こんにちは、かのあゆです。先月スペイン・バルセロナで開催された展示イベント「MWC 2019」においてソニー・モバイルがXperiaスマートフォンの新モデルを投入しており、すでに「Xperia 1」に関してはウインタブで記事として取り上げていますが、そのほかミッドレンジモデルとエントリーモデルも同時発表されています。
今回はすでにグローバルモデルが発売中となっている「Xperia 10/10 Plus」を紹介したいと思います。並行輸入ショップで購入しても4万円台で購入できる安価なモデルでありながら、上位モデルと同じく21:9縦横比のディスプレイとデュアルレンズカメラを備えたコストパフォーマンスに優れた一台です。
1.スペック
OSにはAndroid 9 Pieを、CPUにはXperia 10がQualcomm Snapdragon 630を、Xperia 10 PlusがQualcomm Snapdragon 636を搭載しています。RAMはXperia 10が3GB、Xperia 10 Plusが4GBとなっており、ストレージはどちらも共通で64GBという構成です。
ハードウェアスペックとしてはXperia 10 Plusの方がより上位になっており、搭載されているCPUのAntutuスコアを見てもXperia 10に搭載されているSnapdragon 630が平均90,000点台のスコアとなっているのに対し、Xperia 10 Plusに搭載されているSnapdragon 636は13~140,000点を計測しており、かなり差があるので、より快適に利用したいのであればXperia 10 Plusの方を選んだ方がいいかと思います。
ただしXperia 10に搭載されているSnapdragon 630でも普段使いであれば十分な性能と言えますので、スマートフォンで本格的な3Dゲームはプレイしないという方であればより安価なXperia 10でも問題ないでしょう。
ディスプレイはXperia 10が6インチ、Xperia 10 Plusが6.5インチサイズで、解像度は共に2,520×1,080となっており、有機ELではなくIPS液晶を採用しているという差異こそありますが、上位モデルXperia 1と同じくスマートフォンとは初となる縦横比21:9のワイドディスプレイを採用しています。
カメラはイン8MP、アウト13MP+5MPという構成で、デュアルレンズカメラを搭載しています。さすがに上位モデルのXperia 1とは異なり、被写体の瞳を検出してオートフォーカスする「瞳AF」や業務用カメラ部門がチューニングを行なった本格的なカメラアプリ「Cinema Pro」などは搭載されていませんが、普段使いならこれでも十分なのでは?と思います。また、バッテリー容量はXperia 10が2,870mAh、Xperia 10 Plusが3,000mAhです。
Xperia 1とは異なり防水・防塵には対応していませんが、昨年のXperia XZ2以降のハイエンドモデルからは削除されてしまった3.5mmヘッドフォンジャックもしっかり搭載されており、ハイレゾ音源の再生にも対応しています。
2.デザイン
デザインはXperia 10、Xperia 10 Plusでほぼ同じなので、ここではXperia 10の画像を使って説明します。
前面デザインはXperia 1と比較すると上部ベゼルは広く取られているものの、下部ベゼルはかなりギリギリまで細くなった「攻めたデザイン」となっており、一般的なスマホとはまた違った魅力を放っています。
前世代に相当するXperia XAシリーズも(下手するとその時のフラッグシップモデルよりも)魅力的なデザインを採用していましたが、今回のこのデザインは非常にかっこいいのではないでしょうか。
背面に関してはXperia 1と同じくフラットなデザインを採用していますが、ガラス素材ではなく金属素材を採用しています。
筐体色はXperia 10(上の画像です)が「ネイビー」「シルバー」「ブラック」「ピンク」、Xperia 10 Plusが「ネイビー」「シルバー」「ブラック」「ゴールド」をとなります。
こちらがXperia 10 Plusの「ゴールド」です。独自性が感じられるデザインですね!
3.まとめ
Xperia 10/10 Plusはすでにグローバル市場で販売開始済みとなっており、日本国内でもイオシスが先日入荷を開始しており、店舗や通販で購入することが可能になっています。イオシスでの販売価格はXperia 10が44,800円(税込)、Xperia 10 Plusが52,800円(税込)で、ほぼグローバル市場での価格に近いものになっています。
また国内正規展開に関しては現時点ではXperia 1のみが正式に発売することをアナウンス済みとなっていますが、国内キャリアで端末と通信代金を切り離す「分断プラン」の導入が開始される予定になっており、ハイエンド端末が購入しにくくなる状況になることから、Xperiaのミッドレンジモデルの投入を検討しているという報道もあり、いずれ日本向けにも正式に投入される可能性もあります。
Xperia 10/10 Plusは以前の「Xperia XA」シリーズの後継に相当するモデルで、Xperia 1と比較するとスペック的には落とされている要素はあるものの、21:9縦横比のワイドディスプレイやハイレゾ音源再生の対応などにはしっかり対応しており、さらに近年のハイエンドモデルからは消えてしまったヘッドフォンジャックも備えているなど、非常に魅力的な一台に仕上がっています。
価格も抑えられていて、スペック的にも(ハイエンドクラスより落ちるとは言っても)十分なものになっているので「これでOK」だと思います。新しいXperiaらしさは十分楽しめますし、個人的にもかなり「気になる」ミッドレンジXperiaです。
4.関連リンク
Xperia 10:Sony Mobile Communincations
Xperia 10 Plus:Sony Mobile Communications
Xperia 10 / 10 Plus:イオシス
コメント
いやバンド19非対応なことに触れないんかーい。
イオシスもそこに言及しないからうっかり買うとこだったよ。
いや海外モデルは基本的に非対応ですし。
逆に対応してたら言及することはあれど、いちいち非対応とか言及しないよ。
というか、図表に対応バンド全部明記してあるでしょ。
文中でも国内利用に対応したBandについて触れてれば親切だとは思うけど。