こんにちは、かのあゆです。POCO Japanは2022年6月23日に新製品発表会を開催し、高性能スマートフォン「POCO F4 GT」の国内販売を発表しました。ついにXiaomi、Redmiに続いてPOCOブランドのスマートフォンも国内で正式に買える時代になってしまいました!
先にブランド展開を開始しているXiaomi、Redmiブランドとは異なり、販売経路をオンラインのみに限定し、プロモーションなども最小限にとどめることで「POCO」らしい低価格を実現しています。
1.POCO F4 GT スペック
スペック表
POCO F4 GT | |
OS | MIUI 13 for POCO(Android 12ベース) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 |
RAM | 8GB/12GB |
ストレージ | 128GB/256GB |
ディスプレイ | 6.67インチAMOLED(2,400 x 1,080)120Hz |
LTEバンド |
5G:n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/77/78 FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28 TD-LTE:B38/40/41 |
SIM | nanoSIM × 2 |
ネットワーク | IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | イン20MP/アウト64MP+8MP+2MP |
バッテリー | 4,700 mAh |
サイズ | 162.5 x 76.7 x 8.5 mm |
重量 | 210 g |
バリエーションモデル
8GB/128GB
12GB/256GB
コメント
工場出荷時に搭載されているOSはAndroid 12ベースのMIUI 13 for POCOです。POCOブランドのスマートフォンはウインタブでもこれまでに何度か実機レビューをしていますが、Xiaomi、Redmiブランドで採用されているMIUI 13と比較すると、デフォルトのランチャーが「POCO Launcher」に変更されていることを除けばそこまで大きな差はないように感じられます。
CPUはSnapdragon 8 Gen 1です。すでに後継となるSnapdragon 8+ Gen 1も投入されていますが、AnTuTu Benchmark v9でのベンチマークスコアは95万〜100万点をマークする「モンスタークラス」の性能を持ち合わせています。実際にかのあゆもSnapdragon 8 Gen 1を搭載するXiaomi 12 Proを継続利用していますが、「ウマ娘」、「原神」、「APEX Legends Mobile」「ディアブロ・イモータル」と行ったタイトルを美しいグラフィックで快適に楽しめています。ただし高性能になっているぶん、負荷をかけた際の発熱もかなり目立つので、POCO F4 GTでどの程度まで対策されているのか気になるところではあります。
RAMとストレージはグローバル版と同じく「8GB/128GB」「12GB/256GB」の2種類があります。Redmi Note 11やRedmi Note 11 Pro 5Gの国内モデルは下位構成のモデルしか投入されなかったこともあり、大容量RAM/ストレージモデルを選択できるのはうれしいポイントの一つです。なお、MicroSDカードによるストレージ拡張には対応していません。
ディスプレイは6.67インチサイズで、解像度はFHD+(2,400 × 1,080)でリフレッシュレートは120Hz、タッチサンプリングレートは480Hzです。Xiaomi 12 Proの解像度WQHD(3,200 × 1,440)と比較するとやや控えめに感じられるものの、高品質なAMOLEDディスプレイを採用していることもあり、ゲームだけでなく写真や動画コンテンツなども美しい画質で楽しむことが可能です。前面には「ゴリラガラス・ヴィクタス」が採用されています。
カメラはイン20MP、アウト64MP(メイン) + 8MP(超広角) + 2MP(マクロ)という構成です。Redmi Note 11 Pro 5Gが108MPのメインレンズを採用していることを考えると控えめに感じられますが、カメラの画質は画素数だけで決まるわけではありませんし、元々Xiaomiはカメラのチューニングにも力を入れていることもありますので、撮影品質に関しても期待できそうです。
ワイヤレスネットワークは802.11a/b/g/n/ac/axとBluetooth 5.2に対応します。対応バンドは先に投入済みとなっているグローバル版から変わっていません。国内4大キャリアの通信回線もフルサポートしています。
バッテリー容量は4,700 mAhで、わずか20分でフル充電が完了する120W出力の「Xiaomi Hyper Charge」に対応します。グローバル版と同じく120W出力に対応するACアダプターは最初から付属しているので、別途購入する必要はありません。
なお、今回投入されたPOCO F4 GTはグローバル版と共通の仕様になっているため、残念ながらおサイフケータイは搭載されていません。
2.筐体
前面です。左右が湾曲したエッジディスプレイではなく、フラットディスプレイが採用されています。もともとPOCO F4 GTはゲーミングスマホ「Redmi K50 Gaming」のPOCOブランド版と言える製品なので、ゲームプレイ中に支障を来してしまうことが多いエッジディスプレイではなく、フラットディスプレイを採用するのは自然の流れといえます。パンチホールノッチが採用されており、ベゼルも狭いフラッグシップスマホらしいデザインになっています。
背面です。カメラバンプ部はLEDが組み込まれており、メッセージや電話の着信時、バッテリー充電時、「ゲームターボモード」使用時に点灯します。筐体色は「ステルスブラック」「ナイトシルバー」「ポコイエロー」の3色展開です。「ステルスブラック」と「ナイトシルバー」の2色は普段使いもできる比較的おとなしめなデザインですが、やはりPOCOといえば派手めな「ポコイエロー」がイメージカラーと言えますので、個人的にはおすすめです。
ゲーミングスマホと言うことで、左側面にはゲームプレイ中に様々な動作を割り当てることができるポップアップトリガーが搭載されています。
3.POCO F4 GT 価格など
POCO F4 GTはmi.com、楽天市場、Amazon.co.jpでのみの取り扱いとなり、実店舗では販売されません。価格は8GB/128GBモデルが74,800円(税込)、12GB/256GBモデルが84,800円(税込)ですが、mi.com、楽天市場販売分に関してはアーリーバードプライスとして6月26日まで8GB/128GBモデルが64,800円(税込)、12GB/256GBモデルが79,800円(税込)で販売されます。
Xiaomi、Redmiブランドが日本国内で正規展開を始めた際も夢のように感じられましたが、ついにPOCOブランドのスマートフォンまで正規購入できるようになってしまいました。POCOブランドには他にも1万円台で購入できるエントリーモデルから3〜4万円台のミッドレンジモデルまでラインナップされていますが、日本国内ではまず高性能モデルのPOCO F4 GTが国内投入されることになりました。前述の通り販売経路をオンラインのみに限定し、プロモーションも控えめにすることで販売コストを抑えています。
以前ウインタブで実機レビューを行ったXiaomi 12 Proの12GB/256GBモデルは現在13万程度で販売されていますが、POCO F4 Proの国内版は通常価格でも8万円台で購入できるなど、日本国内でも「POCO」らしさは健在です。残念ながら今回は日本国内向けのカスタマイズは行われていませんが、もともとクオリティの高い製品をリリースし続けてきたブランドということもあり、POCO Japanの今後の展開に期待していきたいところです。
4.関連リンク
POCO F4 GT:Xiaomi Japan
POCO F4 GT:Amazon
POCO F4 GT:楽天
コメント
中国から見ると日本では高性能モデルが売れるって判断なんかな?
iPhone売れてるから勘違いしてるのかな。