Xiaomiがスマートフォンのニューモデル、Xiaomi 12Tシリーズを発表しました。前モデルとなるXiaomi 11Tシリーズは日本国内でも販売され、高い性能を持ち合わせながら購入しやすい価格帯で人気となりました。この記事では上位モデルのXiaomi 12T Proをご紹介します。12T ProはCPUにSnapdragon 8+ Gen 1を搭載したハイエンドモデルで、カメラスペックもXiaomi 11T Proより大幅に強化されています。なお、同時発表されたXiaomi 12Tについては後日実機レビュー記事を掲載する予定です。
1.Xiaomi 12T Pro スペック
スペック表
Xiaomi 12T | |
OS | MIUI 13(Android 12ベース) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 |
RAM | 8GB/12GB |
ストレージ | 128GB/256GB |
ディスプレイ | 6.67インチAMOLED(2,712 x 1,220) |
LTEバンド | 5G: n1/3/5/7/8/20/28/38/40 41/66/77/78/75 FDD-LTE: B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17 18/19/20/25/26/28/32/66 TD-LTE: B38/39/40/41/42/48 |
SIM | nanoSIM × 2 + eSIM |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | イン20MP/アウト200MP + 8MP + 2MP |
バッテリー | 5,000 mAh |
サイズ | 163.1 x 75.9 x 8.6 mm |
重量 | 205 g |
コメント
OSはAndroid 12ベースのMIUI 13です。今年の3月に発表されたXiaomi 12 Proでは既にAndroid 13のベータテストも開始されており、Xiaomi 12T Proでもそう遠くないうちにアップデートが実施されるものと思われます。OSアップデートは3年、セキュリティアップデートは4年保証されます。
CPUはSnapdragon 8+ Gen 1です。先日実機レビューをしたROG Phone 6シリーズにも搭載されている最新のハイエンドCPUで、ROG Phone 6ではAnTuTu Benchmarkスコアが110万点をマークしており、モンスタークラスの性能を備えています。
RAMは8GB/12GB、内蔵ストレージは128GB/256GBで、MicroSDカードによるストレージ拡張には対応していません。
ディスプレイは6.67インチサイズで解像度は2,712 × 1,220、AMOLED(有機EL)を採用しています。最大リフレッシュレートは120Hz、Xiaomi 12 Proと同じく使用状況に応じてリフレッシュレートを可変させる「AdavtiveSync」も搭載、タッチサンプリングレートは480Hzです。強化ガラスとしてコーニングの「ゴリラガラス5」が採用されています。
カメラはイン20MP、アウト200MP(メイン) + 8MP(超広角) + 2MP(マクロ)です。超広角レンズとマクロレンズは控えめなスペックですが、メインレンズはなんと200MPと超高画素のものを搭載しています。背景に映り込んでしまった人物などを除去できる「Xiaomi Pro Cut」やXiaomi 12シリーズでも対応していた「ProFocus」、夜景も美しく撮影できる「Mega Nights」をサポートしており、カメラ性能は大いに期待できそうです。
ワイヤレスネットワークは802.11a/b/g/n/ac/axとBluetooth 5.2に対応しています。現時点では国内での発売は発表されていないものの、グローバル版でも4G、5Gともに国内4大キャリアの主要バンドをサポートしています。(ただし、ドコモのn79は非対応には対応していません。)
Xiaomi 11T Proから引き続き、内蔵ステレオスピーカーは名門オーディオメーカー「Harman/Cardon」がチューニングを担当しています。Dolby Atmosにも対応しており、迫力のあるサウンドを楽しむことが出来そうです。
バッテリー容量は5,000 mAhです。120W出力の「Xiaomi Hyper Charge」により、わずか19分でフル充電が完了します。Xiaomi 11T ProやXiaomi 12 Proでも利用可能でしたが、一度体感してしまうとほかのスマートフォンの充電速度が遅く感じられてしまいます。使いたいときにすぐに充電できるので重宝します。
2.Xiaomi 12T 筐体
前面です。ディスプレイは左右が湾曲していないフラットタイプで、上部中央にパンチホールノッチ(Dot Display)が配置されています。
背面です。昨年発売されたXiaomi 11Tシリーズでは当時のフラッグシップモデルであったXiaomi 11シリーズとは異なるデザインでしたが、今回のXiaomi 12TシリーズではXiaomi 12シリーズに準じています。ただし200MPという超高画素レンズが組み込まれていることもあり、カメラバンプの出っ張りは上記写真でも目立つ印象です。筐体色は「ブルー」「シルバー」「ブラック」の3色展開です。
3.Xiaomi 12T 価格など
Xiaomi 12T ProはAliExpress内のXiaomi Mi Storeに製品ページがあり、10月10日午後4時(日本時間)からワールドプレミアセールが開催される予定です。ストアクーポン(100ドルOFF、数量限定あり)を併用した際のワールドプレミアセール価格は8GB/128GBモデルが649ドル(約95,900円)、12GB/256GBモデルが699ドル(約103,300円)です。
スペックからみて、このセール価格はかなりお買い得だと思います。「破格」と言ってしまっても良いかもしれません。日本国内での発売も噂されており、Xiaomi Japan公式アカウントも導入を匂わせるツイートを投稿していますが、円安の影響により少なくともXiaomi 11T Proよりは高めの価格設定になりそうなので、今回のセールでグローバル版を購入してしまうのも選択肢としてはありだと思います。
CPU性能だけでなく、カメラ性能も前モデルより強化されており、メイン端末としても長く使っていける一台になっていると思います。200MPのカメラは個人的にも試してみたいところです・・・
4.関連リンク
Xiaomi 12T Pro:Xiaomiグローバルサイト
Xiaomi 12T Pro:Xiaomi Mi Store(AliExpress)
コメント
>グローバル版でも4G、5Gともに国内4大キャリアの主要バンドをフルサポートしています。
n79は?
>>匿名さん
ドコモのn79は国内正規販売されているSIMフリースマートフォンでも対応している機種はすくないのですが、12T/12T Proともに非対応なのでフルサポートではないですね・・・記事修正しておきます。五色ありがとうございます!