのでゲーミングスマートフォンとしても魅力的です。また評価機関「DisplayMate」でA+という高い評価を受けており、表示品質も期待できそうです。
カメラはイン20MP、アウト108MP + 13MP + 5MPという構成です。フラッグシップモデルだとクアッドレンズ構成のアウトカメラを搭載する機種も増えてきましたが、Mi 11ではトリプルレンズ構成を採用しています。ただしメインレンズは108MPと超高画素のものを搭載しており、夜間でもノイズの少ない美しい写真を撮影可能です。
バッテリー容量は4,600 mAhで、有線充電は55W、ワイヤレス充電は50Wの急速充電をサポートします。ただし、今回のMI 11より原則として充電器は同梱されなくなったので別途対応する製品を購入する必要があります。
現時点ではまだ日本を含めグローバル仕様は発表されていませんが、今回発表された中国向けモデルの時点で日本国内主要キャリアの通信バンドをフルサポートしており、今後Xiaomi Japanからの正規導入も期待できるかもしれません。
2.筐体
前面は前モデルのMi 10から引き続き「パンチホールノッチ」を採用します。ノッチのサイズは小さめで、ほぼベゼルがないスタイリッシュなデザインです。保護ガラスは「Corning Gorilla Glass Victus」を採用します。
背面はガラス素材と革素材の2種類を用意します。アウトカメラレンズ部のデザインも独特でなかなか魅力的なデザインに仕上がっていると思います。筐体色はガラスモデルが「グレイ」「ブルー」「ホワイト」、革モデルが「パープル」「ベージュ」が用意され、このほかXiaomiのCEOである雷軍氏のサインがデザインされた「Special Edition」(上記写真の左から3台目)も用意されています。
3.まとめ
Xiaomi Mi 10はまず中国市場向けに2021年1月中に発売予定で、価格は3,999人民元(約64,000円)からとなっています。現時点ではグローバルモデルが発表されていませんが、前述の通りすでに主要3キャリアの通信バンドをカバーしていることから今回は日本国内向けの展開も期待できそうです。
最新のSnapdragon 888を搭載する世界最初の端末となりますが、現時点で最高クラスのCPU を搭載しているだけでなく、解像度2Kでリフレッシュレート120Hzに対応するSuperAMOLEDディスプレイや108MPのアウトカメラ、Harman/Cardon監修のステレオスピーカーなど、Xiaomiのフラッグシップモデルらしく性能以外の魅力も詰まった一台です。ハイエンドCPUに関しては正直近年オーバースペックになった印象もありますが、これだけ性能が高ければ長い間ずっと使っていけそうです。筐体デザインもスタイリッシュで、国内投入が楽しみな一台です。
4.関連リンク
Mi 11:Xiaomi
コメント
888でこの値段とは安い・・・
ちょうどいい具合の価格にしてくれたのでこれは人気が出そう
まあもっと欲張りな人向けには
120Wだの4眼だのてんこ盛りのフラグシップは別で出すだろうし
現時点ではまだ中国向けモデルしか発表されていないので、GMSが含まれているグローバル版の価格設定がどうなるのか、そもそも国内展開するのかすらわかりませんがハイエンドSoC搭載している割に安いですよね。筐体デザインも好みなので気になってます。
年末に我がMi9にも、MIUI12が降ってきました。Super Wallpaperは、単純にインパクトデカい。使用時に毎回目にするだけに特別感を感じられて、楽しいです。
今後、他の機種が追随するか分かりませんが、単なる動く壁紙とは根本的に違うので、十分に「XIAOMIのスマホ」という個性を主張できてると思います。
惜しむらくは、現状地球×3、火星×3の6種類しかなく、全体的に暗い色調のものしかないので、追加は非常に楽しみです。
Mi9も、一応MIUI12.5のアップデート対象になってはいますが、降ってくるのはまだ半年は先になりそう…… 2年以上にわたってしっかりアップデートしてくれるのも流石ですけどね。
POCO X3 NFCだとSuper Wallpaperは使えないんですよね。GalaxyでもOne UIで似たような機能は実装されてますが・・・
Xiaomiの場合MIUIとAnndroid OS本体のアップデートが切り外されてるので古い端末でも最新のUIを楽しむことができるのが魅力の一つだと思っています。現時点で発表されてるのは中国向けに販売されている機種だけなので、POCOシリーズも12.5含め降ってくるとは思いますがフラッグシップモデルが優先されると思うのでこちらも少し遅れそうですね・・・
ゲーム向けの高リフレッシュレートの機種は解像度を上げない傾向にあったけど
これは期待できそうですね
スピーカーにも力を入れてるのも好印象
Harman/Cardonっすからね・・・dynabookのコンシューマモデルにもよく採用されていましたし、個人的にはAQUOS Crystalのおまけについていた大きなBTスピーカーが印象に残ってますが、内蔵スピーカーの音質も期待できそうですよね!
iPhoneが充電器非付属になったときに「ウチは充電器ついてますよ^^」みたいなツイートしてたはずなのに、結局追従するんだよね…
同じくAppleを煽る広告を打っていたSamsungも今月発表されるGalaxy S21シリーズでも充電器は廃止されるという噂があるので、これも時代の流れなんでしょうかね・・・
日本向けに販売するのであれば 8G/256G のモデルを7万円台だったら即買いするので、 Xiaomi Japan さんよろしくお願いします。
キャリア専売とかは止めてほしい…。
昨年のMi10シリーズはLiteがau向けに投入されたのみにとどまってしまいましたが、今年は中国モデルの時点で主要キャリアのバンドフルサポートしているので、もうすでにそのまま国内投入できそうなんですよね。今年はFelica搭載端末も出すようですし、いろいろ期待できるかもしれません。
通販価格の記録
8G/256G \85571
12G/256G \92247