こんにちは、かのあゆです。現在Banggoodにて「VKWorld K1」が販売中です。昨年6月に販売開始となった端末なので「最新の」端末というわけではありませんが、安価な価格設定でありながらアウトカメラに3眼カメラを採用するなど非常に面白い端末になっているので紹介したいと思います。
1.スペック
OSはAndroid 8.1 Oreoを初期搭載しています。VKWorld製品は昨年Android 7.0を搭載した「VKWorld Mix Plus」をレビューしたことがあり、こちらは若干OSがカスタマイズされていましたが、K1に関しては商品写真を見る限りでは素のAndroidをそのまま搭載しているようです。
Banggoodの商品ページだけでなく、公式ページにもシステムで対応している言語のスクリーンショットが掲載されており、日本語にもしっかり対応しています。Android 9 Pie以降へのシステムアップデートが行われるかは不明ですが、Android 8.1 Oreoも十分現役のOSなので特に困ることはないでしょう。
CPUはMediaTek MT6750Tを搭載。最近中華スマートフォンで採用されることが多くなっているHelio P23などと比較するとスペック的には見劣りするものの、基本的な作業に関しては十分な処理性能です。たださすがにゲームに関しては重いと感じるようなものが出てくると思いますが、価格を考えればこの辺に関しては譲歩できるのではないでしょうか。
RAMは4GB、内蔵ストレージは64GBと十分なスペックになっています。またMicroSDカードによるストレージ拡張も対応しています。
ディスプレイは5.2インチFHD(1,920×1,080)で、現在のトレンドになっている18:9縦横比ではなく今となっては珍しい16:9縦横比になっています。液晶パネルに関してはJapan Display製ということで、表示品質に関してはかなり期待できると思われます。
カメラはイン16MP、アウト21MP+5MP+5MPという構成で、エントリークラスの価格で購入できる端末でありながらHuawei端末などで採用されている3眼(トリプル)レンズを採用しています。
中華スマートフォンの場合、カメラの画質に過度な期待はしないほうがよさそうですし、標準搭載されているカメラアプリがMediaTek純正カメラという点が残念ですが、この価格でこの構成のカメラを採用しているのはかなり魅力的です。またインカメラも16MPと高画素になっています。
バッテリーは4,040mAhで、付属するACアダプターによる急速充電に対応するほかワイヤレス充電にも対応しています。
NFCには対応していませんが、日本では決済サービスのGoogle PayがFelica搭載機でないと利用できない仕様になっていることもあり、海外旅行で利用する場合を除き搭載しなくても特に困ることはないと思われます。
2.デザイン
デザインは16:9縦横比のディスプレイを採用した「どことなく懐かしい」デザインです。Galaxy S7以前のGalaxyシリーズに近いデザインですね。18:9縦横比のディスプレイを採用した端末が主流となった今となっては逆に新鮮に見えるデザインかもしれません。
指紋認証センサーはホームボタンに内蔵される形で前面に配置されています。
背面素材は前面と同じくコーニング社の強化ガラスである「ゴリラガラス」が採用されており、エントリークラスの価格で買える端末とは思えない美しいデザインになっています。ゴリラガラスなのである程度割れには強いはずですが、傷は入るときは入るのでできればケースかフィルムを装着して運用してあげたいところです。
カラーリングは「ブラック」と「ブルー」の二色が用意されています。
3.まとめ
VKWorld K1は現在Banggoodにて通常価格159.99ドル(17,723円)のところ、2月6日現在だと13%OFFの139.99ドル(15,507円)で販売中です。約1.5万円ということは、中華スマートフォンを試しに購入したいという方にとって手を出しやすい価格設定だと思いますし、RAM4GB、ストレージ64GBという構成に加え、トリプルレンズを採用するなど、非常に魅力的な端末に仕上がっています。
ゲームをプレイしたいという方には少し厳しいスペックですが、ゲームはあまりプレイしないという方やサブ端末としての運用を考えている方であれば十分すぎる性能で、背面もガラス素材を採用した高級感のあるデザインになっています。
カメラの性能に関しては過度の期待はしないほうがいいかもしれませんが、お手軽にトリプルレンズカメラの端末を試せるという点でもかなり面白い一台になっていると思います。
4.関連リンク
K1 : VKWorld
vKworld K1 : Banggood