MotorolaがSIMフリースマホ「moto g31」を発表しました。近年SIMフリースマホでも5G対応モデルが増えてきましたが、今回発表されたg31は4G対応モデルとなります。2.5万円と購入しやすい価格帯でありながらFHD+ AMOLEDディスプレイを備えているなど、コストパフォーマンスに優れた一台です。
1.moto g31 スペック
スペック表
moto g31 | |
OS | Android 11 with My UX |
CPU | MediaTek Helio G85 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 6.4インチ(2,400 x 1,080) |
LTEバンド |
LTE:B1/2/3/5/7/8/18/19/ B20/26/28/38/40/41 |
SIM | nanoSIM × 2 |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C、MicroSDカード、3.5mmイヤホンジャック |
カメラ | イン13MP/アウト50MP + 8MP + 2MP |
バッテリー | 5,000 mAh |
サイズ | 161.9 x 73.9 x 8.55 mm |
重量 | 181 g |
コメント
OSはAndroid 11ベースのMotorola独自UI「My UX」です。Moto Edge 20シリーズには外部ディスプレイに接続することにより、パソコンと同じUIでAndroidアプリを使用できる「Play for」に対応していますが、Moto G31では残念ながら対応していません。基本的には以前のMotorola端末と同様、「素のAndroid」準拠のUIを採用しながら便利な機能を追加したカスタムUIです。
CPUはMediaTek Helio G85です。中華スマートフォンでは採用端末が多いCPUですが、日本国内で正規販売されている端末としては初採用となります。AnTuTu Benchmarkでのスコアは24万点程度となっており、CPU性能は上位製品となるMediaTek Helio G95/G96と比較すると低めですが、WEBブラウジングやSNSなどの利用はストレスなくこなせます。RAMは4GB、内蔵ストレージは128GBという構成で、MicroSDカードによるストレージ拡張にも対応します。
ディスプレイは6.4インチサイズで、解像度はFHD+(2,400 × 1,080)です。リフレッシュレートは60Hzにとどまるものの、有機EL(AMOLED)を採用しています。
カメラはイン13MP、アウト50MP(標準) + 8MP(超広角) + 2MP(マクロ) という構成です。標準レンズは光感度を4倍に高めるクアッドピクセル技術が採用されており、暗い場所でもくっきりと捉えられるとしています。
ワイヤレスネットワークは802.11a/b/g/n/acとBluetooth 5.0に対応しています。モバイルネットワークは5Gには対応していないものの、LTEは国内4代キャリアの需要バンドに対応しています(ただし、au、楽天モバイルに関してはバンドが対応していても通信できない場合もあるので注意が必要です)。
バッテリー容量は5,000 mAhで、10W出力の急速充電に対応します。
2.moto g31 筐体
前面です。ディスプレイにはパンチホールノッチが採用されています。この価格帯のモデルでもパンチホールノッチを採用する端末が増えてきました。
背面です。中央に「Motorola」ロゴが配置されたシンプルなデザインですね。低価格モデルとはいえ、安っぽさは感じられません。筐体色は「ミネラルグレイ」と「ベイビーブルー」の2色展開です。
3.MotoG31 価格など
Moto G31は2022年1月28日発売予定で、家電量販店、Motorola公式ストア、IIJmio、イオンモバイル、goo Simsellerなどで販売されます。価格は25,800円(税込)です。昨年3月に発売したmoto g30の後継モデルとなり、5Gネットワークには対応しないものの、筐体デザイン、ディスプレイがアップグレードされています。特にこの価格帯でFHD+ AMOLEDパネルを採用しているのは魅力的です。
「5G対応しなくてもよいので、カメラ性能やディスプレイ品質が高い端末がほしい」という方にはちょうどいい一台になりそうです。
4.関連リンク
moto g31:motorola