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Gionee G13 Pro - iPhoneにそっくりな低価格エントリースマホ。OSにはHarmony OS 2.0を採用

Gionee G13 Pro
こんにちは、かのあゆです。中国メーカー「Gionee」がエントリースマートフォン「G13 Pro」を中国市場向けに発表しました。筐体デザインがどこかで見たことある…、といいますか、ぶっちゃけ「iPhone 11以降のデザインからインスパイアされた」筐体を採用する、いわゆる「中華スマホ」ではよくある低価格エントリーモデルなのですが、注目すべき点は筐体デザインやスペックよりもむしろHuaweiのカスタムOS「Harmony OS 2.0」を採用している点です。

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1.Gionee G13 Pro スペック

スペック表

   Gionee G13 Pro
OS Harmony OS 2.0
CPU UNISOC T310
RAM 4GB
ストレージ 32GB/128GB
ディスプレイ 6.26インチ(1,600 x 720)
LTEバンド 対応バンド不明(2022年2月4日現在)
SIM nanoSIM × 2
ネットワーク 不明(2022年2月4日現在)
入出力 USB Type-C、オーディオジャック
カメラ イン5MP/アウト13MP +  2MP
バッテリー 3,500 mAh
サイズ 158 x 76 x 9.2 mm
重量 195 g

コメント

この記事を執筆している時点ではGionee公式サイトに本製品の商品ページが用意されていないため、中華販売サイト「JD.com」販売ページ、および「GSMArena.com」にて公開されているスペックを引用しています。

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プリインストールされているOSは「Huawei Harmony OS 2.0」です。Huaweiが制裁の影響でGoogle関連のアプリをプリインストールできなくなってしまったこともあり、従来の「EMUI」から入れ替わる形で登場したOSですが、完全に1から開発された独自OSではなく、ベースになっているのはAndroid 10です。日本国内ではスマートフォンの新モデルが投入されていないこともあり、搭載されているのはタブレットの「MatePad」シリーズとスマートウォッチの「Huawei Watch GT 3」のみとなっていますが、中国市場ではフラッグシップモデルである「P50」シリーズにも採用されているほか、2016年に発売した「Mate 9」のような古いモデルもアップデート対象となっています。かのあゆが把握している限りHuawei“以外”のメーカーがこのOSを採用するのはGionee G13 Proが初です。

搭載CPUはUNISOC T310です。他社製品だとUMIDIGI BISION X10S/X10GDOOGEE S35/S35Tに搭載されており、AnTuTu Benchmarkでのスコアは10万点程度です。GPU性能が低いので3Dゲームのプレイはいわゆる「軽量クラス」のものでも厳しいですが、2D主体のゲームであれば十分プレイ可能です。ゲームを一切プレイしないのであれば動作が重いと感じることはないでしょう。RAMは4GB、内蔵ストレージは32GB/128GBという構成で、MicroSDカードに対応しているかどうかは不明です。

ディスプレイは6.26インチサイズで、解像度はHD+(1,600 × 720)です。パネルはIPS液晶が採用されています。エントリーモデルとしては標準的なスペックで、JD.comの販売ページでもリフレッシュレートの記載は特に見受けられないので高リフレッシュレート表示には対応していないものと思われます。

カメラはイン5MP、アウト13MP + 2MPという構成です。Gionee製品に関しては実機レビューを行ったことがないため、カメラチューニングがどのようなものになっているのか不明ですが、G13 Proに関しては低価格モデルということもあり画質に関しては正直あまり期待しない方が良さそうです。

バッテリー
Wi-Fi、Bluetooth、モバイルネットワークの仕様はJD.comのサイトでは公開されていないため不明です。バッテリー容量は3,500 mAhです。

2.Gionee G13 Pro 筐体

どこかで見たことあるようなデザイン
前面です。プレス画像ということでベゼル周りに関しては「盛っている」可能性がありますが、なんというか・・・「まんまiPhone」としか言いようがないデザインです。Androidスマートフォンでは見かけなくなった大型ノッチまで再現しています。

背面
背面です。こちらもiPhone 11 Pro/Pro Max以降のデザインを再現しています。素材に関してはJD.com内商品ページによるとガラス素材が採用されているようで、低価格モデルでありながら見た目に関しては安っぽさは感じられません。筐体色は「ゴールド」「パープル」「ブラック」の3色展開です。

3.Gionee G13 Pro 価格など

Gionee G13 Proは中国通販サイト「JD.com」内Gionee公式ストアで販売中となっており、価格は32GB版が529元(9,587円)、128GB版が699元(12,674円)となっていて、日本への配送も可能と思われますが、JD.comに会員登録が必要のようです(すみません、試していません)。またGioneeはグローバルモデルも販売していますが、現時点ではメーカー公式サイトにG13 Proの商品ページは用意されていません。

iPhoneそっくりの筐体やエントリークラスのスペックなど、「よく見かける」低価格中華スマホではあるのですが、「Harmony OS 2.0を搭載している」点には注目したいところです。中国市場ではGoogleのサービスが提供されておらず、Huaweiが提供しているHuawei Mobile Serviceでも実用上問題ないこともあって採用されているものと思われますが、HuaweiとGioneeがどのような契約をしているのか少し気になります。グローバルモデルが登場した場合OSがAndroidに変更される可能性はあるものの、いろいろな意味で実機レビューしたいと思えるエントリーモデルです。

4.関連リンク

Gionee G13 Pro:JD.com

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