
FOSSiBOTのAndroidタブレット「FOSSiBOT DT3」が楽天とAmazonで発売されました。この製品は「相当にいかつい」タフネスタブレットで、ウインタブでは7月に製品紹介記事を掲載済みです。今般、日本からも気軽に購入できるようになった (しかし、製品そのものは気軽に買いたくなるような性質ではない)のと、楽天で発売記念セールを開催中なので、読者へのリマインドとして改めてご紹介します。
1. スペック表
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Android 15 |
| SoC | MediaTek Dimensity 7300 |
| RAM | 12GB(拡張機能により最大32GB) |
| ストレージ | 256GB |
| ディスプレイ | 10.4インチ(2,000 × 1,200) |
| バンド | 5G NR:n1/3/5/7/8/20/28/38/40 n41/77/78/79 FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19 B20/25/26/28A/28B/66 TDD:B38/40/41 |
| 無線通信 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3 |
| ポート類 | USB Type-C、microSDカードリーダー |
| カメラ | 前面:32MP/背面:64MP |
| バッテリー | 21,560 mAh (66W急速充電) |
| サイズ | 253.4×163.25×20.5 mm |
| 重量 | 1,070 g |
2. モバイル5G通信に対応
OSはAndroid 15、SoCはモバイル5G通信に対応し、Antutuスコアは約67万点(出所:Nanoreview)をマークするDimensity 7300です。スマホだとミッドレンジとかミッドハイクラスの性能ですが、中国タブレット用としてはごく高性能な型番と言えます。
また、対応バンドも「グローバル仕様」で、LTE/5Gとも日本の主要バンドをしっかりカバーしています。
3. 高解像ディスプレイ、しかしWidevineはL3

ディスプレイは10.4インチで解像度は2,000×1,200です。スペック的には悪くありませんが、メーカーサイトにWidevine L3と明記されていました(楽天とAmazonの製品ページには記載がありません)ので、残念ながらAmazonプライムビデオとかNetflixなどの動画サブスクリプションサービスでHD以上の画質で視聴することはできません(YouTubeはHD以上の画質で視聴ができます)。せっかく4スピーカーを搭載しているんですけどね。
4. ガチなタフネス仕様

筐体色はブルー (画像左)とグレー (右)の2色。

21,560 mAhと巨大なバッテリーを搭載しています。66Wの急速充電 (対応するACアダプターも付属)とリバースチャージにも対応します。キャンプなどのアウトドアレジャーでは「モバイルバッテリーいらず」になりますね。
…そのかわり、筐体の厚さと重さは半端ありません。10.4インチというサイズながら重さ1キロオーバーなので、通勤・通学のお供、という感じではありません。

カメラは前面32MP、背面64MPと高い画素数です。

DT3は見掛け倒しではなく「ガチで頑丈」です。MIL規格 (MIL-STD-810H)の堅牢性とIP68/IP69Kの防水・防塵性能を備えています。また、背面には明るいフラッシュライトもついています。
5. 価格など
FOSSiBOT DT3は楽天とAmazonで販売中です。上にご説明した通り、10月27日現在、楽天ではクーポン利用で49,900円、Amazonでは51,900円で購入できます。
10インチ級のAndroidタブレットとしては高価な部類となりますが、「5G対応のSoCを搭載」という点と「ガチなタフネス仕様」という点を考慮すれば妥当な価格だと思います。あと、Widevine L3という点についてはご注意ください。
6. 関連リンク
楽天のクーポン獲得ページはこちら
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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