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Lenovo Idea Tab ー Dimensity 6300搭載でディスプレイは11インチ2.5K解像度、ペン入力もできる低価格タブレット

Android

Lenovo Idea Tab
LenovoがAndroidタブレット「Idea Tab」を発売しました。既存モデルに「Idea Tab Pro」というのがありますが、このIdea Tabは「Pro」がつかないぶんスペックが少し低く、サイズが一回り小さく、そして価格も安く設定されています。とはいえ、ウインタブがよく紹介している中国メーカーのタブレットよりも「ワンランク上のタブレット」と感じられます。

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1. スペック

項目 仕様
OS Android 15
SoC MediaTek Dimensity 6300
RAM 4GB LPDDR4X
ストレージ 128GB
ディスプレイ 11インチ (2560×1600) 90Hz
バンド 5G/LTE非対応
無線通信 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.2
ポート類 USB 2.0 Type-C、オーディオジャック
microSDカードリーダー
カメラ 前面 5MP/背面 8MP
バッテリー 7,040 mAh (約12時間)
サイズ 254.6×166.2×7 mm
重量 480 g

2. OS/SoC

OSはAndroid 15で、製品ページに「Android 17 まで の OS アップグレードと、2029 年までの 4 年間のセキュリティパッチが提供される」という説明がありました。Lenovo製なので、OTAアップデートはしっかり実施されると思います。

SoCはDimensity 6300です。Antutuスコアは約42.5万点 (出所:Nanoreview)と、中国タブ中上位モデルに搭載例の多いHelio G99 (スコア40万点前後)よりも「若干いい」くらいです。このSoCはモバイル5G通信にも対応しますが、Idea TabはWi-Fi専用機です。

3. RAM/ストレージ/ディスプレイ

RAMは4GB、ストレージは128GBです。RAMについては「足りない」と感じられます。中国製品によくある「RAM拡張機能 (ストレージの一部を仮想RAMとして使う機能)」についてはメーカーサイトに全く説明がなく、実装されているのか不明です。ストレージも128GBと、決して大きいほうではありません。

Lenovo Idea Tab

ディスプレイは11インチで解像度は2.5K (2560×1600)、リフレッシュレートは 90Hzです。Idea Tab Proは12.7インチサイズなので、それより一回り小さいです。このディスプレイは筆圧に対応するLenovo Tab Pen Plusによるペン入力が可能です (筆圧は4,096段階と思われますが、製品ページに具体的な数値がありませんでした)。Idea Tab Proに付属するペンと同じ名称ですが、Idea Tab Proはペンが付属するのに対し、Idea Tabではペンは別売りとなります (9月11日現在、このペンの単品販売ページができていないようで、価格が確認できませんでした)。

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4. 筐体

Lenovo Idea Tab

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ポートはUSB 2.0 Type-CとmicroSDスロット、そしてイヤホンジャックがあります。また、スピーカーは (横持ち時の)左右側面に2つずつ、合計で4つ搭載しています。「ドルビー・アトモスでチューンアップされた4つのスピーカー」という説明がありましたので、音質にも期待できそうですね。

Lenovo Idea Tab

下側面にPOGOピン (スマートコネクタ)がありますが、Idea Tabはオプションでキーボード付きケース (Lenovo Idea Tab Folio keyboard)があります。本体とセットで購入すると5,940円と、比較的手頃な価格になります (単品価格は8,800円)ので、できればセットで買いたいところ。

5. 価格など

Lenovo Idea Tab

Lenovo Idea TabはLenovo公式サイトで販売中で、9月11日現在の価格は30,800円と、中国タブを見慣れたウインタブにとっても割と購入しやすい価格です。

残念なのが「RAM容量」でしょうか。製品の位置づけとして「高品質なペン入力や快適な動画視聴ができるタブレット」ということが言えそうですが、動画視聴はいいとして、ペン入力でCLIP STUDIO PAINTなどのアプリを使って凝った制作をする際に4GBだと厳しいのでは?という気もしますね。

6. 関連リンク

執筆者:ウインタブ
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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ノートPCやタブレットのレビューを中心に、実用的な製品選びを提案する情報サイトです。
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