OUKITELがスマートフォン「C32」を発売しました。この記事を執筆している1月16日現在「発売記念セール」を開催中(日本時間1月30日午後4時59分まで)で、セール価格は99.99ドル(13,401円、製品ページにある10ドルOFFクーポン使用時の価格)と非常に安価です。
スペックのほう、コストダウンが感じられる部分も見受けられますが、100ドル以下で購入できる製品としては十分すぎるものになっていると思います。
1.OUKITEL C32 スペック
スペック表
OUKITEL C32 | |
OS | Android 12 |
SoC | UNISOC T606 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 6.517インチ (1,600 × 720) |
バンド | FDD:B1/3/5/7/8/19/20 TDD:B38/40/41 |
SIM | nanoSIM ×2 (SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac(推定)、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン5MP/アウト20MP |
バッテリー | 5,150mAh |
サイズ | 164.5 × 76 × 9.2 mm |
重量 | 198 g |
コメント
OSは現時点の中華スマホとしては最新と言っていいAndroid 12、CPUはUNISOC T606です。ウインタブではこのCPUを搭載するBlackview A85を実機レビューしており、その際のAntutuスコアは226,897点でした。製品価格から見て十分な性能だと思います。どんなゲームもサクサク、というわけにはいかないものの、普段使いでもたつくような場面はないでしょう。
RAMは8GB、ストレージは128GBと、こちらもエントリーモデルとしては大きな容量になっています。
ディスプレイは6.517インチで解像度はHD+にとどまります。できればFHD+がよかった…ですが、まあ、このへんは仕方のないところでしょう。
カメラも少々コストダウンを感じるものになっています。イン側5MPでアウト側は20MPのシングルレンズ。画像ではトリプルレンズに見えますが、気のせいです。中華スマホって、こういうところで見栄っ張りだったりしますよね。20MPのシングルレンズでも、キレイな写真が撮れれば全然文句ないんですけど…。
2.OUKITEL C32 筐体
前面はパンチホールではなく水滴型ノッチが採用されています。また、下部ベゼルはやや太めですね。一方、背面はまとまりのあるデザインですが、上に書いたようにアウトカメラはシングルレンズです。
背面は樹脂素材と思われますが、ご覧のように質感はなかなかのもの。あまり安っぽさを感じません。
筐体色はSky Blue、Purple、Space Blackの3色から選べます。
3.OUKITEL C32 価格など
OUKITEL C32はAliExpress内のOUKITEL Official Storeでワールドプレミア(セール)中で、価格は99.99ドル(13,401円、製品ページにある10ドルOFFクーポン使用時の価格)です。
余談ですが、私、つい先日初めての「車中泊」に挑戦していて、これまで「典型的なインドア派」だったものが、少しばかりアウトドア系に目が向いております。従来から中華のタフネススマホを積極的にご紹介してきましたが、この製品のような「メインスマホとしては少し厳しいが、メインスマホを温存したくなるような場面で手軽に使える製品」にも関心が高まっています。
99.99ドルと安価で購入ができる割に、システムスペックもそんなに悪くないように思われますので、サブで使うスマホとしては面白そうですね。
4.関連リンク
OUKITEL C32:OUKITEL Official Store(AliExpress)
コメント
SIMフリー時代ではスマホが壊れた時の絶望感が凄いのでこういう安いのをバックアップ用に持っておくと安心感ある。気になるのは4キャリアのSIM全部動くのかって事。
こんにちは。中華スマホについてはOPPO系(OnePlusとRealmeを含む)のグローバルモデルはVoLTEが塞がれていることが多く、ウインタブでもOPPO系のグローバル版の紹介は中止しています。で、ライターのかのあゆさんと話したんですが、OUKITELとかBlackviewとかUlefoneなどの非大手メーカーは「わざわざ日本のVoLTEを塞ぐような余裕はないw」と思っていて、実際にVoLTEが使えるケースが多いので、ドコモとソフトバンクについては使えるんじゃないかと思います。楽天とauはちょっと心配ですけどね。