Xiaomi 11T Pro ー 120Wの超急速充電とHarman製スピーカーが魅力！11Tシリーズの上位モデル

こんにちは、かのあゆです。Xiaomiが9月15日にオンライン・イベントで発表した新製品のうち、今回はXiaomi 11T Proをご紹介します。発売時期や価格などはまだ発表されていないものの、すでに日本投入も決定しているようで、TwitterのXiaomi Japan公式アカウントにてFelicaロゴが背面に配置されたXiaomi 11Tシリーズの画像が公開されています。

なお、MediaTek Dimensity 1200 Ultraを搭載する「（製品名にProがつかない）Xiaomi 11T」については実機レビューを実施済みです。今回ご紹介する「Xiaomi 11T Pro」とは一部仕様が異なるものの、筐体デザインなどの仕様はほぼ共通となるため、Xiaomi 11Tの実機レビューも参照していただければ幸いです。
Xiaomi 11Tの実機レビュー － 108MPの高画素カメラを搭載するXiaomi最新モデル、美しい筐体デザインも魅力的です

1.Xiaomi 11T Pro スペック

スペック表

バリエーションモデル

8GB/128GB
8GB/256GB
12GB/256GB

コメント

プリインストールされているOSはXiaomi 11Tと同じくAndroid 11ベースのカスタムOS「MIUI 12.5」です。Mi 11Tの実機レビューでもご案内しましたが、投入される地域やキャリアによっては対応が異なる場合もあるものの、OSアップデートは3年間、セキュリティアップデートは4年間保証となっており、バッテリー寿命を別にすれば長い間安心して使っていくことができます。

CPUはSnapdragon 888 5Gです。Xiaomi 11Tに搭載されていたMediaTek Dimensity 1200 Ultraでも「原神」のような重量級3Dゲームを快適にプレイできる性能を備えていたので正直性能的には十分な印象でしたが、こちらはAntutu Benchmarkのスコアが78万点以上たたき出すモンスタースペックとなっているので、今後リリースされる重量級タイトルにも十分対応できると思います。

RAMは8GB/12GB、内蔵ストレージは128GB/256GBという構成で、Xiaomi 11Tと同じくMicroSDカードによるストレージ拡張には対応していません。

ディスプレイはXiaomi 11Tと同じく6.67インチFHD+（2,400 x 1,080）で、パネルはAMOLED（有機EL）を採用しています。HDR10+やDolby Visionに対応しており、リフレッシュレートは120 Hzです。強化ガラスにコーニング社の「ゴリラガラス ヴィクタス」を採用しており、落下時に割れにくくなっているだけでなく、耐傷性も強化されています。

カメラはイン16MP、アウト108MP + 8MP + 5MPという構成です。カメラ周りの仕様に関してはXiaomi 11T Proと共通となっており、実際のサンプルは実機レビューでも掲載していますが通常の撮影モードでも明所、暗所ともに美しい写真を撮影可能です。108MPモードは拡大しても画像劣化が少ないものの、ファイルサイズが大きくなってしまうので、「いざというとき」に使うくらいになるかもしれません。また「ワンクリックAIシネマモード」が搭載されており、映画のようなエフェクトを使用した動画を簡単に撮影可能です。

内蔵スピーカーはXiaomi 11Tと同じくデュアルスピーカーですが、Xiaomi 11T Proでは名門ブランド「Harman/Kardon」が監修しています。Xiaomi 11Tの内蔵スピーカーも高音質でしたが、Xiaomi 11T Proだとさらに迫力が増しそうですね!オーディオ性能もかなり期待できそうです。

バッテリー容量は5,000 mAhです。Xiaomi 11Tでは67W出力の急速充電に対応していましたが、Xiaomi 11T Proではなんと120W出力に対応しており、わずか17分充電するだけでフル充電が完了してしまいます。もちろんUSB PD規格にも対応しているため、モバイルバッテリー経由での充電も可能です。

2.Xiaomi 11T Pro 筐体

筐体デザインはXiaomi 11Tと共通です。ノッチはパンチホールデザインを採用しており、中央に配置されています。またディスプレイはエッジディスプレイではなくフラットディスプレイを採用しています。

背面です。Xiaomi 11Tでは「メテオライトグレー」で実機レビューを行いましたが、ほかに「ムーンライトホワイト」「セレスティックブルー」が用意されています。ヘアライン加工が施されたメテオライトグレーの質感はかなり高く、レビュー期間中は別途ポーチを購入して運用していましたが、個人的にはケースをつけずそのまま運用したいところです・・・が、やっぱり使っているうちに傷がついてしまうのが悩みどころです（Xiaomi 11T、Xiaomi 11T Proともに専用TPUケースが付属します）。

3.Xiaomi 11T Pro 価格など

Xiaomi 11T Pro（グローバル版）は近日発売予定で、オンラインイベントで発表された価格は8GB/128GB版が649ユーロ、8GB/256GB版が699ユーロ、12GB/256GB版が749ユーロですが、AliExpress内Xiaomi Mi Storeでは9月23日午後4時（日本時間）に発売され、発売と同時にワールドプレミア（セール）が開催されます。ワールドプレミアでの価格は下記のとおりです。

8GB/128GB：549ドル（約62,190円）
8GB/256GB：649ドル（約66,870円）
12GB/256GB：699ドル（約79,190円）
※製品ページに表示されるクーポンを使用した価格です。
※ワールドプレミアの価格はショップから案内されたもので、この先変更となる可能性もあります。変更ある場合、随時修正いたします。

Snapdragon 888搭載機であることを踏まえるとかなりお買い得だと思います。また前述の通り国内でも正規販売される予定となっており、おサイフケータイに対応する可能性もあることからこちらを待つのもありだと思います。

2週間ほど実機に触れていたXiaomi 11Tも十分性能が高く、魅力的な端末だったのですが、最上位モデルとなるXiaomi 11T ProではCPUだけでなくスピーカーも強化し、まさにハイエンドモデルらしい性能を手に入れています。さらにわずか17分でフル充電が完了する120W急速充電も魅力的です。

Xiaomiは日本国内では2019年12月の参入から今までハイエンドモデルを投入していませんでしたが、Xiaomi 11T Proが国内でも登場すれば「日本初のXiaomiハイエンドモデル」ということになります。各キャリアの新製品発表イベントが控えていることもあってキャリアモデルとして投入される可能性もあるものの、今後の情報に期待したいところです。もちろん待てないのであればグローバル版を今すぐ購入してしまうのもありだと思います。Xiaomi 11T、Xiaomi 11T Proともに全体的な性能は高いため、メイン端末として長く使っていける一台となってくれるでしょう。

4.関連リンク

Xiaomi 11T Pro：Xiaomi公式サイト 製品紹介（英語）
Xiaomi 11T Pro：Xiaomi Mi Store（AliExpress）