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Nubia RedMagic 5Sの実機レビュー(第3回)- カメラやオーディオにもこだわりを感じます!ゲーム以外でも大活躍!

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こんにちは、輪他です。Redmagic 5Sの実機レビュー(第3回)です。今回は、AI撮影などのカメラ性能と、これまでのレビューで紹介することが出来なかった、細かい端末の仕様についてレビューしていきます。筐体のデザインや、ゲーム性能についてはこれまでのレビュー記事に掲載していますので、そちらをご確認ください。

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1.カメラ性能

ゲーミングスマートフォンとして販売され、注目を集めているRedMagic 5Sですが、カメラについても、SONYの64MP超高画素センサー、IMX686を含めた3眼カメラを搭載するなど、2020年のスマートフォンのトレンドをしっかり押さえたものとなっています。 カメラの基本的な仕様は、前作であるRed Magic 5Gとほぼ同等となっていますので、RedMagic 5Gの実機レビューも併せてご確認ください。 

nubia RedMagic 5G レビュー - カメラにも力が入ってる。意外と多機能です。今度はカメラの使用感をまとめてみました。(実機レビュー第4回)

AI撮影

撮影しようとしている被写体やシーンを自動でリアルタイムに認識して、最適な撮影を行うことのできる、AI撮影に対応しています。

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カメラUIの左下にある、AIボタンを押すと有効化されます。料理や文章だけではなく、動物や青空まで個別に認識して最適な状態での撮影を行ってくれるようです。

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それぞれ、AI撮影機能をオンにした状態で、風景を撮影してみました。いかがですかね?私としてはかなり鮮やかに撮影できていると感じられる撮影品質だと思っています。

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今度は料理ですね。こちらもきれいに撮れていますが、正直実際よりもかなり彩度が高くなっているなと感じました。SNS映えを強く意識したチューニングなんでしょうか?

実際に即した写真をそのまま撮影したい場合はAI撮影機能をオフにすればいいだけの話ではありますし、容易にうまく使い分けられると思います。

これらの写真は全て解像度を16MPに設定して撮影を行いました。

解像度を最大の64MPに設定している場合は、AI撮影機能やズーム機能などが使用できませんので、基本的には16MPでの撮影が主となります。

夜景

独立した夜景撮影モードも搭載されています。

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それぞれ、上の写真が夜景撮影モードオフ、下の写真は夜景撮影モードオンの状態で撮影した画像です。夜景撮影モードがオフの状態での写真に比べて、若干明るく撮影できているのがわかるかと思います。ただ、より多く光を取り込んでいるので、光源には若干白いモヤがかかったような写真になってしまっています。夜景撮影モードがオフの状態でも十分明るい写真が撮影できるので、こちらも状況に合わせて使い分けるべきかもしれません。

個人的には夜景モードオフのほうが好みですかね。有機ELディスプレイを搭載しているのもあり、夜空を黒く表現できている方が、RedMagic 5Sのディスプレイで見る限りでは仕上がりが良く感じました。

超広角カメラ

64MPのメインレンズに加え、8MPの超広角レンズを搭載しています。

RedMagic_5S_Wide_(2)

RedMagic_5S_Wide(2)

同じ位置から通常カメラと超広角カメラで撮影してみました。通常モードでは超広角カメラを選択できず、より詳しく撮影条件を設定できるプロモードでのみ、超広角カメラを使用することが出来ます。

8MPと、ハイエンドモデルとしては解像度の低いレンズを搭載してはいますが、普通に使用するうえで問題ないくらいの画質ではあると思います。

マクロカメラ

RedMagic 5S Macro

2MPのマクロカメラも搭載しています。こちらも2MPなのでそこまで精細に撮影できるわけではありませんが、被写体から2cmの位置で細部を撮影出来るので、小物の撮影や、メルカリなど、フリーマーケットアプリでの出品時などに役立ちます。

ウォーターマーク(透かし)

撮影時に自動でウォーターマーク(透かし)を付けることができます。「SHOT ON REDMAGIC 5S」の部分は任意の文章に変更することも可能となっています。

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基本的には白い文字でのウォーターマークが追加されますが、写真の背景が白っぽい場合は視認性を高めるため、自動で黒い文字に変更されます。

動画撮影

動画撮影は720P/1080P/4Kの30fps撮影と、1080P/4Kの60fps撮影に加え、8K画質の動画撮影に対応しています。だいぶフレームレートは落ちてしまいますが、それでも手のひらに乗るサイズの端末で8Kの動画を撮影できていること自体にかなり驚きました。

撮影した動画を再生しながらズームして確認すると、解像度の高さを改めて実感しました。8Kで撮影する意味がしっかりある品質になっていると感じます。

もちろん8K未満の解像度で撮影した場合はさらに快適に動画撮影を楽しめます。4K以下の解像度で撮影する場合は画角が若干狭くなる分、手振れ補正がかなりしっかり効きます。動画撮影時の手振れ補正に関してはこれまで、iPhoneはかなりこだわっており、他機種に比べて動画の安定感が強いという印象を持っていましたが、RedMagic 5SのカメラもiPhoneと同等以上の手振れ補正を感じられました。ジンバルなどを使わず、素手で持って歩きながら撮影した場合でも、かなり安定した動画が撮れるはずです。

2.細かい仕様など

音質

RedMagic 5Sは、デュアルステレオスピーカーを搭載し、最近のハイエンドモデルとしては珍しくイヤホンジャックを搭載するなど、かなり音響にこだわったモデルでもあります。

スピーカーはディスプレイ上部と、筐体の下部右端にそれぞれ搭載されています。音質もかなりいいのですが、それに加えて、スマートフォンとは思えないほどの音量での再生が可能です。リビングで薄型テレビを使用しているときより大きな音で再生できますね…音量を上げても音割れもあまり発生しなかったので、野外での再生にも役立ちそうです。

端末上部にイヤホンジャックを搭載しています。端末自体はおそらくハイレゾの再生に対応していると思われる(公式サイトには言及なし)のですが、nubia純正の音楽プレイヤーアプリは用意されておらず、Google純正の「YT music(旧Google Play music)」のみプリインストールされています。こちらのアプリではハイレゾ音源を再生することが出来ないので、他にハイレゾに対応した音楽アプリを導入する必要があります。

RedMagic_Hi-Res

今回は無料のAndroidアプリ、foobar2000を使用して、ハイレゾ音源を再生してみました。いくつかの音源について、手持ちのエントリークラスのハイレゾ対応DAP(Fiio M7)と比較してみたところ、かなりのクオリティで再生できているなと感じました。デフォルトの状態ですと、高音から低音までどこかに偏ることなく、バランスよく再生できていると言った印象を受けます。音の解像度も高く、かなり高級なイヤホンやヘッドホンを使わない限りは、エントリークラスのDAPとの違いを感じるのは難しいレベルの音質だと思います。

少なくとも、他のイヤホンジャックを搭載しているスマートフォンと比較しても、高音質な部類であると間違いなく言えるレベルだと思いますね…

だからこそ、純正ミュージックアプリがないのは残念です….せっかくハードを作り込んでいるので、ここは妥協して欲しくなかったところです。

ゲーム中にはDTS:X Ultraによる「7.1チャンネルサラウンドサウンド」の再生に対応しています。端末のイヤホンジャックを使用すれば、DTS:X Ultraによる全方位からの音が再現され、より臨場感が出るとしています。ただ、DTS:X Ultraについての設定項目は見つからなかったので、どのように動作しているのかはわかりません。

さらに、PUBG mobileや、ASPHALT 9などのいくつかのゲームに関しては「4Dショックサウンドフィードバック」機能を使用することが出来ます。端末から再生された音やゲーム内容に合わせてバイブレーションを行う機能となっています。

外部接続

スペック表の通り、WI-Fi 6と5Gに対応しています、ウインタブでは基本通信環境のレビューは行っていませんし、そもそも私の環境だとWi-Fi 6と5Gの導入すらまだ行なっていませんので、詳しい事はわかりませんが、これらの環境が主流になった後でも使用できる、息の長い端末になるのでは、とは間違いなく言えると思います。

Bluetoothにはほぼ最新のBluetooth 5.1を採用し、NFCにも対応しています。

Bluetoothオーディオコーデックについても、AACやApt-Xに加え、ハイレゾ相当のデータをやり取りできる高音質コーデックである、Apt-X HDとLDACの両方に対応していることを確認できました。

USBポートもUSB 3.0規格に準拠したものを採用しており、最大55Wの超高速充電に対応し、Display port Alternate Modeによる映像の外部出力も可能となっています。

ここまで書いた通り、この辺りの仕様についてはほぼ最強と言ってもいいレベルだと思います。

強いて不満点を挙げるならmicro SDカードスロットが無い点でしょうか。とは言え、せっかくスペックを求めてストレージにUFS 3.1を採用しているのに、わざわざより遅い外部ストレージを入れるのもどうなんだよとは思いますし、外部ストレージ機能を排したのも理解できます。

Cooling fan

基本的にはGame Spaceを起動している時にのみ作動させることができる冷却ファンですが、端末の充電時にも、プロセッサやバッテリーの熱を逃すために動作するよう設定することが可能です。

ただ、ある程度、CPUファンが回る音が聞こえてしまいますし、机上や床で充電する際には近くにあるホコリを吸い込んでしまいそうなので、基本的にはこの機能はオフの状態でいいかなとは思います。

ナビゲーションボタン/ナビゲーションバー

RedMagic 5Gのレビューの際には3ボタン(ホームボタン/戻るボタン/アプリ履歴ボタン)にて操作するUIになっていましたが、RedMagic 5Sはこれに加え、Android 10のデフォルトであるiPhone Xシリーズのようなナビゲーションバーをスワイプして使用する操作体系に変更できます。こちらにしておけば、ナビゲーションバーは基本的には表示されませんのでよりディスプレイを広く使用できますし、有機ELディスプレイにとって天敵の焼き付きにも気にする必要が無くなります。

3.まとめ

今回は、カメラ性能と、これまでのレビューで紹介できなかった細かい仕様についてレビューを行なってきました。これまでのゲーミング性能などについてのレビュー記事にて、ゲーミングスマートフォンとして注目されるような仕様について、かなりこだわっていることをお伝えしましたが、今回紹介した直接ゲームには関係ないような部分にも、「ゲーミングスマートフォンだから」という意味での妥協はほとんど感じられませんでした。カメラも最近のハイエンド機種に見劣りしない画質で撮影できますし、オーディオ関連についても、ハード面に関してはかなりこだわっている印象を持ちました。

筐体デザインも下位モデルの「Sonic Silver」であれば、ゲーミングスマートフォンとしては落ち着いた部類のデザインですし、そこまでゲーミング然とした端末を求めていない人にとっても便利なハイスペックモデルとしてお勧めできる端末になっていると思います。

4.関連リンク

RedMagic 5S:RedMagic公式サイト
nubia RedMagic 5Sの実機レビュー(第1回)- Antutu 62万点!最強ゲーミングスマートフォンがさらに進化しました!
Nubia RedMagic 5Sの実機レビュー(第2回)- さらに進化したRedMagicのゲーム体験!ゲームスコアも上がりましたよ!

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コメント

  1. あび より:

    詳細なレビュー、有難うございます。

    5Gを使っていますが、設定メニューや警告の類も英語なのが少し使いづらいのですが、
    5Sでも日本語化はされてないのですね。
    残念。

    単体で見た場合、5Gと5Sの違いは体感できるものなのでしょうか?