こんにちは。かのあゆです。シャープがAQUOSスマートフォン最新フラッグシップモデルとなる「AQUOS R3」を正式に発表しました。近年キャリアの端末発表会のまえに独自で発表会を行うことが多くなったため、この記事を書いている時点では先に発売しているAQUOS R2 Compact SH-M06やAQUOS zero SH-M07のようにSIMフリーモデルとして投入されるかは不明ですが、最新のハイエンドCPUを搭載した魅力的なフラッグシップモデルに仕上がっています。
1.スペック
OSは現時点で最新版となるAndroid 9 Pieを初期搭載しており、近年発売されている他のシャープ製スマートフォン同様、2年間のOSアップデートが保証されているため、ちょうどAQUOS R3の発表会と同時期に開催されていたGoogle I/O 2019で詳細が発表された次期バージョン「Android 10”Q”」へのアップデートも可能です。さすがにGoogle Pixelシリーズのように最速ではないものの、かつてのシャープ端末がOSのアップデートに積極的ではなかったことを考えると、本当にいい傾向だと思います。
CPUには2019年のハイエンドCPUであるQualcomm Snapdragon 855を搭載しています。近年スマートフォンに搭載されているCPUも高性能化が進み、WEBブラウジングやSNSを楽しむ用途であればミッドハイCPUでも快適にこなすことができるようになってきていますが、負荷がかかる重量級3Dゲームのプレイに関してはやはり差が出るので、例えば「PUBG Mobile」や「アイドルマスター シンデレラステージ(通称デレステ)」などのゲームをプレイするゲーマーの方なら今期最強クラスのCPUの恩恵を受けることができるはずです。
RAMは6GB、内蔵ストレージは128GBという構成です。他社フラッグシップモデルだとRAM8〜12GB、内蔵ストレージ512GBという構成も見受けられますが、基本的にこのスペックでもメモリ不足や動作パフォーマンスが低下するといったことはないでしょう。
また近年のフラッグシップスマートフォンでは搭載されない端末も増えてきたMicroSDカードによるストレージ拡張はしっかりサポートされています。
ディスプレイは6.2インチサイズで3,120×1,440(WQHD+)とフラッグシップにふさわしい高解像度のものを搭載しています。
またディスプレイにはシャープ自社製のIGZOを採用していますが、AQUOS R3では新たに「Pro IGZO」にアップグレードされており、10億色の色表現と前モデルのAQUOS R2との比較で2倍の明るさを実現しており、HDRに対応した映像コンテンツを美しい表示で楽しむことが可能です。前モデル同様リフレッシュレートは120Hzとなっており、ゲーミングスマートフォンとしてもかなり魅力的な仕様になっている、と言えそうです。。
カメラはイン16.3MP、アウト20.1MP+12.2MPという構成で、20.1MPは動画用、12.2MPは静止画用という、他のスマートフォンで見られない面白い仕様です。AQUOS R2同様、AIによるシーン識別機能もサポートしていますが、さらにAQUOS R3ではAIにより撮影した動画を自動的に約15秒間のダイジェストムービーとしてまとめてくれる「AIライブストーリー」という機能が搭載されています。
スピーカーはステレオとなっており、Dolby Atmosによる立体音響もサポートされているため対応動画コンテンツを楽しむことができます。
バッテリーは3,200mAhで、qiによるワイヤレス充電をサポートしています。
2.デザイン
前モデルのAQUOS R2から採用されているサイズの小さいティアドロップノッチが継続されていますが、全体的なデザインは変更されており、AQUOS R2 Compactのほうと同じようにディスプレイ上下にノッチを採用したデザインになっています。指紋認証センサーは前面に配置されます。
一方背面はAQUOS R2のデザインをほぼそのまま継承しています。ガラス素材を採用しており、美しい鏡面加工が施されています。筐体色は投入されるキャリアによって異なりますが、「プレミアムブラック」「プレミアムホワイト」「エレガントグリーン」「ピンクアメジスト」「ラクシュアリーレッド」の5色が用意されます。
3.まとめ
AQUOS R3は初夏に各キャリアから販売開始される予定で、現時点では販売価格は発表されていません。キャリアモデルとしては先にドコモが5月16日に新製品発表会を行う予定なので、そこで正式な価格が明らかにされると思われますが、ハイエンドモデルであることを考えると、おそらく8〜10万程度になりそうです。
SIMフリーモデルとしての投入も期待したいところではありますが、AQUOS RシリーズはCompact以外キャリアモデルのみの展開となっており、ハイエンドモデルとしてはAQUOS R2 CompactとAQUOS zeroが投入されているため「微妙」かも。
シャープのAQUOSシリーズは特に鴻海の傘下になってから非常に魅力的な端末を作り続けています。今回発表されたAQUOS R3もSnapdragon 855を搭載し、10億万色という驚異的な表現力を誇るIGZO Proディスプレイの採用、AIによるダイジェストムービーの自動作成機能など、非常にシャープらしい一台に仕上がっていると思います。
まもなく発表されるキャリアのフラッグシップスマートフォンでは、先にグローバルモデルが発表済みのSony Xperia 1、Samsung Galaxy S10/S10+、Huawei P30 Proなどが競合端末として投入されるものと思われますが、今回紹介したAQUOS R3も含め、どれも魅力的に仕上がっているだけになかなか悩ましいことになりそうです。
4.関連リンク
AQUOS R3 スペシャルサイト : SHARP
コメント
重いな
カメラの暗所撮影性能が改良されたようでこの点は気になります。
R2も夜景撮影とかもきれいに撮れるようには書いてあるのですが、夕暮れや早朝の薄暗がりや周囲が明るい中でのちょっと光が弱くなった場所程度のところでは他の高額高性能機体に後れを取っている状況だったので。
(暗所撮影の点ではGalaxy S8にしておけば良かったかもと思えたくらい。手に入れてしまったからにはしかたないので暗所に関してはiPhone 7 Plusを使ってます。)
高負荷時の発熱が大幅に抑えられてるようなのもとっても気になります。
R2でまだ気温が高くない今年4月&そう高くはなかった去年10月に、屋外・カバー無しで4kで連続撮影していたところ、10分~12分くらいで「本体が高温になったため撮影を終了します」と中断されてしまったので・・・。
そして良さそうなのがスピーカー。
自宅や実家でヘッドフォン無しに音ゲーをプレイするとき、iPhone 7 Plusでの「横持ち時に左右から音が鳴ってる」のはいいなぁ、と思ってたのでR2はそこが残念でした。
R3では上部スピーカー持ついて横持ちでは左右で音が鳴るようなのでうらやましいです。
最後に、一番うらやましいのは128G内蔵ストレージ!
これで Asphalt8 やグリモアやスタリラやガルフレ♪やSB69やTokyo7thシスターズや歌マクロスやデレステやミリシタやガルパやスクフェスその他入れて残り1GBしか無いなんて状況にならずに済むうえに他の2GBオーバーの音ゲーとかその他を入れられるだなんてもー天国すぎですっ!!
・・・でも、R2購入からまだ1年にもなってないし、ナンバーズでも当たらない限りは最低でも1年越えまでは替えられないなぁ・・・。