中国メーカーのOUKITELがタフネススマホ「WP13」を発売しました。OUKITELのタフネススマホには「WP」というのがつきますが、番号体系がシンプルすぎるというか、型番を見てもエントリークラスなのかハイスペッククラスなのか全然わかりません。ウインタブも実機レビューした「WP12」はエントリークラス、「WP11」は欠番で「WP10」は5G対応するミッドレンジ(ミッドハイ)クラスだったりします。
今回ご紹介するWP13は「5G対応のミッドレンジ機」となります。ゲームプレイも可能で普段使いにも適したスペックになっているので、価格次第では日本でも人気が出るかもしれませんね。
1.OUKITEL WP13 スペック
スペック表
OUKITEL WP13 | |
OS | Android 11 |
CPU | MediaTek Dimensity 700 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 6.52インチ(1,600 x 720) |
LTEバンド | LTE:B1/2/3/5/7/8/12/17/18/19/20/25/28A/28B/66 5G:n1/3/38/41/77/78 |
SIM | nanoSIM x 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー |
カメラ | イン8MP/アウト48MP+2MP+0.3MP |
バッテリー | 5,280 mAh |
サイズ | 176 × 85.2 × 14.5 mm |
重量 | 300 g |
コメント
OSは最新のAndroid 11、CPUはMediaTekのDimensity 700です。ウインタブではPOCO M3 Pro 5Gの実機レビューでこのCPUをテストしていますが、Antutu Ver.9のスコアが33万点と、ウマ娘くらいなら普通にプレイできるくらいの性能でした。ある程度ゲームタイトルを選ぶ必要はあるかと思いますが、ミッドレンジ機と呼ぶのにふさわしいくらいの実力があると思います。
RAMは8GB、ストレージも128GBと十分な容量です。一方でディスプレイは解像度がHD+にとどまっていますので、この点は少し不満に感じる人がいるでしょうね。
この製品、5Gに対応しますし、LTEのほうも日本のキャリアのプラチナバンドをしっかりカバーしています。OUKITELは日本の技適を取得するケースが多いので、この点にも期待したいところ。
カメラはイン側が8MPと、このクラスとしては少々物足りないかな、というくらいの画素数で、アウト側は48MPを含むトリプルレンズです。メインが48MPということで評価はできますが、広角レンズがないというのがイマイチかもしれません。それと、この画像に「Thermometer Sensor」というのがありますが…、
この製品は体温測定(温度測定)が可能です。UMIDIGIの製品に広く搭載されている機能ですが、「温度が測れる」というのはタフネススマホにはうれしい装備と言えそうです。
あと、中華スマホでは見かけたことのない「シンプルモード」を搭載しています。お年寄りの方でも安心して使える(であろう)UIですね。日本のスマホだと「かんたんホーム(Xperia Ace Ⅱ)とかシンプルモード(arrows Be4 Plus F-41B)」などがありますが、中華スマホのシンプルモード、ぜひ試してみたいものです。「よりによってこのゴツいスマホに搭載かい!」というツッコミも入れたくなりますけど。
2.OUKITEL WP13 筐体
前面は水滴型ノッチを採用しています。上下のベゼルはさすがに少し太めですね。また、背面はレザー調の模様が入っています。本物のレザーじゃないとは思いますが、こうしてみると高級感もありますね。
ちょっと見にくいですが、左右側面のボタン配置がわかります。左側面(画像左側)にはSIMスロットとカスタマイズキー(ユーザーが任意の操作を割り当てられるボタン)、右側面(画像右側)には電源ボタンと音量ボタン。この製品は指紋認証が可能なので、おそらく電源ボタンが指紋センサーも兼ねていると思われます。
筐体色はオレンジとブラックの2色です。基調色はブラックでアクセントカラーのみが異なります。
「もちろん」IP68/IP69Kの防水・防塵機能とMIL規格(MIL STD-810G)準拠の堅牢性を備えています。OUKITELはこれまでにたくさんのタフネススマホを手掛けていますので、「頑丈さ」には心配いらないでしょう。
3.OUKITEL WP13 価格など
OUKITEL WP13は中国の通販サイト「Banggood」で販売中で、8月4日現在の価格は309.99ドル(34,469円)です。5G対応のミッドレンジスペックのタフネススマホなので、この価格でも妥当だと思いますが、セールなどでは300ドルを切ってくるような気もします。
私、この製品と同じCPUを搭載するPOCO M3 Pro 5Gを実機レビューし、その後も手元に置いているのですが、Dimensity 700搭載でRAM/ストレージ容量も十分、ということならメインスマホとして使っても全然OK、というか、不満なく使えるんじゃないかと思います。あとはサイズがデカイ(重い)のとタフネス性能とのトレードオフ、という感じでしょう。ウインタブ読者にもこの製品に興味がある人がおられるんじゃないでしょうか。
4.関連リンク
OUKITEL WP13:Banggood
コメント
シンプルモードですがタフネススマホは屋外で使うこと多いから手袋してても押しやすいとかそういう理由ではないでしょうか?(手袋したまま使えるのかな?)
WP10を購入しましたが1ヶ月もたたずに液晶画面が壊れました。交換で新しく送ってもらいましたがまた液晶画面が壊れました。落としたりしていないにもかかわらず。もうOUKITELの製品は購入しません。
俺もWP10持ってるけどどうやったらあれの液晶壊れるのよ
私もWP10使っているんですが、液晶が割れるのは、想像できない。
「割れた」とは言ってないし、表示がおかしくなったりしてるのを「壊れた」と表現しているだけかもですね。 むかしのゲームボーイとか、落とすと画面に横線入ったりしちゃってましたし。