Xiaomiがタブレット「POCO Pad」を発表しました。この製品は国内でも6月中旬に発売されます(すでに予約販売がスタートしています)。12.1インチでスペックもよく、「POCOだけに」価格もお手頃なので、日本でも人気製品になることが予想されます。
1.スペック
スペック表
POCO Pad | |
OS | Xiaomi HyperOS(Androidベース) |
SoC | Qualcomm Snapdragon 7s Gen 2 |
RAM | 8GB(LPDDR4X) |
ストレージ | 256GB(UFS 2.2) |
ディスプレイ | 12.1インチ(2,560 x 1,600) 120Hz |
LTEバンド | — |
SIM | — |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、 Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン8MP/アウト8MP |
バッテリー | 10,000mAh(Typ)/ 9,800mAh(Min) |
サイズ | 280 × 181.85 × 7.52 mm |
重量 | 571 g |
コメント
OSはAndroidベースのXiaomi Hyper OSです。SoCのSnapdragon 7s Gen 2はAntutuスコアが620,709点(メーカー公表値)と高く、スマホであればミッドレンジクラスの性能です。RAMは8GB、ストレージは256GBでmicroSDカードによるストレージ拡張も可能です。
ディスプレイは12.1インチで解像度は2,560 × 1,600です。Xiaomiのトップモデル、Xiaomi Pad 6s Pro 12.4の12.4インチとほぼ同じディスプレイサイズですが、Xiaomi Pad 6s Proは解像度3,048 × 2,032とさらに高精細ですし、アスペクト比も異なります(POCO Padは16:10、Xiaomi Pad 6s Proは3:2)。ただし、発色品質は高く、リフレッシュレートも最大120Hzと高速です。また、前面ガラスはゴリラガラス3が使われています。
カメラはイン/アウトとも8MPです。ここもXiaomi Pad 6s Pro(イン32MP/アウト50MP+2MP)とは比べ物になりませんけど、「そもそもタブレットで高画素数のカメラが必要か?」というのはありますよね。
バッテリーは10,000 mAhと大容量で、33Wの急速充電に対応します。
2.筐体
筐体は「金属ユニボディ」で、最近のタブレット製品のほとんどがそうであるようにエッジの尖った(角張った)形状です。
スピーカーは4つ。ドルビーアトモスに対応していて、音質にはかなり期待できそうですね。
筐体色はグレーとブルーの2色。特にブルーの方はタブレット製品としては割と珍しい色だと思いますし、背面カメラがゴールドに縁取られているのも個性的です(個人的には好きな配色ではないですけどね)。
3.価格など
POCO PadはXiaomi日本公式サイトで予約販売を受け付けており、6月24日より順次発送、となっています。価格は44,800円です。
日頃安価な中国タブレットをよくご紹介しているウインタブとしては「スペックのいいタブレット」と感じられます。また、この記事の冒頭に「日本でも人気が出そう」と書きました。しかし、Xiaomiのハイエンドモデル「Xiaomi Pad 6s Pro」と比較してしまうとSoCもディスプレイもカメラも、そしてスピーカーも「ワンランクかツーランク下」で、Xiaomi Pad 6s Proとの価格差が25,000円と、「ちょっと考えちゃう」くらいの差ですよね。個人的にはPOCO Padがイマイチ安くない、というわけではなく、Xiaomi Pad 6s Proが「異常に安い」、ということだと思います。それと、ディスプレイサイズは11インチになりますけど、Xiaomi Pad 6とほぼ同価格、というのも悩みどころかと。
4.関連リンク
POCO Pad:Xiaomi日本公式サイト