Ulefone Armor Mini 20 － コンパクトサイズのタフネススマホ、Helio G99搭載でカメラも50MP、ナイトビジョンカメラもついてます

Ulefoneがコンパクトサイズのタフネススマホ「Armor Mini 20」を発売しました。この製品は9月に紹介記事を掲載した「Armor Mini 20 Pro / Armor Mini 20T Pro」の下位モデル、という位置づけで、「Pro」が5G対応するのに対し、このArmor Mini 20は5G非対応です。ただし、SoC（と通信バンド）以外のスペックは上位モデルと変わりませんし、価格もProよりも低く抑えられていますので、「小さいタフネススマホ」に関心のある方（うちのライターさんがたはこのタイプが好きみたいです）には面白い製品かと思います。

1.スペック表

※この製品には技適マークがない可能性があります。

2.コメント

冒頭にも書きましたが、Armor Mini 20は上位モデルのArmor Mini 20 ProとSoC以外のスペックは共通です。そのSoCはHelio G99という、ウインタブではおなじみの型番です。ちなみにProはDimensity 6300ですが、Antutuスコアはどちらも40万点前後と、性能面ではあまり変わりません（Dimensity 6300のほうが若干高いかな…くらいの差です）。

RAMは8GBで拡張機能により最大16GBとして使え、ストレージは256GBです。ディスプレイは4.7型と小ぶり、解像度はHD+です。

コンパクトサイズのタフネススマホということだと、ウインタブでは昨年Blackview N6000をレビューしていますが、N6000とはサイズ感は結構違います。

Armor Mini 20：133.5 × 63.3 × 24.9 mm / 301 g
Blackview N6000：133 × 65.25 × 18.4 mm / 208 g

タテ・ヨコサイズは変わりませんが、厚さと重量はArmor Mini 20のほうがずっと大きいです。

サイズ差の要因は「バッテリー容量」ですね。N6000の3,880 mAhに対し、Armor Mini 20は6,200 mAhです。また、Armor Mini 20は33Wの急速充電と15Wのワイヤレス充電、さらにリバースチャージにも対応します（N6000もリバースチャージ対応です）。

カメラもN6000はアウト側48MPのシングルカメラであるのに対し、Armor Mini 20は50MPのメインカメラと64MPのナイトビジョンカメラを搭載しています。タフネススマホの場合、暗闇でも鮮明な写真が撮れるナイトビジョンカメラは「あるとうれしい」んですよね。

Armor Miniシリーズは背面のカメラ周りにLEDが内蔵されており、このように懐中電灯代わりに使うことができます。

また、左右に「赤と青」のLEDもついていて、緊急時にはこの2色を点滅させて「（周囲に緊急事態を知らせるべく）目立たせる」こともできます。

クリックで拡大します

各部名称です。前面ノッチはパンチホール型でガラスはゴリラガラス・ヴィクタスが使われており、左側面にはカスタムキー（ユーザーが任意の操作を割り当てることのできるボタン）がついています。また、下部のUSB Type-Cポートと上部のイヤホンジャックは防水のためパッキンで覆われています。この筐体はIP68/IP69Kの防水・防塵性能とMIL-STD-810Hの耐久性能を備えています。

…まあ、小さいと言えば小さいんですけど、厚みはかなりのものですし、重量も一般的なスマホよりずっと重いんですけどね…。

3.価格など

Ulefone Armor Mini 20はAliExpress内のUlefone Official Storeに製品ページがあり、1月1日午後5時（日本時間）からセールが予定されています。セール価格は199.99ドル（1ドル160円として31,998円）です。

一般的なスマホと比べてタテ・ヨコサイズは小さいものの、「トータルで見て小さいとも言えない」製品ですが、アウトドアで欲しい機能がしっかり搭載されていると思いますし、価格も3万円強、ということなので、ちょっと面白いサブ機としてはいいんじゃないかと…。

4.関連リンク

Ulefone Armor Mini 20：Ulefone Official Store（AliExpress）

執筆者：ウインタブ
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。