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VKWorld Mix Plusの実機レビュー - 3辺ベゼルレススマホがこの価格で!魅力的なデザインのエントリーモデル(かのあゆ)

VKWorld Mix Plus トップ画像
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回はかのあゆさんに中国のスマートフォンの実機レビューをしていただいておりますが、実機の提供元がウインタブにとって初めてのお付き合いとなる通販サイト「Cafago」となります。Cafagoのマーケティングご担当者からご連絡をいただき、何度かコンタクトを取らせてもらい、通販サイトとして信用できると判断しましたので、実機レビューをさせてもらうことになりました。正直なところ、Cafagoに関してはPCやスマホといったウインタブがメインで扱う製品の品揃えはまだ十分ではなく、価格も割安とはいえないのが現状です。

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今回は「確実に安くご提供できます」というお申し出をいただき、読者向けに割引クーポンもいただいておりますので、読者のみなさんにとっても有益な情報となるのではないか、と考えております。Cafagoとウインタブ、今後どの程度のお付き合いになるのかは決まっておりませんが、今回のように読者にメリットのある情報をいただけるのであれば、紹介していく可能性は高いと思っています。

では、かのあゆさんにバトンタッチします。

こんにちは。かのあゆです。VKWorldが販売しているエントリークラスの低価格スマートフォン「VKWorld Mix Plus」を試用したのでレビューさせていただきたいと思います。この端末は1万円強で購入できるエントリーモデルでありながら「EDGEST」デザインを採用していたころのシャープのAQUOSシリーズやXiaomiの「Mi Mix」シリーズに代表されるような大画面3辺ベゼルレスデザインを採用したのが最大の特徴です。

1.スペック

VKWorld Mix Plus スペック表
スペック面は現在の低価格エントリーモデルそのものといっていいスペックとなっており、搭載CPUは日本国内でも搭載端末が増えてきたMediaTek MT6737を搭載しています。

RAMは3GB、ストレージ容量は32GBとある程度余裕があるので大容量ゲームを大量にインストールするような使い方をしない限り容量不足で困ることはないでしょう。

搭載OSはAndroid 7.0。ほぼ素のAndroidに近い内容となっていますが一応ホームランチャーが「ホーム画面にアプリアイコンを直接配置するタイプ」のものに変更されています。この辺に関してはランチャーを入れ替えれば完全に素のAndroidとなるので、あまり問題にはならないかと思われます。

2.デザイン

前述の通りVKWorld Mix Plusは低価格なエントリーモデルでありながら、最近のトレンドになりつつある大画面3辺ベゼルレスデザインを採用したのが最大の特徴となっています。スペック面はともかく、このデザインの端末が低価格で購入できるのはかなりインパクトがあります。

VKWorld Mix Plus 付属品
付属品はマニュアル、SIMピン、microUSBケーブル、ACアダプター、液晶保護フィルム、TPUカバーです。液晶保護フィルムは付属しているものとは別にすでに本体に装着済みとなっていますが、サイズが微妙にあっていないのがちょっと残念。

VKWorld Mix Plus 前面
前面です。やはり3辺ベゼルレスデザインを採用した大型液晶が目を引きます。このデザインはかつてシャープがAQUOSスマートフォンで採用していた「EDGEST」デザインに非常によく似ています。

「Mix」端末に大きな影響を与えたAQUOS CRYSTAL Yとの比較
実際に「EDGEST」を採用していたころのAQUOSスマートフォンである「AQUOS CRYSTAL Y」と並べてみました。EDGESTデザインはこの後Xiaomi Mi MixやDOOGEE MIXなど中華スマートフォンにも採用(コピー)されていますが、1万円台で販売されているエントリークラス端末でこのデザインを使ってきたのは衝撃的です。

VKWorld Mix Plus 背面
背面には8MPのアウトカメラと指紋認証センサーが配置されています。使われている素材はガラス製となっています。下部にはVKWorldの社名ロゴが大きくデザインされており、この辺に関しては好き嫌いが分かれそうです。

指紋認証の精度に関しては使用した限りでは十分高速で認識も良好でした。

VKWorld Mix Plus 左側面
左側面はSIMスロットが配置されています。MicroSIMとNanoSIMが使えるデュアルSIM仕様となっており、さらにmicroSDカードの同時利用も可能です。デュアルSIM仕様のスマートフォンの場合、microSDスロットとSIMスロットが排他式になっているものが多いので、デュアルSIM運用でもmicroSDカードによるストレージ拡張が可能なのは非常にありがたいのではないでしょうか。

VKWorld Mix Plus 右側面
右側面は電源ボタンとボリュームボタンがあります。

VKWorld Mix Plus 上部
本体上面には3.5mmイヤホンジャックとmicroUSBコネクタがあります。

VKWorld Mix Plus 下部
本体下部はスピーカーとマイクが配置されています。一見するとステレオスピーカーのように見えますが、残念ながら本端末はモノラルスピーカーとなっています。
音質に関してはそれなりといった印象で、過度の期待はしないほうがいいかもしれません。

3.使用感

システム

ホームランチャー1
ホームランチャー2
基本的にほぼ「素のAndroid」となっており、日本語ロケールもほぼ完全です。また、ホームランチャーの仕様が独自仕様となっています。プリインストールアプリに関してはAndroid標準アプリと最小限のGoogleアプリのほか、Skype、Viber、WhatsAppがプリインストールされていました。

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セキュリティパッチレベル
最新のファームウェアに適用されているAndroidセキュリティパッチレベルは2017年10月5日のものでした。ショップカスタムROMではなくメーカー純正ROMがインストールされているため、OTAアップデートの項目もふさがれておらずシステム更新を受け取ることができるようになっています。

テーマ変更機能
標準ランチャーに関してはテーマの変更機能も搭載されており、プリインストールされている5つのテーマを選択できるようになっています。ただし残念ながらXperiaやGalaxyのようにあとからテーマを自由に追加できる仕様にはなっていません。

初期出荷時のストレージの空き容量
初期出荷状態のOS関連のシステムファイルの占有率は7.34GBで空き容量は24GB程度でした。

完全に素のAndroidというわけではないのでシステムファイルの占有率が多めというのが正直な感想ですが、それでも十分ユーザーがデータの保存先として使える容量は確保していると思います。

カメラ

インカメラが5MP、アウトカメラが8MPと、エントリークラスらしく画素数自体は控えめなものが採用されています。CMOSセンサーはソニー製のものが採用されているようです。

カメラサンプル1
カメラサンプル2
カメラサンプル3
画質に関してはさすがにミッドレンジのスマートフォンと比べると落ちますが、かつての低価格中華スマートフォンのカメラと比較するとだいぶ良くなった印象です。SNSなどにアップロードする用途であれば十分な画質だと思います。

4.性能テスト

いつも通りAntutu Benchmarkをやってみました。今回は現在Google Playストアでもダウンロードできる安定バージョンの6.2.7のほか、Antutu公式サイトで配布されているベンチマークの項目の一部が変更された最新バージョンのAntutu Benchmark 7.0.1でもテストを行いました。

まずはAntutu Benchmark 6.2.7でテストを行ってみます。

Antutu v6.2.7でのベンチスコア
参考:
LeEco Le Pro 3(Snapdragon 821): 161,331
LeEco Le Max 2(Snapdragon 820): 135,484
Lenovo ZUK Z2(SnapDragon 820): 132,410
UMI Z(Helio X27): 110,070
Vernee Apollo(Helio X25): 93,251
Elephone S7(Helio X25): 92,543
Ulefone T1(Helio P25): 67,409
Ulefone Armor 2(Helio P25): 66,331
Ulefone T1 Premium(Helio P25): 64,775
Xiaomi Mi A1(Snapdragon 625): 63,577
Blackview BV8000 Pro(Helio P20): 63,473
DOOGEE MIX(Helio P25): 61,975
DOOGEE Y6 MAX(MT6750): 45,070
CoolPad Max A8(Snapdragon 617): 43,832
Elephone P8 Mini(MT6750T): 42,593
Nomu S10 Pro (MT6737T) : 37,349
※マウス MADOSMA Q501(Snapdragon 410): 35,663
ZOJI Z7(MT6737); 30,616
Ulefone U008 Pro(MT6737): 30,103
※Cube WP10(Snapdragon 210): 29,273
※ドスパラ Diginnos Mobile(Snapdragon 210): 23,785
※FREETEL KATANA 01 (Snapdragon 210) : 22,724

CPUがMT6737で3GB RAM搭載機ということで30,000点ちょっとくらいのスコアは出ると思っていたのですが、実際のスコアは27,128点と予想を下回るスコアとなってしまいました。

ただし、この点に関しては将来的なOTAアップデートでOSのチューニングが最適化される可能性もあるので、個人的には今後のシステム更新に期待したい、というのが正直な感想だったりします。実際の使用感は通常利用に関しては特に目立ったパフォーマンス不足を感じるようなことはありませんでした。

次にAntutu Benchmark 7.0.1でベンチマークを行ってみます。

Antutu v7.0.1でのベンチスコア
参考 :
Samsung Galaxy S8 Duos SM-G950FD (Exynos 8895) : 194,363
Sony Xperia X Performance F8132 (Snapdragon 820) : 157,502
Huawei P10 Lite(Kirin 658) : 78,986
Nomu S10 Pro : 51,425

Antutu Benchmarkの最新バージョンとなる7.0ではより負荷がかかる3Dグラフィックスのベンチマークテスト、WEBブラウジング、TwitterなどのSNS利用を想定したスクロールテスト、QRコードの読み取り速度などの項目が新たに追加されています。

項目が追加・変更されたことに伴いAntutu Benchmark 6.2.7とベンチマークのスコアが異なっています。現時点ではまだAntutu公式サイトでのみ配布中となっていますが、近いうちにGoogle Playストアでもこちらに置き換わるものと思われます。

現時点では最新バージョンでの参考サンプルがないため、かのあゆの手元にある端末の参考値を掲載しています。こちらもMT6737Tを採用したNOMU S10 Proと比較すると若干スコアが落ちる結果となりました。

5.まとめ

とにかくデザインがカッコいい、これに尽きる。
VKWorld Mix Plusは現在CAFAGOにて141.60ドル(約15,426円)で販売中ですが、ウインタブ読者用にクーポンをいただいており、クーポンコード「L140PZJ」で106ドル(11,547円)となります。この価格は1月8日現在、他の通販サイトよりも安くなっています。

スペック的には完全にエントリークラスの性能ですが、上位クラスのスマートフォンで採用されている3辺ベゼルレスデザインを採用した端末がこの価格で購入できてしまうのは衝撃的です。

3辺ベゼルレスデザインを採用したスマートフォンはAQUOSのほかMi MixやDOOGEE Mixなどですが、スペックが控えめなぶん、価格はそれらの競合端末よりも安価に設定されているのはかなり魅力的ですね。

個人的に背面に「VKWorld」のロゴが大きくデザインされているのはちょっと難点とは思いますが、かつてのAQUOSやMi Mixシリーズを思わせる筐体デザインは本当にカッコいいというのが正直な感想です。

とにかくこのデザインのスマートフォンとしては非常に安価なので「安い3辺ベゼルレスデザインのスマートフォンが欲しい!」「3辺ベゼルレススマートフォンがどんなものか試してみたい!」という方にお勧めできるかもしれません。スペック的にもゲーム目的でなければ十分なものとなっているので、サブ端末として購入するのもありだと思います。

6.関連リンク

Vkworld Mix Plus Fingerprint Smartphone :Cafago
※購入の際はクーポンコード「L140PZJ」を入力してください

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コメント

  1. 匿名 より:

    フィルムなんじゃこりゃってのと技適通ってるのかが気になる

  2. Chloé より:

    5.5インチで3辺ベゼルレスでこの価格帯は魅力的ですね。デュアルSIMでsdも入れられるのも良いですね。ミドルレンジくらいだったら即決でポチってました。