OUKITELがタフネス・スマートフォン「WP23」を発売します。OUKITELのタフネススマホは「WP●●」という製品名になっていますが、「番号が大きいほうが新しい」ものの、「番号が大きいほうがスペックが高い」というわけではありません。このWP23はエントリークラスのスペックで、4月17日からのワールドプレミアセールで99.99ドルで販売されることが予告されています。また、エントリースペックではありますが、「昔のエントリー機」とは異なり、アウトドア用と割り切って使うぶんにはそんなに悪くないシステム構成になっています。
1.OUKITEL WP23 スペック
スペック表
OUKITEL WP23 | |
OS | Android 13 |
CPU | MediaTek Helio P35 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 6.52インチ(1,600 × 720) |
LTEバンド | B1/3/7/8/19/20 |
SIM | nanoSIM x 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11 b/g/n、Bluetooth (推定) |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー |
カメラ | イン5MP/アウト13MP+2MP |
バッテリー | 10,600 mAh |
サイズ | 不明 |
重量 | 不明 |
コメント
OSは現時点で最新バージョンとなるAndroid 13、CPUはHelio P35です。メーカーによればAntutuスコアは12万点ということなので、ゲーム向きではありませんが、スクロールがカクカクするとか、ニュースアプリがまともに動作しないとかの心配はいりません。Android OSの基本操作には問題ないものと思います。
RAMは4GB、ストレージは64GBと、容量は控えめです。少し前のエントリークラスのタフネススマホではストレージ32GBという製品も普通にありましたが、さすがに32GBだと少々厳しいものの、64GBであればゲームや動画撮影をあまりしないのであれば(十分とは言えませんが)まあ使えると思います。また、microSDカードも使えますので、画像や動画データなどの保存には問題ないでしょう。
ディスプレイは6.52インチで解像度はHD+にとどまります。タフネススマホの場合、ミッドレンジクラスの製品でも解像度が低めになっていることがありますが、この製品の場合は低価格品でもありますので解像度が低めなのは仕方のないところでしょう。
カメラはイン側が5MP、アウト側が13MP+2MPと、まあ価格なりと言いますか、アウト側がシングルレンズでないだけマシ、という感じです。
バッテリーは10,600 mAhと大容量で、リバースチャージ(この製品をモバイルバッテリー代わりにして他のデバイスを充電できる機能)にも対応します。
2.OUKITEL WP23 筐体
現時点で筐体のサイズや重量は公開されていません。タフネススマホでバッテリ容量10,000 mAh越えなので、「普通のスマホ2台分の厚さと重さ」になっていると思います。
前面は水滴型ノッチが採用されており、ベゼル幅は太め、背面はタフネススマホらしいゴツいデザインで、カメラの下に指紋センサーが搭載されています。また、側面を見るとタフネススマホによく見られるカスタムキーはなく、底面のUSB Type-Cポートはパッキンで覆われています。
見た目だけでなく、MIL規格(MIL-STD-810H)準拠の堅牢性とIP68/IP69Kの防水・防塵性能も備えています。
筐体色は3色あり、全部Midnight Blackですw ここはメーカーさん間違えちゃいましたね…。基調色は全てブラックですが、アクセントカラーで「オレンジ」「グリーン」「ブラック」を選べます。
3.OUKITEL WP23 価格など
OUKITEL WP23はAliExpress内のOUKITEL Authorizing Storeに製品ページがあり、4月17日からワールドプレミア(セール)が開催されます。セール価格は99.99ドル(約13,800円)です。
タフネススマホでも上位クラスの製品はパフォーマンスが高く、カメラ性能も高いので、メインスマホとしても十分使えると思っていますが、この製品の場合はアウトドア用のサブ機、あるいは予備機と割り切って購入するのにちょうどいいスペック・価格の製品なんじゃないか、と思います。
4.関連リンク
OUKITEL WP23:OUKITEL Authorizing Store