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Ulefone Power 3S - 6インチで大容量バッテリーを搭載する縦長スマホ、お値段も激安レベル!

Ulefone Power 3S スペック表
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回は中国のSIMフリースマホ「Ulefone Power 3S」を紹介します。この製品の前身機(でいいと思います)に「Ulefone Power 3」というのがありまして、ウインタブで実機レビューをする予定だったのですが、提供元のgeekbuyingから連絡が入り「当社では販売しないことになりました」ということで、残念ながらレビューできなかったという経緯があります。どうやら製品に不具合があったようなのですが、BanggoodとGearbestではPower 3を継続販売していましたので、真相は不明です。

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ただ、Ulefoneに関してはウインタブとしてもなまじ知らない会社でもなく、「Ulefone Armor 2」とか「Ulefone T1」なんかを実機レビューしていますし、ともに「LTEバンド19」に対応する貴重な中華スマホ、ということもあり、特にT1に関してはレビューを担当したライターからの評価も非常に高いです。そんなわけでUlefoneというのは中華メーカーでもしっかりしたところ、という理解をしています。前身機がgeekbuyingで販売中止となった理由はともかく、このPower 3Sが連続して不具合持ちである可能性は非常に低いと思われますので、紹介したいと思います。

1.スペック

Ulefone Power 3S スペック表
Power 3Sは「ミッドハイクラス」の性能です。OSはAndroid 7.1ですが、Ulefoneではこの製品を3月にAndroid 8にアップグレードすることを宣言しており、いま購入してもOTA(Windows Upgradeのような方式)でAndroid 8にアップグレードできるようです。中華メーカーでOSをOTAメジャーアップデートできる製品というのは、口先だけの会社は別として、ウインタブが知る限りXiaomiくらいです(他メーカーでも事例はあると思いますが、数は少ないはずです)。実際のところ、予定通り3月にOTAアップグレードができるのかは定かではありませんが、その姿勢には期待したいところです。

CPUはMediaTekのHelio P23です。Antutuのスコア(v6)で6万点強はマークできる性能がありますので、ほとんどの場面で実力不足を感じることはないと思います。RAMは4GBで、前身機Power 3の6GBから減少していますが、個人的には「いや4GBで十分でしょ」と思います。ストレージは64GBで、最近の中華スマホとしては標準的です。もちろん容量に不足感はありません。

ディスプレイは6インチで解像度2,160 × 1,080、つまりアスペクト比18:9の縦長タイプです。国内外の新製品は軒並みこのアスペクト比に切り替わっている印象がありますね。また、解像度そのものもFHD+ですから、低価格帯のスマホのようにHD解像度を縦に伸ばした、というものではありません。大きなディスプレイサイズもあり、美しい画面が楽しめると思います。

カメラもスペック上はいいですね。前後ともデュアルレンズです。また画素数もソフトウェア補間後でイン側が13MP + 5MP、アウト側が16MP + 5MPとなっており、数字の上ではかなりの性能と言えます。ただし、中華スマホのカメラ品質は概してスペック表記載のものより低品質なことが多く、Ulefoneについても過去のウインタブの実機レビューではあまりいい評価にはなっていません。

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Ulefone Power 3S 顔認証
縦長ディスプレイと並んで2018年のトレンドになりそうな「顔認証」にも対応しています。この製品は指紋センサーも装備していますから、2種類の生体認証が使えることになります。

Ulefone Power 3S バッテリー
製品名に「Power」がついていることからわかる通り、この製品のアピールポイントは大容量バッテリーです。6,350mAhというのは前身機Power 3の6,080mAhを上回る容量となります。充電に関してはMediaTekのPump Expressに対応していますので、本来は急速充電が可能なのですが、残念ながら日本ではこの規格に対応するモバイルバッテリーは入手が困難です。

また、リバースチャージも可能なので、この製品をモバイルバッテリーとして使い、他のスマホなど電子機器を充電することも可能です。6,350mAhあれば、状況にもよりますが、友人のスマホ2人分くらいならレスキューできるかもしれないですね(満充電できるという意味ではありません。応急処置できるという意味です)。

サイズのほうは6インチサイズということで、決して小さくはありません。縦長タイプなので横方向(短辺)は少し小さめになっていますが、大容量バッテリーを搭載していることもあり、重量は堂々の200グラム越えとなります。はっきり言って、アウトドア系のスマホを別にすれば「重量級」ですね。

2.筐体

Ulefone Power 3S 筐体
すいません、ディスプレイの様子がわかる前面からの画像がなく、ちょっと角度がついてしまっています。前面にはホームボタンなどはありません。OSのソフトウェアボタンで操作するものと思われます。また、見にくいですが、前面の上部にカメラのレンズが2つあります。

背面はデュアルレンズに指紋センサーがあります。筐体素材は不明ですが、Banggoodの製品ページにあった動画を確認すると金属っぽいです。

Ulefone Power 3S カラバリ
カラーバリエーションはブラックとゴールドの2色展開。縦長スマホながら、奇をてらったデザインではなく、割とトラディショナルな印象を受けます。

3.価格など

Ulefone Power 3Sは中国の通販サイト各社に製品ページがあり、「販売中」「プレオーダー中」などステイタスは少し異なりますが、発送されるのは3月に入ってから、というケースが多いようです。特にGearbestは通常販売しているように見えますが、よく見ると「3月5日から9日に発送(この記事を書いているのは2月16日)」となっていて、事実上プレオーダーと何ら変わりませんので注意が必要です。

2月16日現在で価格が最も安いのはBanggoodです。169.99ドル(18,622円)ですから、このスペック(CPU、ディスプレイ、バッテリー容量)を考慮すれば激安と言っていいくらいの水準だと思います。

個人的にこの製品でネックになりそうなのはやはりサイズ感ですね。縦長タイプなので横幅はややスリムとは言え、やはりデカイですしアウトドアスマホ並みに重いです。しかし、そこさえ気にならないのであれば、すごく割安感もありますし、「買い」でいいんじゃないでしょうか?

4.関連リンク

Ulefone Power 3S:Banggood
Ulefone Power 3S:geekbuying
Ulefone Power 3S:Gearbest

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コメント

  1. H.B より:

    注文してみました。いやーモバイルバッテリー欲しかったんですよね(謎の言い訳)
    常に二台持ちだと、一台はキワモノを持ちたくなります。

    • wintab より:

      H.Bさん、こんにちは、コメントありがとうございます。そう、言い訳が必要なんですよね、大人には…。私もJelly Pro買っちゃいましたけど、レビューするためにどうしても必要なんです。はい、運営経費のつもりです。そういうことにしておきます…。

  2. 匿名 より:

    Google未認証のAndroid端末でGoogle純正アプリが使えなくなる予定
    との事ですがこちらの端末は認証されてるのでしょうか?

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。該当の記事は確認しております。その記事は海外サイトの翻訳記事で、ギガジンさんは裏とりなんてしてないですよね。PC Watchにしてもそうなんですけど、こういう重大な話を受け売りで疑問符もつけずに記事にしていいんでしょうか?ガセネタとはいいません。でも、ある日突然Googleサービスが使えなくなる、というのはちょっと考えにくいような…。ちなみに中華製品のほとんどは未認証ですし、中華でなくとも未認証の端末は多数あります。

  3. 匿名 より:

    ファーウェイもOTAでメジャーアップデートしてるじゃないか