イオシスに「Jetfon S20i」の未使用品が大量入荷し、格安で販売中です。MAYA SYSTEMのJetfonシリーズは初代モデルのみ一般ユーザー向けに販売されていましたが、今回セール対象となっているJetfon S20iは法人向けモデルとして投入されたため、存在自体知らなかった、という方も多いかと思われます。
今となってはエントリークラスの性能ですが、未使用品が1万円未満で購入出来るのでサブ機やWi-Fi運用機としてちょうど良いかもしれません。
なお、イオシスの「未使用品」とは「使用されていない開封済み商品となりますが、携帯電話、スマートフォン、モバイルルーターに限り動作確認のため通電を行っております。」と定義されています。
1.Jetfon S20i スペック
スペック表
Jetfon S20i | |
OS | Android 9 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 636 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 6.23インチ(2,280 x 1,080) |
LTEバンド |
FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18 19/20/26/28/34 TD-LTE:B38/39/40/41 |
SIM | nanoSIM × 2 |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | イン16MP/アウト13MP + 5MP |
バッテリー | 3,200 mAh |
サイズ | 155.5 x 75.7 x 8.2 mm |
重量 | 165 g |
コメント
OSはAndroid 9 Pieです。発売したのが2020年12月だったのでこの時点で既に3世代前のバージョンをプリインストールしていた点は気になりますが、初代Jetfonに搭載されていたAndroid 7.0 Nougatと比較すればサポートされているアプリは多いのでサブ機として使うのであれば特に困ることはないはずです。なおOSアップデートは配信されていません。
CPUはSnapdragon 636です。他の端末だと2018年に発売されたZenfone 5(2018)でも搭載されており、AnTuTu Benchmark v9の総合スコアは約17万点です(出所:NANOREVIEW。このCPUのAntutu Ver.9のスコアはWebでの情報が乏しく、スコアを12万点程度としているサイトもありました)。
現在国内販売されているエントリークラスの製品が概ね20万点前後であることを考えるとパワー不足感はありますが、WEBブラウジング、SNSの利用がメインであれば問題なく利用できるでしょう。RAMは4GB、ストレージは64GBで、MicroSDカードスロットはありません。
ディスプレイは6.23インチサイズで、解像度はFHD+(2,280 × 1,080)です。パネルはIPS液晶を採用しています。
カメラはイン16MP、アウト13MP + 5MPです。メーカー公式サイトにカメラ機能の説明が一切ないため、ナイトモードやAIによるシーン識別機能を備えているかどうかは不明です。動画撮影は4Kまで対応しています。
もともと「クラウドSIM」が使えることを売りにしていた製品で、5Gはサポートしていませんが対応する4Gネットワークのバンド数は多いので海外旅行時も活躍してくれそうです。ただしイオシスで取り扱っている製品ではクラウドSIMは保証対象外となり、メーカーが動作確認を行っている回線はドコモ、ソフトバンクのみなので楽天モバイルやauでは通信できない可能性があります。
バッテリー容量は3,200 mAhで、Quick Charge 3.0による急速充電をサポートしています。
2.Jetfon S20i 筐体
前面はiPhone X以降のモデルで見られる大型ノッチデザインです。ティアドロップやパンチホールが普及した今となっては逆に新鮮ですが、動画視聴時にノッチの大きさが気になるかもしれません。
背面は樹脂素材ですが、光沢加工が施されており安っぽさは感じられません。ただ使っているうちにキズが目立ちそうなのでケースを…と言いたいところなのですが、一般販売されていない製品でかのあゆが確認した限り専用ケースは出回っていないようなので、汎用的な手帳ケースも一緒に購入しておくといいでしょう。筐体色はブラックのみです。
3.Jetfon S20i 価格など
Jetfon S20iは現在イオシスオンラインショップ、秋葉原、日本橋などの実店舗で販売中、価格は8,980円(税込)です。動作確認のため一度ショップ側で開封していますが、未使用品という扱いなので付属品(USB-Cケーブル、ACアダプター等)もすべて付属しています。
一番の売りであるクラウドSIMが使えない点やOSバージョンが発売時点で古く、アップデートも行われていない点などは気になりますが、未使用品で1万円を切っているので2台目、3台目のサブ機として購入するのもありでしょう。また対応バンドも多いので海外旅行に行く予定がある方にもおすすめです。法人向けモデルと言うことで今後また市場に出回るかどうかも不明なので、レア端末が欲しいコレクターにも刺さるかもしれません。