こんにちは。かのあゆです。Huaweiが10月2日に新製品発表会を行い、7月にグローバルモデルが販売されたばかりの「Huawei nova 3」を日本向けに投入することを発表しました。本端末は一部地域では同じnova 3シリーズの一つである「nova 3e」として販売されている「Huawei P20 lite」とSIMフリー向けのフラッグシップモデルである「Huawei P20」の中間に位置するミッドハイモデルという位置づけですが、中身はフラッグシップモデルと同じで価格も抑えられたコストパフォーマンスモンスターともいえる一台に仕上がっています。
1.スペック
初期搭載OSはAndroid 8.1ベースのHuawei独自UIであるEMUI 8.2です。CPUはHuaweiの現行フラッグシップモデルであるMate 10 ProやP20/P20 Proと同じくKirin 970を搭載しています。
残念ながら国内発表とほぼ同じタイミングでグローバルモデルのベンチマークチーティング行為が問題になってしまいましたが、それを抜きにしても今でもハイエンドクラスの性能となっており、とてもミッドハイレンジとは言えないものになっています。
RAMは4GBでストレージは128GB。この辺に関しても上位モデルであるP20と同じスペックとなっているほか、日本国内で展開されているKirin 970搭載機の中では唯一MicroSDカードによるストレージ拡張にも対応しているため、より多くのデータを取り扱うことができるのは非常にうれしいポイントです。
液晶解像度は6.3インチ、2,340×1,080(FHD+)で、Huawei P20 liteやP20/P20 Pro同様ノッチディスプレイを採用しています。
カメラに関してはMate 10 ProやP20/P20 Proと異なりLeica監修レンズでこそないものの、アウトカメラには16MPカラー+24MPモノクロセンサー構成、インカメラも24MP+2MPデュアルレンズ構成になっているなど、上位モデルに引けを取らないスペックです。もちろんAI機能が強化されたKirin 970により、環境に応じてベストな撮影方法を自動的に設定してくれる機能も搭載しています。
またAppleのアニ文字やSamsungのAR絵文字、ASUSのZenimojiによく似た3D Qmojiという機能が搭載されており、自分の表情と声を持った3Dキャラクターを作成することが可能です。
バッテリーは3,750mAhと大容量のものを搭載しており、付属するアダプターを利用することで急速充電を行うことができるようになっています。
2.デザイン
デザインは同じnova 3シリーズとして展開されているP20 liteやP20と共通のものになっており、前面はノッチデザインを採用しています。
背面デザインもHuawei P20 liteと共通のものになっており、指紋認証センサーは背面に配置されています。カラーはブラックとアイリスパープル、gooSimseller限定のレッドの2色が用意されています。
アイリスパープルは光の当たり方によって色合いが変わる美しい加工がなされており、なかなか魅力的なカラーリングとなっています。
3.まとめ
Huawei nova 3は10月5日に発売予定で、販売価格は54,800円(税別)です。
nova 3に関しては先日取り上げたベンチチーティング行為の対象端末の一台であるため、日本国内発表直前にこのニュースが取り上げられて端末イメージに影響してしまった点は残念ですが、ベンチチート云々抜きでKirin 970は今でもフラッグシップ級のスペックを持つCPUですし、上位モデルであるP20やMate 10 Proに引けを取らない性能でありながらこの価格で購入できるのはなかなかインパクトがあります。
P20/P20 ProやMate 10には搭載されていないMicroSDカードも搭載されているなど本端末ならではのプラス要素も多く、Huawei P20 lite同様コストパフォーマンスモンスターといっていいミッドハイとは名ばかりの、まさに羊の皮をかぶった狼的ハイエンドスマートフォンとなっています。
4. 関連リンク
Huawei nova 3 : Huawei Japan