近年、日本での販売に力を入れてきている中国の大手メーカーOPPOですが、東南アジアを中心に非常に人気で勢いのあるブランドです。高い性能に洗練されたデザイン、使いやすさが多くの人に支持されています。そのサブブランド「realme」は日本未発売となっていていますが、今回紹介するrealme 3 Proは、主にインドなどの東南アジア向けに販売されているモデルとなります。なお、この製品は正確には「OPPO」を名乗っていませんが、わかりやすくする目的であえて記事タイトルに「OPPO」をつけていますので、その点どうかご了承下さい。
日本ではOPPO R17 ProなどがミドルハイスペックのSIMフリーモデルとして販売されていますが、その約半分の値段で同じCPUと高いカメラ性能を持ったモデルであり、非常にコストパフォーマンスに優れた「気になるモデル」となっています。
1.スペック
CPUにQualcomm Snapdragon 710を搭載しています。これは、OPPO R17 Proと同じ型番でレスポンスの良さが期待されます(Antutuスコアはおよそ17万点です)。
充電用の端子は残念ながらType-CではなくMicro USBですが、OPPO独自の高速充電VOOC Flash Charge 3.0により20Wの入力なら30分で50%の高速充電ができます。バッテリーは4,045mAhと大容量で、例えばゲームなら7時間、音楽なら126時間の連続再生が可能とのこと。
カメラ性能には力を入れているようで、イン25MP/アウト16MP+5MPと、特にインカメラが高画素数になっていて、高繊細なセルフィーフォトに期待できますし、アウトカメラも一眼レフの様な奥行きのある写真が撮影できるとのことです。
また、8枚の写真を合成して64MP相当の高画質写真にする機能Ultra HDや夜景や暗い所での撮影を向上する機能Super Nightscape、さらにはXperia XZs/XZ Premiumで話題になった960fpsスーパースローモーション機能がこのrealme 3 Proにも搭載されていたりと、フラッグシップに迫る性能を秘めているようです。
ゲームの体感スピードを向上させる機能Hyper Boost 2.0では、リアルタイムでゲームパフォーマンスをインテリジェントに微調整して、応答速度を迅速に向上させることができ、新しくTouch BoostとFrame Boostが追加されています。ゲームの動きにおけるタッチ操作の反応やゲームのフレーム安定性が向上し、高いレスポンスが期待できそうですね。
2.筐体
メーカーサイトのリンクにあったINDIA TODAYのレビュー記事を見ると、フレームは金属で指紋センサーのある背面はポリカーボネートとのことです。光の反射具合でS字カーブラインが浮かび上がり非常に魅力的に見えます。Gorilla Glass 5で覆われたディスプレイ上部にはノッチがあり、画面占有率は90.8%と非常にスタイリッシュな仕上がりです。
色のバリエーションは、上記写真のライトニングパープル以外にニトロブルーとカーボングレイの3色がラインアップされています。
3.価格など
OPPO realme 3 ProはBanggoodで8月7日現在、4GB/64GBモデルが199.99ドル(21,696円、クーポンコード「bgrealme99」を使用)、6GB/64GBモデルが269.99ドル(29,290円)、6GB/128GBモデルが289.99ドル(31,459円)となっています。また、Banggood扱いの製品はグローバルROM版です。
ミッドハイスペックで2万円強から、という価格は非常に魅力的です。スマホの使用目的がPUBGなどの重量級ゲーム、という人でなければ「ストライク」な製品ですよね。現状購入できるのは海外サイトから、ということになってしまいますが、もし日本国内で正式販売されることになれば、大人気になりそうな製品と言えそうです。
4.関連リンク
realme 3 Pro :realmeメーカーサイト
OPPO realme 3 Pro (4GB/64GB):Banggood
OPPO realme 3 Pro (6GB/64GB):Banggood
OPPO realme 3 Pro (6GB/128GB):Banggood