OUKITEL WP10 － OUKITEL初の5Gアウトドアスマホ、MediaTek Dimensity 800を搭載して近日発売

最近たてつづけに3台のスマホを（ライターが）レビューした中国メーカーOUKITELが同社としては初となる5Gスマホを発売します。しかもアウトドアスマホです。XiaomiとかOPPOのような世界的な大メーカーはともかくとして、ウインタブがよく紹介記事を掲載している中国メーカーとしては最速に近い5G対応と言えます。また、アウトドアスマホで5G対応させる、というあたり、中華っぽくていいですよね！

1.概要

この記事を書くのにあたり、OUKITELから資料をもらっているのですが、詳細スペックがまだ全部明らかになっていません。YouTubeを確認したところ、一部の海外配信者が「リーク情報に基づく製品説明」の動画をアップしていたのが確認されたものの、「筐体画像からして違っている」ような感じだったので、ここでは公開情報のみに基づいてご説明します。

OSはAndroidですが、バージョンは不明です。OUKITELとしてはWP10を「フラッグシップ」と位置づけていますので、おそらく中華スマホとしては「まだ最新」と言えるAndroid 10でしょう。うまくするとAndroid 11が搭載されるかもしれません。

5GスマホなのでCPU（SoC）は5G対応である必要がありますね。MediaTekのDimensity 800が採用されています。Antutu（Ver.8）スコアは32万点程度ということなので、Snapdragonの上位モデルには及びませんが、ゲームも含め、ほとんどの操作がサクサクこなせると思います。まあね、Snapdragon 865がAntutu50万点とかなので、それを見ちゃうと「ミッドハイクラス」ということになってしまうんでしょうけど。

RAMは8GB、ストレージは128GBです。ただし、RAMにせよストレージにせよ、異なる容量のバリエーションモデルが存在する可能性はあります。また、microSDカードリーダーが装備されているかどうかは不明です。

通信バンドは「グローバル」ですね。最近のOUKITELは日本の技適認証を受けているモデルもありますので、このWP10も技適を取得する可能性はあると思います。ちなみに5Gのミリ波には対応しないものの、LTE、5Gとも日本の通信バンドにしっかり対応しています。

カメラはイン側が16MP、アウト側は48MP+13MP（広角）+2MP（深度）+2MP（マクロ）のクアッドカメラになっています。また、48MPカメラにはSony製のセンサーが使われているとのことです。

筐体画像はまだわずかしか公開されていませんでした。この画像が一番わかりやすいと思います。筐体色は「ブラック」と「オレンジ」の2色で、いずれも基調色はブラック、アクセントカラーのみ異なります。

前面ディスプレイは6.67インチと大型で解像度はFHD+（2,340 × 1,080）、パンチホール型カメラになっています。背面はアウトドアスマホとしては比較的おとなしめですね。しかし、IP68＆IP69K準拠の防水・防塵性能とミルスペック（米国国防総省物資調達基準、MIL-STD-810G）準拠の堅牢性を備えているだけあり、エッジ部分のゴツさはかなりのものです。

しかし、このゴツさでディスプレイサイズが6.67インチなので「サイズ」はちょっと心配です。特に重量。300グラムオーバーになるかもしれないですね。そうなるとシャツの胸ポケットに入れるのが大変そうです。

2.価格など

OUKITEL WP10はAliexpress内のOUKITEL Official Storeに製品ページがあり、11月8日現在「一応販売中」ですが、配送が1カ月以上先の日付になっていましたので、この後「発売記念セール」が開催されるだろうと思います。もうじき11月11日（シングルデーセール）なので、そこに合わせてセールを打ってくるかもしれません。ちなみに11月8日現在の価格は669.99ドル（70,737円）と表示されていますが、実売価格はこれよりもかなり低くなるでしょうね。

また、OUKITELの公式サイトでは中華メーカーお得意の「GIVEAWAY（プレゼントキャンペーン）」も開催中です。SNSのフォローなど、いくつかのハードルがありますが、誰でも応募できますので挑戦してみてもいいかもしれません。

3.関連リンク

OUKITEL WP10：メーカーサイト（GIVEAWAYもこちら）
OUKITEL WP10：OUKITEL Official Store（Aliexpress）