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LEMFO LEM14 - 次世代スペックのAndroid OS搭載スマートウォッチ。デザインやサイズ感もよさそうです

LEMFO LEM14
中国のスマートウォッチメーカーLEMFOが、Android OS搭載のスマートウォッチ「LEM14」を発売します。Android OS搭載スマートウォッチのジャンルでは「Kospet Prime 2」と「Zeblaze Thor 6」がつい最近「次世代スペック」となって発売されましたが、予想通り、というか、このLEM14も次世代スペックになっています。

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このジャンルではZeblaze、Kospet、そしてLEMFOが積極的にニューモデルを展開しているのですが、おそらく「メカの基本部分は共通」と思われます。どこかに元締めがいるのかもしれませんし、この3社のいずれかが元締めなのかもしれません。そのへんは私にもよくわからないのですが、これらのニューモデルの品定めはデザイン(サイズ感)とカメラ、そして価格が重要になってくると思います。スマートウォッチは「腕時計」ですから、デザインも重要ですよね。なので、3社の同世代のモデルをよく見比べてみるのが大事かと思います。

1.スペック

   LEMFO LEM14
OS Android 10
CPU MediaTek Helio P22
RAM 4GB
ストレージ 64GB
ディスプレイ 1.69インチIPS(450 × 450)
LTEバンド B1/2/3/5/7/8/12/17/20
SIM Nano SIM
ネットワーク 802.11 a/b/g/n、Bluetooth 5.0(ウインタブ推定)
入出力 POGO Pin
カメラ 8MP+13MP
バッテリー 1,600 mAh
サイズ 文字盤長50.5 mm、厚さ18.5 mm、バンド込みの全長265 mm
重量  90 g

冒頭に書かせていただいた「次世代スペック」というのはこうです。

OS:Android 10
CPU:Helio P22
RAM:4GB
ストレージ:64GB

次世代スペックの製品が出る直前までの、OS搭載スマートウォッチのスペックはこうでした。

OS:Android 7.1
CPU:MT6739
RAM:多くて3GB
ストレージ:多くて32GB

4項目がすべてリニューアルされた、ということです。次世代スペックであれば、2020年の水準だとエントリークラスのスマホと同等、と言えますよね。

Zeblaze(Thor 6)、Kospet(Prime 2)、LEMFO(LEM14)で違いが出てくるのはこの後です。ディスプレイサイズと解像度が異なります。

LEM14:1.69インチIPS(450 × 450)
Prime 2:2.1インチIPS(480 × 480)
THOR 6:1.6インチIPS(400 × 400)

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OS搭載スマートウォッチは単体でスマホとして使えますので、ディスプレイサイズは大きいほうが操作しやすいです。いや、操作しやすいという言い方ではなく「よりまともに使える」と言うほうが妥当かもしれません。この3機種の中ではKospet Prime 2が最大サイズで、操作性に優れるとは思いますが、そのかわり「デカイ」です。スマートウォッチは腕にはめるものですから、大きすぎるとデザイン性を損ねかねませんし、重いし、変に目立ってしまいます。このトレードオフ、結構悩みどころなんですよね。ちなみに、1.6インチとかでもそれなりには大きく感じます。

それと、カメラの仕様が異なります。

LEM14:前面8MP+側面13MP
Prime 2:13MP(回転式)
THOR 6:前面5MP+側面5MP

カメラについてはKospet Prime 2が回転式を採用していて、LEM14とZenlaze THOR 6はこのジャンルでは一般的となっている前面+側面の2カメラ仕様です。ウインタブの経験上、OS搭載スマートウォッチのカメラ性能は「ひどい」ものだと評価していますが、LEM14の13MPカメラというのは画素数的には十分と言えますので、撮影品質にも少し期待ができそうですね。

LEMFO LEM14
これがLEM14の側面カメラです。腕時計のリューズの位置にあります。配置的に前面のカメラはもっぱらビデオチャット用(あとは顔認証用)、この側面カメラはスナップ写真用ですね。

また、OS搭載スマートウォッチの弱点として「バッテリー持ち」が挙げられます。2年くらい前の製品だと、普通に使っていてバッテリーが終日は持たない、という状況でしたが、最新モデルでは概してバッテリー容量が大きくなっています。

LEM14:1,300 mAh
Prime 2:1,600 mAh
THOR 6:830 mAh

mAhという単位は必ずしも絶対的な物差しとは言えませんが、一応mAhで比較すると、LEM14とKospet Prime 2が1,000 mAh越えの大容量になっています。

LEMFO LEM14
LEMFOの作った画像によれば、待ち受けで3-5日、通常利用で24時間、ということなので、話半分としても、朝に家を出て夜に家に帰る間はバッテリーは持ちそうです。

そしてサイズです。

LEM14:文字盤長50.5 mm、厚さ18.5 mm、バンド込みの全長265 mm / 90 g
Prime 2:73.75 × 63.75 × 17.4 mm / 120 g
THOR 6:54 × 51 × 17.8 mm / 74 g

物差しが異なっているため、比較がしにくいですが、サイズ、重量とも最大なのがKospet Prime 2、LEM14とZeblaze THOR 6はサイズ的には近く、バッテリー容量が大きい分LEM14のほうが重い、という感じです。Prime 2は実機を見たことがありますが、「相当でかい」です。スペック的にはかなり期待できそうなPrime 2ですが、サイズに関しては分が悪いですね。その点LEM14はスペック、ディスプレイサイズ、カメラ性能、そしてバッテリー容量のバランスがいいと感じます。

2.筐体

LEMFO LEM14
デザインについてはお好みの問題なので、絶対的にいいとか悪いとかは言えませんが、このデザインはなかなかカッコいいと思います。文字盤(この画像だとアナログ時計に見えますが、実際には液晶画面です)のデザインもいいですね。このデザインは「着せ替え可能」です。

LEMFO LEM14
背面です。充電とデータ接続はPOGOピン(4ピン)で行います。もちろん接続ケーブルも付属します。また、背面には心拍数センサーもついています。なお、最新のヘルストラッカーについている温度計とか血中酸素濃度計はありません。

LEMFO LEM14

クリックで拡大します

側面とサイズ表です。実際に腕に巻いてみないと大きさのイメージが湧きにくいと思いますが、これ、結構デカイです。

LEMFO LEM14
それともうひとつ、スペック説明のところで比較したKospet Prime 2およびZeblaze THOR 6にない機能として「IP68レベルの防水・防塵性能」というのがあります。正直なところ、この画像のように水泳に使えるかどうか、というのは少々疑問ですし、お風呂に入るのも勇気がいりそうですが、そこそこの防水性能はあると考えていいでしょう。ちなみに前面ガラスもゴリラガラス4という説明がありましたので、耐衝撃性もありそうです。

3.価格など

LEMFO LEM14は中国の通販サイトBanggoodで「In Stock Alert」というステイタスになっていて、12月1日現在まだ販売がスタートしていません。参考価格は199.99ドル(21,210円)です。おそらく実売期でもこのくらいの価格(セールで10ドルOFFくらい)で推移するものと予想します。

私自身、LEMFOのOS搭載スマートウォッチを2機種持っていまして、Zeblaze、Kospetよりも少し親しみがあります。ただし、Android OS搭載スマートウォッチはまだ発展途上という感もあり、Android OSの機能をフルに使える、という感じではない、というのもあります。1.6インチくらいのディスプレイでFPSゲームができる、またデレステができる、と期待する人はいないと思いますが、メールの文字入力であるとか、簡単なパズルゲームをプレイするとかの場合でも、使い勝手が良いとは言えません。でも「腕時計で電話できる」「腕時計でYouTubeが観られる」という楽しさはあります。

別にAndroid OSに高度な知識がある人でなくても、それなりには楽しめる製品だと思いますが、「スマホの代わりになる」という水準にはなっていませんのでご注意ください。「面白そう!」という好奇心が持てる人におすすめします。

4.関連リンク

LEMFO LEM14:Banggood

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コメント

  1. 澤田伸一 より:

    LEM14のカレンダーで現在の月が違っているので現在の月のセットの仕方がわかりません 
    どうやって今の月に変更したら良いか知りたいです
    本器の詳しい日本語の取り扱い説明書がほしいです。

    • natsuki より:

      実機レビューしたnatsukiです。
      いつの間にか、変な日時が表示されてしまう現象ですね。その症状は、私も遭遇しました。
      私の場合は、
      設定>システム>日付と時刻
      の設定を変更すると直りました。
      厳密な検証はできていませんが、設定を、不具合が出たときと同じに戻しても大丈夫だったので、適当に設定を変えるか、もしかすると設定画面を開きさえすれば、日時を再読込して修正するようです。