OPPO Find X5シリーズ － ハッセルブラッドコラボのカメラ搭載で、超高速充電に対応するハイエンドモデル

こんにちは、かのあゆです。OPPOが最新フラッグシップモデルとなる「Find X5/Find X5 Pro」を正式発表しています。日本国内での展開に関しては今のところ未定となっていますが、OPPO Find Xシリーズは初代モデルからSIMフリーモデル、キャリアモデルとして展開中となっており、3月11日には日本法人であるオウガジャパンよりプレスリリースも出されているため、今回も国内向けモデルが何らかの形で導入される可能性は高そうです。

1.OPPO Find X5シリーズ スペック

スペック表

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OSはAndroid 12で、カスタムUIとして「Color OS 12.1」が搭載されています。日本国内での展開が開始された頃はiPhoneに搭載されているiOSに寄せたUIが特徴となっていましたが、近年ではクセがなくなってきた印象を受けます。ただし相変わらず強力なバックグラウンドアプリのタスクキル機能は健在なので、この点は人を選ぶかもしれません。最新バージョンとなるColor OS 12.1では「マルチスクリーンコネクト」という機能が搭載され、Windows 10/11搭載PCと簡単に画面共有できるようになりました。

CPUはFind X5 ProがSnapdragon 8 Gen 1、Find X5がSnapdragon 888です。スタンダードモデルとなるFind X5は1年前のハイエンドCPUが搭載されていますが、AnTuTu Benchmark v9でのベンチマークスコア80万点を計測する高性能なCPUですし、Find X5 Proに搭載されているSnapdragon 8 Gen 1は搭載されている端末があまり出回っていないこともあり、ゲームタイトルによってはまだ最適化が進んでいないものも存在するので、現状安定しているのはむしろFind X5のほうかな、と個人的には感じています。

RAMはFind X5 Proが12GB、Find X5が8GBという構成で、内蔵ストレージは256GBです。Find X5 Pro、Find X5ともにMicroSDカードによるストレージ拡張には対応しません。

ディスプレイはFind X5 Proが6.7インチWQHD+（3,216 × 1,440）、Find X5が6.55インチFHD+（2,400 × 1,080）で、いずれもパネルにAMOLED（有機EL）を採用しており、リフレッシュレートは120Hz表示に対応します。Find X5 ProはP3色域を100%カバーしており、スマートフォン向けディスプレイの認証機関である「Display Mate」では最上位となる「A+」という評価を受けています。

カメラは今回からハッセルブラッドと共同開発したものが搭載されており、Find X5、Find X5 Proともにイン32MP/アウト50MP（メイン） + 50MP（超広角） + 13MP（望遠）という構成です。今回のFind X5シリーズではOPPOが自ら手がけた画像処理用NPU「MariSilicon X」が採用され、夜景撮影機能が強化されています。動画撮影に関しても「Androidスマートフォンとしては初めて」4Kサイズでノイズを抑えた夜景撮影を可能としているとしているので、この点に関してはかなり期待できそうです。

ワイヤレスネットワークは802.11a/b/g/n/ac/axとBluetooth 5.2に対応します。前述の通り現時点ではまだ日本国内での取り扱いは特にアナウンスされていないものの、4G、5GネットワークともにFind X5、Find X5 Proともに日本国内向けの通信バンドに対応しているので、そのまますぐ投入できそうな印象を受けます。

バッテリー容量はFind X5 Pro、Find X5ともに5,000 mAhで、わずか12分でバッテリー残量0%の状態から50%まで充電が完了する80W出力の「SuperVOOC」に対応するほか、Find X5は30W、Find X5 Proは50Wのワイヤレス充電「AIRVOOC」にも対応します。またFind X5 Pro、Find X5ともにワイヤレスイヤホンやモバイルバッテリーなどのアクセサリー類を充電できる10W出力のリバースチャージにも対応します。

2.OPPO Find X5シリーズ 筐体

Find X5 Proの画像です。初代Find Xではスライド式のインカメラを採用していたため、ディスプレイは完全ノッチレスを実現していましたが、Find X2以降はスタンダードなパンチホールノッチデザインに変更されており、今回のFind X5シリーズでもその流れを継承しています。初代Find Xのカメラギミックは個人的にも面白いと感じていたので復活してほしいところではあるのですが、耐久性を踏まえるとこのデザインに行き着いてしまうのかもしれません。Find X5 Pro、Find X5ともにエッジディスプレイを採用しており、下部ベゼルも狭めです。

背面デザインはOPPOのサブブランドであるOnePlus製スマートフォンのデザインに近くなりました。丸みを帯びたカメラバンプ部のデザインは先日紹介したOnePlus Nord CE 2 5Gに近い印象ですね。個人的にはこのデザインは個性的で好みだったりします。筐体色は「グレーズ・ブラック」と「セラミック・ホワイト」の2色が用意されます。

こちらはFind X5です。Find X5もパンチホールノッチデザインとエッジディスプレイを採用していますが、ディスプレイサイズが6.55インチと一回り小さくなっているぶん、こちらの方が「気持ちコンパクト」な印象を受けます。6.55インチサイズでコンパクトと言ってしまうのも個人的には複雑ではあるのですが、片手操作しやすいスマートフォンを探している方であればFind X5の方が魅力的に感じられるかもしれません。

背面デザインはX5 Proに準じていますが、カメラバンプ部がブラックになっている点が異なります。筐体色「ブラック」だとほぼ一色という印象なのですが、「ホワイト」だとかなり目立ちますね・・・

3.OPPO Find X5シリーズ 価格など

OPPO Find X5シリーズは2022年3月14日よりグローバルモデルが販売開始となり、価格はFind X5 Proが1299ユーロ（約166,304円）、Find X5が999ユーロ（127,857円）です。フラッグシップモデルということもあり、グローバルモデルの価格はスタンダードモデルに位置づけられているFind X5でも10万超えになってしまっていますが、カメラ機能は強化され、有名カメラメーカーのハッセルブラッド監修チューニングと専用ISP「MariSilicon X」の搭載で夜景の動画撮影もきれいに撮影できるようになった点は魅力的に感じます。

日本国内での販売に関してはまだなんともいえないのですが、初代Find XからFind X3に至るまですべてのモデルが投入されているので、今回も国内向けモデルが登場するのではないかと予想しています。

4.関連リンク

Find X5 Pro：OPPO
Find X5：OPPO