Nubiaの高性能ゲーミングスマートフォン「REDMAGIC」は、近年では日本国内での展開も行っており、技適を取得した正規モデルが購入できるようになっています。そんなREDMAGICの最新モデル「REDMAGIC 6S PRO」が11月5日に国内で発売開始となります。
現時点で最強クラスの性能のCPU、Snapdragon 888+を搭載し、ディスプレイのリフレッシュレートは165Hzに対応するなど「ガチのゲーマー向け」のモンスターマシンです。
1.REDMAGIC 6S PROスペック
スペック表
Nubia REDMAGIC 6S PRO | |
OS | RedMagic OS 4.0(Android 11) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 888+ 5G |
RAM | 12GB/16GB |
ストレージ | 128GB/256GB |
ディスプレイ | 6.8インチAMOLED(2,400 x 1,080)165Hz |
LTEバンド | 5G NR N77 NSA: 1-N77 3+ N77 8+N77 18-N77 1+3+N77 SA:n41/n78/n1/n77(3600M-4100M)/n28A/n3/n7/n8/n20/n5 TD-LTE B34/B38/39/40/41 FDD-LTE B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19 /B20/B26/B28A/B66 |
SIM | nanoSIM x 2 |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB Type-C、オーディオジャック |
カメラ | イン8MP/アウト64MP + 8MP + 2MP |
バッテリー | 5,050 mAh |
サイズ | 169.86 x 77.19 x 9.8 mm |
重量 | 220 g |
バリエーションモデル
・12GB/128GB(筐体色:Cyborg)
・16GB/256GB(筐体色:Ghost)
コメント
OSはAndroid 11ベースのカスタムOS「RedMagic OS 4.0」です。ゲーミングスマートフォンに搭載されるOSらしく筐体側面に用意されているボタンを押すことでワンタッチ起動できる「ゲームスペース」という機能が搭載されており、ゲームプレイ時に便利な機能を呼び出すことが可能です。
CPUは現時点で最新のハイエンドCPU、Qualcomm Snapdragon 888+です。今年前半に発売されたフラッグシップモデルに搭載されていたSnapdragon 888のマイナーチェンジ版となるCPUで、高性能コアの動作クロック数が2.8Ghzから3.0Ghzに向上したことにより、さらなるパフォーマンス向上を果たしています。
Snapdragon 888はそのモンスタークラスの性能故に発熱が激しいCPUなのですが、「REDMAGICと言えば冷却ファン」ということで、6S PROでも冷却ターボファンと宇宙開発グレードの素材を採用した新しい冷却システムが採用されており、長時間ゲームをプレイしても発熱を抑えられる設計になっています。
RAMは12GB/16GB、内蔵ストレージは128GB/256GBという構成で、MicroSDカードによるストレージ拡張には対応しません。
ディスプレイは6.8インチサイズで、解像度はFHD+(2,400 x 1,080)です。パネルは高品質なAMOLED(有機EL)を採用しており、リフレッシュレートは最大165Hz表示まで対応します。リフレッシュレートに関しては設定から60Hz、90Hz、120Hz、165Hzに切り替えられるようになっているため、ゲームをプレイしないときはリフレッシュレートを落として消費電力を抑えることも可能です。またタッチサンプリングレートも720Hzとなっているため、より正確な操作が可能です。
カメラはイン8MP、アウト64MP + 8MP + 2MPという構成です。ゲーミングスマートフォンということであまりカメラの画質に重きを置いている製品ではなさそうですが、AIによるシーン識別機能や4K動画撮影機能などはしっかり搭載されています。
ワイヤレスネットワークは802.11a/b/g/n/ac/axとBluetooth 5.1に対応します。モバイルネットワークに関してはLTE、5Gともに国内主要キャリアの回線をサポートしていますが、auと楽天モバイルに関してはバンドが対応していても実際には通信できない場合も多いため、この点に関しては注意が必要です。
バッテリー容量は5,050 mAhで、付属する30W出力のACアダプターを使用することにより65分でフル充電が可能です。
2.筐体
前面です。写真ではわかりづらくなってしまっていますが、パンチホールノッチではなく、Galaxy S8~S9やXperia XZ2/3などに似たデザインを採用しており、インカメラは上部ベゼル側に内蔵されています。ゲームをメインで楽しむ場合、パンチホールノッチすら邪魔に感じる場面が多いので、個人的にはこのデザインを採用したのは「正解」だと思います。
背面です。筐体色は12/128GBモデルが「Cyborg」、16/256GBモデルが「Ghost」です。デザインそのものは前モデルのREDMAGIC 6のものを継承しているのですが、やはり目を引くのは透明素材を採用した「Ghost」でしょう。冷却ファンやCPU、メモリなどがそのまま見えるデザインとなっており、メカ好きには非常に「刺さる」デザインになっていると思います。
これもREDMAGICではおなじみの「ショルダートリガー」ですが、6S PROでは背面にもスライド式トリガーを搭載しています。
3.REDMAGIC 6S PRO価格など
REDMAGIC 6S PROは11月5日よりREDMAGIC公式サイト、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、HISモバイル(MVNOキャリア)、Amazon.co.jpなどで販売開始となる予定です。REDMAGIC公式サイトでは予約販売がスタートしており、価格は以下の通りです。
12/128GBモデル(Cyborg):79,900円(税込)
16/256GBモデル(Ghost):99,800円(税込)
また店舗は限定されますが、ビックカメラ有楽町店、ヨドバシAKIBAでは実機の展示も開始される予定となっているので、購入前に実際に試すことも可能です。
REDMAGICブランドのゲーミングスマートフォンはハイエンドCPUを搭載する端末としては比較的購入しやすい価格帯に抑えられていますが、今回も12/128GBモデルであれば約8万円で購入可能で、現状国内で販売されているSnapdragon 888+搭載機としては唯一の存在となるため、Androidで配信されている最新ゲームを最高画質で楽しみたいのであれば有力な候補になってくれると思います。
「Ghost」を筐体色に採用する16/256GBモデルはその端末性能の高さもあり、長く使っていきたいと思える一台となってくれそうです。ただケースを装着してしまうとそのデザインが生かせなくなってしまうのが惜しいところではありますが・・・(汗
4.関連リンク
REDMAGIC 6S PRO:REDMAGIC公式サイト
コメント
無事届きました。
5Gからの乗り換えで、見た目以外はまだ何とも・・・
ケースとフィルムがオマケでついてますが、結局透明ケースに。