こんにちは、かのあゆです。Huaweiは2019年5月21日に日本国内向け新製品の発表会を行い、「P30 Pro」「P30」「P30 lite」を日本市場に投入することを正式に発表しました。このうちP30 Proに関しては前モデルとなるP20 Pro同様、ドコモ向けのキャリアモデルのみの展開となりますが、P30とP30 liteに関してはSIMフリーモデルとして発売されます。
1.Huawei P30
ドコモ向けに投入されるP30 Proの下位モデルで、インカメラがクアッドカメラからトリプルカメラ構成に変更されているのが仕様上の相違点です。P30 Proに搭載されているTOFレンズはありませんが、P30でも30倍までのズームに対応し、他社フラッグシップでは撮影できない月なども綺麗に撮影することが可能です。
搭載CPUはP30 Pro同様ハイエンドクラスの性能を持つKirin 980で、RAMとストレージの仕様は先に投入されているグローバルモデルと同じく6GB/128GBです。外部ストレージ拡張は一般的なMicroSDではなくHuawei独自規格のNM Cardに対応しています。
残念ながらドコモ向けに投入されるP30 Proとは異なりおサイフケータイは今回も非搭載です。カラーは「ブリージング・クリスタル」と「オーロラ」の2色展開となります。
発売日は2019年5月24日からで販売価格は77,800円(税別)です。家電量販店、Amazon.co.jp、Huawei公式オンラインショップ、MVNO各社で取り扱われます。
なお、P30/P30 Proについては、以前紹介記事を掲載していますので、システムスペックなどの詳細はこちらをご覧ください。
Huawei P30 / P30 Pro ー 月や銀河まで撮れるスマホ最高峰のカメラを搭載したPシリーズ最新モデル!(かのあゆ)
2.Huawei P30 lite
安価な価格設定ながら上位モデルから継承された美しい筐体デザインと十分な性能で国内SIMフリースマートフォン最大のヒット作となっている「P lite」シリーズの最新モデルです。今回からliteシリーズでもインカメラがデュアルレンズからトリプルレンズに強化され、AIによるシーン自動認識機能も搭載されたことにより、前モデルのP20 liteからさらに美しい写真を撮影できるようになっています。
CPUにミッドレンジ向けKirin 710を採用しており、RAMは4GB、ストレージは64GBと前モデルのP20 liteからスペックアップを果たしています。また上位モデルのP30/P30 Proと異なり外部ストレージは一般的なMicroSDカードに対応しています。
最近大容量のMicroSDカードの価格も下がってきており、64GBのものでも980円程度で購入できるようになっているので、どうしても専用規格で高くなってしまっているNM Cardより一般的な規格に対応してくれているのは非常に嬉しいポイントです。
カラーは「ピーコック・ブルー」と「ミッドナイト・ブラック」の2色を用意しています。このうちピーコック・ブルーは上位モデルに採用されているいわゆる「トワイライト」カラーとなっており、ミッドレンジモデルながらかなり所有欲を満たすデザインになっています。
こちらも2019年5月24日(金)から家電量販店、Amazon.co.jp、MVNO各社から取り扱い開始となり、販売価格は32,880円(税別)です。正直この内容でこの価格はかなり魅力的で、「P30シリーズは高すぎる」という人にとってはこちらのモデルがおすすめです。
なおP30 liteに関しては「Premium」という名称でau向けキャリアモデルも発表されており、こちらは内蔵ストレージが64GBから128GBに強化されています。
なお、P30 Liteについても以前紹介記事を掲載していますので、システムスペックなどの詳細はこちらをご覧ください。
Huawei P30 lite - 大ヒットしたHUAWEI P20 liteがニューモデルに!トリプルレンズカメラも搭載しています!(かのあゆ)
3.まとめ
Huaweiに関しては先日記事として取り上げたようにGoogleから各種サービスの提供を一時停止するという事態になっており、今回の日本向けSIMフリー端末の発表も中止になってしまうのではないかという不安がありましたが、なんとか無事発表されることとなりました。
またこの発表会ではHuawei Japanの呉波(ゴ・バ)社長が今回の件に触れており、「既存の製品のアップデートとアフターサービスは引き続き続けていくので、日本の皆様には安心してもらいたい」というユーザーからすると心強い発言もあり、日本国内でのサポート体制を強化することも発表されています。
P30 Proが昨年の流れから引き続き日本国内ではキャリア限定になってしまった点は残念ですが、国内SIMフリースマートフォンの中で最強クラスのカメラを搭載したP30、非常に魅力的な価格設定でありながら上位モデルから継承された美しい筐体デザインとトリプルカメラを搭載したP30 liteと、今回SIMフリーとして投入された2機種は非常に魅力的な端末に仕上がっていると思います。
今後Huaweiがどうなっていくかは見守っていくしかありませんが、なんとかこの状況を乗り切って日本での製品展開も続けて欲しいと願っています。
4.関連リンク
Huawei P30 : Huawei Japan
Huawei P30 lite : Huawei Japan
コメント
Huaweiに関しては技術の不正利用がある限り、なるべく使わない方向で進むべきと思います
もし国内の会社がパクリでもしたら大騒ぎになる
中国だったらよい?
各キャリアから発売延期が続々と発表になってますね。
ARMも今後ライセンス契約を認めない方針のようですね。Kirin980がHuaweiの最後のCPUになるかも知れませんね。